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山と河と本の日々

本好き主婦のひとり言。ぴぃが登場したりしなかったり。

当りの7冊

2015-09-02 14:53:49 | 
良い感じの本に続けて当たってる最近の7冊。
面白かった!

「傘をもたない蟻たちは」 加藤シゲアキ
「勇者たちへの伝言~いつの日か来た道~」 増山実
「朝が来る」  辻村深月
「ゆるい生活」 群ようこ
「武将の末裔~子孫52人の秘話と秘宝~」 週刊朝日ムック
「芥川賞の謎を解く」 鵜飼哲夫
「富士山噴火」 高嶋哲夫 


上からのエラそーで申し訳ないが,シゲ上手くなったなぁ。
芸能界を舞台にしなかったら,シゲが書いたってことを完全に忘れてしまう,多種多様な読み応えある短編集。
1つだけ,これって皮肉かな?毒かな?形を変えたエールかな?
全然関係ない深読みし過ぎだとは思いつつ,気にし過ぎの私的ひっかかりがね・・・・。
彼の中に感謝の気持ちもあることを祈って・・・。

勇者たちへ・・と朝が来るは,全編うわ~と心が熱くなり,ラストに,あぁ良かったと。
ぜひオススメ!!

ゆるい生活は早く文庫化希望!(←マンガ買ってる間に単行本で買えや・汗)

武将の末裔は楽し。
自分の父親や祖父が何人兄弟なのかさえしらない,家系図が書けない身には,何代ものってちょっと憧れ(何かと大変だろうけど・・)
超有名歴史人,歴史好きなら知ってるのだろう人。
そことそこが後に繋がるんだ~もあり,面白かった^^

受賞するか否かは,タイミングや時代や色々あるんだろうなぁ。
何度も候補になりながらも受賞ならなかった方達が,後に審査員となってたりするのも面白いよね。
今年の分の鵜飼さん意見も聞きたいな。
2作分載った雑誌は予約中也(図書館予約かなり早かったつもりだけど,手書き用紙じゃなくてネットに上がるの待ってたら12番目。後ろにどんどん増えてる~)

噴火はね~
リアルだよね,毎度,高嶋さん。
災害的にも上に立つ人達的にも。

もし違ってたら,誰が責任取るんだと上からの指示待ち。
杞憂だと思いたいっていうのもあるよね。
全責任は私が!と動く公人・私人。
知恵出し合って,助け合って,被害を少しでも減らそうと積極的に動く人が沢山居てくれますように!という希望も込められているに違いないわと感じる力作。
読むべきと思います!!

しかし,事が起こる前に個人的には逃げたい!と思っても,仕事は・・・ってなるよね,日本人。
作品中にもカゲ薄かったわぁ,首脳陣・・・。



色々思うようにいかないことが多いけれど,それでも図書館通いの幸せだわ^^
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最近の10冊

2015-08-13 16:39:49 | 
本の雑誌やマンガをはさみつつ読んだ最近の10冊。

「竜宮電車」 堀川アサコ
「the six 」 井上夢人
「未来へ」  新井素子
「火花」   又吉直樹
「孫物語」  椎名誠

「文豪の家」 高橋敏夫・田村景子
「リバース」 湊かなえ
「ラプラスの魔女」 東野圭吾
「6粒と半分のお米」 木皿泉
「衣にちにち」 群ようこ


個人的オススメは,竜宮電車・火花。

和むのは,孫物語・6粒と半分のお米。

読む本は大半,図書館にお世話になってるが(日々大感謝!),たまに自分で買うとすっかり安心(いつでも読める~と),置いたままのメッチャ後回し~となる。

で火花がそれで,受賞(おめでとうございます~)後の大騒動見て,うっかりネタバレでもされたらたまらないと,あわてて読んだ。

なんて終わり方だ・・。
(湊さんの終わり方も,違う意味でうわっ!で。そちらは,え~残酷!それはないよぉ湊さんという・・)

映像が勝手に静かに,あるいは熱く浮かんで来た。
なんか凄いな~
個人的に好きな感じ^^
決して話題作りのための受賞じゃないよ。

売れ過ぎな気もするけど(爆)
舞い上がってつぶれる人ではないと思うので,そこは大丈夫だろうけどね~

次作も楽しみだなぁ。
ダ・ヴィンチに連載されてたのも早く文庫化してね。

薄い本だから(字・文スカスカではないけれど),普段本読まない人も,何とか読めるんじゃないかな~と思う。

これきっかけで,本って意外と面白いねって思う人が少しでも増えるといいね^^


それから,「衣にちにち」は同じくもう若くはない,あれ?って思う身にはほぉ!
1つ買ったら,それに類するもの2つ捨てるってなるほど~

まっ,問題は,必要なのになかなか買えないことね・・。
せめて捨てられるものは捨てよう(人にあげたり,バザーに出すような良い物はもってないから・汗)


衣類は増えないけれど,マンガの増えっぷりが,マズいわぁ。
自分の努力ではどうにもならない3大!ストレスのせいかしら~

マンガだけで,最近の・・書こうかしら(笑)
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あれから13冊

2015-06-21 15:44:49 | 
5月からの13冊(大して読んでないのに,すぐたまるわ~時の流れはや過ぎる!)

小説新潮・2014・12・A Very Merry Christmas!
(朝井リョウ・あさのあつこ・有川浩・伊坂幸太郎・恩田陸・三浦しをん)

「太宰治の辞書」 北村薫
「鬼談」     京極夏彦
「ヒア・カムズ・ザ・サン」 小路幸也
「栗本薫・中島梓~JUNEからグイン・サーガまで~」 堀江あき子編
「小森谷くんが決めたこと」 中村航
「少年探偵・みんなの少年探偵団」 小路幸也

「虫娘」  井上荒野
「武道館」 朝井リョウ
「火星に住むつもりかい?」 伊坂幸太郎
「有頂天家族2」 森見登美彦
「手のひらの幻獣」 三崎亜記
「凍花」  斉木香津  


オススメは「武道館」
 今目の前にあるほとんどは最近生まれたものばかり。ずっとずっと昔から当然だと思われてきたことなんて,実はほんのちょっとだけ。だから,目の前にあるほとんどは,これから新しく生まれ変わる。
 とか,思わずメモった言葉多数。

武道館に立ったアイドル,立たなかったアイドル。

どんな世界でも,何かを選んで選んで選び続けて・・・。
それで良かったのかどうかは,誰にもわからない。
決めるのは自分自身。

自分にだったり,人にだったり,登場人物を誰かに重ね・・
メッチャ良かったわ!
 

あと「有頂天家族2」と「ヒア・カムズ・・」(東京バンドワゴンシリーズ最新作)は,安定の読み応え。

「有頂天・・」は馴染みの人達に躍動感があって楽しいし,バンドワゴンはかわらず毎度心和む。
どちらもず~っと続いていって欲しい^^


あいかわらず図書館本予約限界15冊也。

本の雑誌とダヴィンチの開架下のバックナンバーをしゃがんでじ~っと探しておられる方(←つまりは自分を見るよう・笑),複数見かけてから,こちらももう予約(旦那のカードも借りる^^)

で順番来て読んだら、読みたい本の増殖っぷりが凄いことになる。
が,それもまた楽し。

何年か前に隣町と合併したことによって,そこの図書館だけが持ってた本を市のものとしてすぐ借りられる幸せ。
旦那の予約する本はよく県立から借りて下さってるから,合併がなくてもどこかしらか都合して下さるんだろうけど(有り難や~)


時間はいくらあっても足りない。
ウダウダ書く時間も惜しいのになぁ。
ど~なんだ!?自分(汗)

ともかくもいっぱい読みたい本ある幸せ^^





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まさかの3ヶ月分

2015-05-01 14:40:49 | 
何故はや5月?
飛ぶように過ぎてった3ヶ月分に読んだ本,タイトルだけ~って感じかな。
1月末~分。
2・3・4月,何やってたのかなぁ・・。

「図書館奇譚」 村上春樹
「コロボックル絵物語」 有川浩
「アプレゲール」 軒上泊
「スターダストパレード」 小路幸也 

「クラスメイツ」 森絵都
「憲法主義」 内山奈月・南野森
「洋子さんの本棚」 小川洋子・平松洋子
「これからお祈りにいきます」 津村記久子
「自滅」 柴田よしき
「明日の子供たち」 有川浩

「トオリヌケキンシ」 加納朋子
「一人っ子同盟」 重松清
「BURN」 加藤シゲアキ
「和伝書~狂言・茂山千五郎家の和らい」
「家族シアター」 辻村深月

「随筆・本が崩れる」 草森紳一
「そして生活はつづく」 星野源
「営繕かるかや怪異譚」 小野不由美
「鎌倉香房メモリーズ」 阿部暁子
「EPITAPH東京」 恩田陸
「ぼくは眠れない」 椎名誠
「本で床は抜けるのか」 西牟田靖
「捏造の科学者・STAP細胞事件」 毎日新聞科学環境部・須田桃子

以上。


オススメは,クラスメイツ・憲法主義・明日の子供たち・トオリヌケキンシ・家族シアター・営繕かるかや怪異譚・鎌倉香房メモリーズ・捏造の科学者,といったところかな。

捏造の・・は,まだ結局どうだったのか?はわからないけれど,新聞やテレビからの情報よりは詳しくて凄く興味深かった。
文庫化される頃には追記で,結論が出てるといいな。
それが楽しみ。

毎日新聞が何かの事件・出来事を追いかけたの読むと,ののちゃんは単行本化された時に読むことにして,朝日から毎日に帰ろうかしらと思ってしまう。
勧誘こないかしら。
来るのはYさんばかりなり。


3ヶ月,買った本・雑誌はほんの一瞬パラリとみただけで積み上げ,義父に借りた本も読めず,やはり図書館本に追われてたのね(汗)

でも,もっと自由時間くれたら,手持ちの,図書館の,自分の好きな順に読めるのになぁ。
しかも,1日2~3冊も可能なのに。

時間的に優雅な日々を夢見て今日もバタバタ。
う~!!


3ヶ月間,買った本・雑誌
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もう1冊目~7冊目

2015-01-28 16:33:49 | 
2014まとめも出来ぬうちに,けっこう読んじゃったよ。

まずは今年1冊目。
「ぼくらは働く,未来をつくる。」 向井理×12人のトップランナー
星2つ。作家(森見さん!)や建築家や農業や他,何かを研究したり,何かの代表だったりの12人と向井さんの対談。
理系である向井さんは素人より深いとこまで興味持ったり理解出来たりだから,向井さん自身もお相手もさぞかしお話出来て楽しかっただろうなぁというのが伝わって来る1冊。
連載時にはもっとお写真があったり,文も長かったりしたのかしら?
どっぷり文系凡人にはそこが少しもの足りないから,あと1歩もどかしさが残る。
ただ,向井さんとお相手の熱は伝わって来るので,自分でもっと知りたい!!と道しるべにはなるだろう。
あ~色んな世界,お仕事があるんだなぁって,面白い。


2冊目。「渡辺篤史の建もの探訪BOOK 25周年SP版」
星2つ半。楽しいに決まってるがね^^
ほぉ~良いな~と。
せめて図書館本じゃなくて自分で持ってて,日だまりの中でぼ~っと広げられたら尚楽しだね。


3冊目。「献灯使」多和田葉子。星2つ半。
大災厄にみまわれた後,外来語も車もインターネットもなくなり鎖国状態となった日本。
老人は100を越えても元気で,子供達は学校まで歩く体力もない。
2011年,日本は同情されたが,2017年以降は差別されるなか,ひ孫無名を育てる義郎。

有り得る話で読ませるわ~
2017年に何があったのかは,簡単に予想出来るよ・・。


4冊目。「キャプテンサンダーボルト」伊坂幸太郎×阿部和重。星2つ半。
地方病の発生源とされる蔵王の沼。
かつて公開中止となったヒーロー映画。
東京大空襲の夜,蔵王に墜落したB29の目的。
野球少年だった二人(それぞれ問題を抱え・・)が再会したことが全てに絡んで・・。

阿部さんの作品を読んだ事がないので,お二人がどのようにこれを仕上げていかれたのかがわからないのだけど,伊坂さん単独作と言われても違和感はない。
良い感じに終わるし^^

スピード感あるどうなるの?どういうこと?が予想は出来るんだけど,メッチャ面白い。ぜひ映像化を。


5冊目。「アイネクライネナハトムジーク」伊坂幸太郎。星2つ半。
登場人物が少しずつかぶって,年月もある程度前後する6作入り。
気持ちが上向きになる,笑顔で読み終えられる。
一人一人が生きてる~って感じ^^


6冊目。「ほんとうの花を見せに来た」桜庭一樹。星2つ半ともっと。
竹から生まれ,故郷を離れひっそり暮らしている吸血種族バンブー。
掟を破って,人間の子供梗をこっそり育てるバンブー二人。

誰かを思って,誰かを傷つけて。
それでも大事な人が居る,人間にもバンブーにも。
3編ともセツナイわぁ。
でも読めて良かった!!
新年早々,当りが続いて嬉し^^


7冊目。「スタープレイヤー」 恒川光太郎。星2つと少々。
さえない日々をおくる34歳夕月が,突然ひかされた籤で大当たり,異世界に飛ばされ,10の願いが叶うという。元の世界に帰りたいと願うのには最低100日は必要で。
誰も居ないかに思えた世界に現れたもう一人のプレイヤー。
共存する原住民。
しかし,どこの世界にも国同士の争いがあるようで。
巻き込まれて行く夕月。
そして他のプレイヤーの存在。
さて夕月は何を願うのか?

ゲーム感覚?
夕月の成長物語?
その世界を楽しんじゃえば,面白いと言えば面白い。

もし飛ばされたのが自分なら?と考えると楽しいのは最初の願いだけかもなぁ。
人助けもキリがないから,10個の願いで世界を丸くおさめるのはなかなか・・と思うとしんどいぞ。

1つ目はね。とりあえず住むとこがないと困るから,色々オプションつけて,夕月は自分の実家を住居として願うの。
人は呼べるけど,向こうでのその人がどうなるのか?と思うと簡単には願えないよね?
家族でも友達でも憧れの人でも。

そう思うと,私も考えたが,2つ目以降の願いって簡単には浮かばない。

ただ最初の,たしかに住むとこ(食料等生活に必要なもの込み)はまず必要だと思うと楽し。

生まれ育った家っていうのは魅力的だが,平屋でふすまだからなぁ・・と思いついたのが,うちの市の図書館!
児童書コーナーを居住空間に変えてもらって,所蔵のDVDは,我が家の私のに変えてもらってと。
うふふふ。幸せ~

夕月のように,畑やお庭もつけておくと自分でそこの世話もしてと。
楽しい夢想だが,さていくら一人好きの私でも,どの位一人で居られるかなぁ。

で,次の願いから悩むよね?
ましてや赤の他人さん達がいっぱい絡んで来たら,どう暮らす?
限りある願いをどう有効に使う?
想像するには楽しい通り越して疲れるかも~

上手な人様のお話を読んでるのが平和だね^^


書くのため込んだから,長くなった~
でも幸先良いスタート^^

良いな良いな読書(現実逃避かも~笑)






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64冊目~66冊目

2014-12-31 16:56:49 | 
今年の総計は66冊ってことかぁ。少ないなぁ・・。
量より質ではあるけれど。

では64冊目。「処刑までの十章」連城三紀彦。星2つ。
失踪した兄。義姉の話は信用出来るのか?

誰かが言ったことをそのまま信じてはいけない。
一見事実に思えたことも,その人の話からだけしか根拠がないのだとしたら・・。
なかなかに怖い

本当のところを理解したかどうか自信がない(汗)
なので,こちらよりは,まだ対談(綾辻さん×伊坂さん)部分しか読んでないけど,連城さんへの敬愛,6作家さんが選んだレジェンド文庫が楽しみ!


65冊目。「はなとゆめ」冲方丁。星2つ。
清少納言の生涯・・・と思ったんだけど,主に中宮定子さんに仕えていた頃中心だったので,ちょっともの足りないかな。
華やかさと同時に存在する様々なものがセツナイ。

 
66冊目。「ふたつの星とタイムマシン」畑野智美。星2つ半。
タイムマシンや時間を繰る能力とか絡めてはいるが,少し気弱な人達にとっての,大切な人,大切なもの。
よ~く考えたらわかってくる宝物。
少しずつ登場人物かぶりつつの7編。

畑野さんのは温かくていいね!
西野さんのイラストも良いな~

今年最後がこれで良かったな^^


さて,今年の66冊。
ベスト3は何だろう?と考えるも,ちゃんと1冊ずつ自分で確認振り返らないと,さっぱり浮かんで来ない(汗)

これだ!!というものには出会わなかったのか?
例によって,うっかりキレーに忘れてるか?(汗)

そこはまた来年。



今思い浮かぶのは,マンガ「3月のライオン」

年末に出た,バンプのファイター,3月のライオンバージョンMVがヤバい。
泣きそう。

マンガ家さんとミュージシャン,互いが好きで尊敬し合ってることから生まれたコラボ。
凄過ぎる。
これ,それぞれのファンの方しか知らないんだよなぁ。
もったいない!
大きな本屋さんでは映像・音楽一部流れてるけどね~

そっと繋いだ手,優しく取ったその手が意味するもの,読んだらわかるから,早く読んでみて~!って感じ^^

歌もマンガも素敵です。


ということで,来年も,ぜひぜひと人にススメたくなるような,熱く語りたくなるような本に出会えることを願って。


皆様(?)良いお年を!!^^
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56冊目~63冊目

2014-11-10 14:28:49 | 
何だかあっという間に日が過ぎて行ってびっくり。
ためこんて゜,早くももう詳しくはよく思い出せないのがあったりして(タイトルごとメモし忘れもある気が・汗)

とりあえずタイトルと個人的星~。


56冊目・「虚ろな十字架」東野圭吾
  ほし2つ半。上手いわな~簡単に答えは出ない。被害者家族となったが故に頑なになる気持ちが・・・。

57冊目・「ハケンアニメ」辻村深月
  ほし2つ半と少々。派遣で働くの方じゃなかった。1位の意味。一人では出来ないこと。良かった!

58冊目・「共震」相場英雄
  ほし2つ。その地で起こっていること,人の気持ちがリアル。

59冊目・「盲目的な恋と友情」辻村深月
  ほし2つと少々。それぞれにわかる部分はあるが,救いが~。

60冊目・「未婚30」白岩玄
  ほし2つ半。これで良いのか?迷いの果てにたどりつく答え。やっぱこの方の書かれるもの好き。

61冊目・「首都崩壊」高嶋哲夫
  ほし2つ半に限りなく近し。思ってたのとは違ったが,あり得る話で怖い。で,現実はたぶんもっとグダグタ。

62冊目・「闇に香る嘘」下村敦史
  ほし2つと少々。兄は本物なのか?盲目の弟の抱いた疑惑。母が隠そうとした事は・・。読ませる展開。「血」にあまり価値をおかない私にとっては,なるほどとう~ん,どうかなが同居。

63冊目・「丹生都比売」梨木香歩
  ほし2つ半。作品集。なんか絵が浮かんでくるんだよね~


個人的おススメは,ハケンアニメと未婚30。
好みはわかれるだろうが。


図書館本13冊積み上げ,買って来た雑誌は本屋さんの手提げ袋!に満タン。
HDDは毎朝,残量1ケタ。

図書館本の返却日を中心に暮らしてるわ~

う~もっと自由時間くれ~。

まずはためた新聞4日分読むぞ~


   
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51冊目~55冊目

2014-09-22 17:04:49 | 
51冊目「翔ぶ少女」原田マハ。
星2つと少々。

震災で両親を亡くした長田区に住む小学生の女の子。
兄妹と共に、助けてくれた医師に引き取られ,4人で暮らしていくが。

亡くすこと,新しく築いていくこと,頼りにすること,願い。

ごく一部(現象そのものではなくて,本人にとっては大事な感情の象徴と考えれば感覚的に理解出来る)を除いて,とてもリアルに感じられる,それぞれの毎日,歳月。

読んでみて良かったなぁと思う1冊。
これからも皆で幸せにね!と。


52冊目「友罪」薬丸岳。
星2つと少々。

ようやく見つけた住み込みの仕事。
同時入社で徐々に友人となっていった同僚が,あの有名事件(少年による残忍な殺人)の犯人だったとしたら?
時を経て,名を変え社会に出て新しい人生を歩み出した"彼"。
重い過去を知ってもなお,変わらぬ友人でいられるのか?

もしも,自分がその立場だったら。

この本じゃなくても,現実世界でも・・。。
たとえば加害者であろうと被害者であろうと,その人をちょっと知ってたからといって,なぜ簡単に写真や子供時代の作文(そのたった1例で何がわかるって言うの!?)をマスコミに差し出せるのか?
その関係者だからといって,急に接する態度を変えるのか?
冷たく出来るのか?

ありがちなそういう状況を理解出来ない。
その人自身には関係のないことならば,変わらずにいたいと常々思っているのだが。

さすがに,この場合どうするだろうと,
つきつけられる,簡単には答えの出ない問いにうなる1冊。

薬丸さんてえぐるよね。


53冊目「蛇行する月」桜木紫乃
星2つ半。

道立高校を卒業したその年の冬(1984),20も年上の既婚の職人と駆け落ちした順子。
貧乏でも幸せだという順子に,友人や母は・・。
1984~2009年まで,順子と関わりのある6人の女達の揺れ動く日々。

何が幸せなのかを決めるのは自分自身。

本音や見栄や,様々な感情が見え隠れして,何かわかる気がするな~
の場面がいくつも。

読ませるわ~
他の作品も読んでみたい,新しい出会い。

54冊目「暗い越流」若竹七海
星2つ。

短編集。

久々の若竹さんは面白かった!
のだが,詳細は早くも記憶の彼方へ・・(汗)

55冊目「時の罠」
星2つと少々。

辻村深月・万城目学・湊かなえ・米澤穂信
という大好きな達者な4方の短編が1冊になっているお得な1冊。

最近多い,この手の文庫,お買い得なお値段(でもとりあえず図書館様に・汗)で,魅力的な組み合わせ多し。
電車のお伴とか,途切れ途切れの読書となる時にぴったりで良いわ^^


はぁ~
せめて3冊にしないと5冊もまとめたらしんどいわ~
薄れていってしまう時もあるしな~

時々、書き散らかした本絡みをまとめて見て下さってる方がおられるようで。
もうごめんなさい!としかいいようがないです。うう。





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48冊目~50冊目

2014-08-31 15:35:49 | 
48冊目「予言村の転校生」堀川アサコ。
星2つ。

頼りな~い父が急死した祖父の跡を継いで,故郷の村長にまさかの当選。
なりゆきで中学二年生の奈央もこよみ村に移り住む。
村にあるという秘密の「予言暦」
次々起こる事件に振り回される奈央だが・・・。

堀川さんのは,ちょっとした不思議設定と,登場人物達の生き生きとした会話が良いな~
夏休みの軽~い読み物にぴったりかな。


49冊目「ビタースィートワルツ」小路幸也。
星2つと少々。

北千住の珈琲店。
店主の弓島大を過去の事件から救ってくれ,店の常連客でもある三栖警部が失踪。
また,私が過去に巻き込まれた事件の関係者で,女子大生となったあゆみも,親友と連絡が取れないという。
全く別と思われた2つが,調べるうちに繋がりを持ち・・・。

大切な誰かのために,どれだけ真剣に動けるか,信じられるか。
それを考えさせられるなぁ。

極悪人は出てこないから,安心して読める。
どういうことなのか?読み進めるのが楽しい。

基本があったかくて読後感が良いから,小路さん好きだわ~

これシリーズ3作目みたい。
2作目が今手元に。順番・・。
単独でも楽しめるからいいか。


50冊目「豆の上で眠る」湊かなえ。
星2つと少々。

一緒に遊んでいた神社から先に帰った姉・万祐子が行方不明になってから2年たって,突然帰って来た。
当時の記憶をなくしている万祐子は,ホントに本物の姉なのか?
帰ってきた日から疑い続け大人になった妹・結衣子。

入院中の母を見舞おうと帰った駅でみかけた姉とその友達らしき人。
その人は,誰?

幼い頃に2年会わないとどうかな?
幼い時の記憶力の個人差は大きくて。
記憶力だけじゃなくて,言葉に出来ない感覚的なものもあるだろうな姉妹って。

怖いよね~湊さん。
でも読ませるよね~
映像化したらより面白そうな。
気になって一気に読めてしまう1冊。


ちょっと脱線するけど。
よくテレビとかで,大人になってからホントの血縁とかわかった時にさ。
真実を知りたい。本物のたとえばお母さんに会いたい。
その気持ちはわかる気がするけど。
その言い方,その雰囲気は,長年育ててくれた人を傷つけないのか?
感謝や愛情ってものはないのか?
と感じてしまう時がよくある。
それとこれとは話が別なんだってことなんだろうけど。

でもって,私ももし子供の時に,ホントの親が別に居るとかなってたら。
ショックだろうけど,実のところメッチャ嬉しかったりしたと思うンだよね(爆)

ここではない何処かへ。

血のつながりよりは,どれだけ満たされているか,愛し合っているか,か?


しかし,大人になってしまうと,ちょいドロドロが。
ここではない何処かへ,その言葉のもつ淡い光も・・。
新しい別の世界が今より素敵だとは限らないってことにも気付くんだな。

もう一組の愛しあえる大切な人が出来たという喜びがある場合もあり。
壊れてしまうものがある場合もあり。

まぁ血が繋がっているからといって,長年関わりを持たずに来た親族の扶養義務があなたにもありますがどうですか?無理ですか?なんて場合もあるしな。

実際に,突然,本当はね,なんて話になってしまった苦悩は,はかりしれない。

つくりもの読んで面白がってるのは,とてつもなく幸せなことであるのだろう。
脱線終了。





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45冊目~47冊目

2014-08-13 16:36:49 | 
45冊目「謝るなら,いつでもおいで」 川名壮志。

小学生の同級生殺害事件。
被害者は作者(新聞記者)の上司の娘。
近いが故に,何と声をかけていいものか・・。
記者として取材は?
当時の混乱,そしてその後。
時を経ての加害者の父,被害者の兄への聞き取り。

何てタイミングで予約の順番が来たのかと心苦しかったが。

タイトルがすべて。

何故?は誰にもわからない。
が,被害者と仲の良かったお兄ちゃんが,加害者にも被害者にも寄り添うというか,一番真相に近いとこにいるのかな?
まだまだ子供なのに,大人にならざるを得なかったお兄ちゃんの気持ちを思うととてつもなくセツナイ。

にしても,最も話を聞くべきだったろう(そりゃ年齢や状況を考慮したんだろうが)お兄ちゃんに当時,誰も話をきかなかったというのが驚き!(当時の警察も,学校も,その他事件の関係者,それぞれをケアする大人達が)

加害者は,自分のしたことの意味を,いつか理解してくれるのだろうか?
いつか,心から謝ることができますように,と・・。


46冊目「片思いレシピ」樋口有介。
星2つ。

柚木草平の娘・加奈子が通う塾で,若い講師が殺される。
加奈子と同じ塾に通う柚子とその家族が事件の真相を追うが。

浮き世離れした柚子の料理や,加奈子と父のやり取り,加奈子と柚子一家との会話が楽しい。

美味しいものを,仲の良い人達と楽しく(殺人起こってるが・汗)お喋りしながら,っていうのは良いな~

普段の人柄が,結構,人の口を軽くしたり。
肩の凝らない1冊。


47冊目「八月の六日間」北村薫。
星2つ半。

40歳独身女性。編集者が忙しい仕事の合間に,時間を見つけて登山。
山の楽しみと共に,
べったりの団体行動は苦手で,基本一人登山だけど,ちょっとした出会いは嬉しい。

北村さんがデビューされた頃,作家さんの詳細は内緒で。
男性なのか,女性なのかさえわからなかった。
で,女性だと思ってる方が多かったと思う(私もそう思ってた)

賢い,穏やかな性格の,そんなにお年ではない,若めの方予想。

今でも,この作品読んでたら,女の人でしょ?って思ってしまう。
それほど,心の動きや会話が自然。
あったかい,安らぐ1冊。

一人で泊まり登山は有り得ないけど(怖いよ~),お休み作ってリフレッシュお出かけは憧れるなぁ~

北村さんに出会ってから,もう幾年。
最初から全部読み直したいなぁ。

海辺か山辺か,景色の良いホテルで,お散歩と読書,ゆっくり夏休み。
永遠の夢。
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