男たちの大和☆☆☆☆☆☆以下完全ネタバレ(語らずには居れんのだよ)ゴメン!
最初に出てくる大和がでかい!
と言うか、めっちゃCG!!
って初めは思いましたが、段々と役者の魅力のせいか物語りに引き込まれていった。
主人公 神尾克己(松山ケンイチ・仲代達矢)はまだ15歳なのに戦争へ参加した。
同期の隊員には金銭的な問題から参加した者も居たと言う設定。
戦争映画で特別年少隊の主人公が兵隊で15歳設定というのは、今まであんまり見たことが無かったが、まじ若いから妙に純粋なんですね。
死とか愛とか日本を守るとかやっぱり難しいし分かりずらいけど親の愛は共通で、非常に分かりやすかった。
あの「終戦のローレライ」と違い、今回も第2次世界大戦の戦争映画だが、物語は沈没した大和の現在の映像と言う、全くのノンフィクションで始まる。
しかも本格派の日本軍隊の描写で、
根本は根性・根性・こんじょウゥ!
失態があれば尻木刀は日常茶飯事、鉄パイプまで持ち出す始末。
こっちまで尻の骨に響く感じで、強烈。
物語の主骨格は神尾克己からの視線なのだが。
完全に主人公はこの2人
・・・内田守 (中村獅童)
・・・森脇庄八(反町隆史)
ギザカッコヨスギ。
ぜひ、兄貴と呼ばせてください。
もう最後の方は既に親兄弟は神尾克己の周りには母だけだったのだが空襲で死亡。
幼馴染の野崎妙子(蒼井 優)しか残らない。
映画のなかで唯一の笑顔の女の子。
最後に広島の軍需工場で働くって(つo;)・・・分かりやすい副線!
そして最後は大和に下された命令は水上特攻だったとは、露と知りませんでした。
そして最後の激戦、これがすごい、数十機の戦闘機から雨霰の銃撃・爆弾・魚雷を喰らい、どんどん皆が死んでいく中で戦闘を続けていく、これが長い!
これで3000人が死んだと言うのだから結構リアルな戦死数のような感じがする。
神尾たちが生き残ったのは本当に針の先のような奇跡です。
実際生存者はわずか270余名だと。
沈没は、ちょっとタイタニック入っていたけど、アレより戦争だから酷い。
沈没の転覆で投げ出され、波に漂う神尾のそばで無常にも沈む西(つo;)<マジタイタニックっぽかったけど>
潜って探すが見つからず呆然とし、意識が朦朧としていた神尾を助けてさらに救援に泳いでいく森脇・・・ギザカコヨス。
生き残った神尾克己は西の母親から責められるのだが、悲惨。
野崎妙子も核爆弾の怪我で目の前で死亡。
神尾は全く救われません。
死んだと思われていた内田守にいたっては、内田真貴子(鈴木京香)に語られるだけで老年期は出てこなかったが、去年まで15人も孤児を引き取って育てて生きていたとの事。
最後に、内田の生き方で、自分の生きている意味を理解した神尾克己、彼がゆるされた瞬間
大粒の涙が出ました。
最後に流れる長渕剛の「CLOSE YOUR EYES/YAMATO」-男たちの大和 主題歌
(長渕剛のオフィシャルサイト)
CMでも流れていますが、感極まったクライマックスで掛かる。
歌詞も良いんだよ、最高!
世界大戦後60年、未だに戦争している世の中で生きる我々にとって戦争を考えるには良い頃。
沖縄での悲惨さもストーリー上から十分察する事が出来ます。
男たちの大和・・・すっかり見くびっていました。
戦争について考えなくちゃと言う問題定義もあり、本当にいい映画でした。
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「男たちの大和/YAMATO」
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その点では、他の動物と同じです。
この作品は、実在の人物がモデルになっているそうですが、是非、今も戦争している人たちに見せてやりたいものです。
ぜひ15歳の子供にみてもらいたいと思いました!
今の日本人が情けなく思ってきました。グータラグータラ食っちゃ寝食っちゃ寝して・・・男たちの大和の中の人は休む暇さえなぃとゆうぐらい・・・もぅ泣き泣き・・最後の戦闘のシーン。見ていたらもぅ「早く終わって・・・お願いやからもぅやめて・・・」とずっと思っていました。見ているこっちにも痛さがき
て・・・「もぅいいやんか!もうええやん・・・やめてーゃ」ずっとずっと心中で思っていました。なんで15歳の子供を戦争にださなあかんの??なんで?って感じでした・・・もぅ見ていられませんでした。。
でも今まで見た映画の中で一番いい映画でした。主題歌「CLOSEYOUREYES」「YAMATO」この歌もとってもいい歌で、聞いているだけで切ない気持ちになり、涙があふれてとまりませんでした・・・
みんなに見てほしい・・すっごいいい映画でした・・