ぶらり一人旅と趣味の世界

気まぐれ日記
ぶらり一人旅。趣味の世界・・など公開!

思い出の映画のひとつ

2012-12-19 | 映画

 中村勘三郎さんが亡くなられたので、久しぶりにみることに。・・・・年賀状もひと段落しましたので・・・・

 

 

「父子草」 1967年 

ガード下におでん屋を出している竹子は、初老に近い土工風の男平井義太郎の、どこか淋し気でいて、鼻ッぱしらの強い、気ップのよさに興味を持っていた。或る日、常連の若い客、西村茂と義太郎は、些細なことから喧嘩になったが、若い西村に敵うはずはなかった。それから、毎晩、西村に相撲で挑戦する義太郎だったが、それというのも、波がシベリヤで捕虜生活を終え、故郷に帰還したのだが、彼がすでに戦死してしまっていると思った彼の妻は、弟と再婚してしまっていた。妻と弟の生活を考えた義太郎は進んで身を退いたのだったが、妻の手許に残してきた息子を、西村にみたてているのであった。そんなある日、西村の恋人美代子と竹子から、西村が昼は予備校、夜はアルバイトのため、身心共に疲労し病に倒れたと聞かされた。早速、見舞にかけつけた義太郎は、生活の苦しさに大学受験を止めようとする西村を、心からしった激励するのだった。そして義太郎は竹子に、西村の学費と言って、金を渡すと、雪の東北飯場に出かけて行った。工事現場での義太郎の仕事振りは一段と熱が入り、気前のよかった彼がケチになった。好きな酒も止めて、黙々と飯場を廻っていった。そしてその度に金が西村の許に届いた。そんな義太郎の態度に、竹子は、植木鉢に父子草の種を植え、その花の咲くのを待った。父子草の花の咲く頃、義太郎が東京に帰ってくるはずであった。やがて三月下旬、義太郎がひょっこり竹子の前に現われた。ちょう度、西村の受験発表の日だったが、西村は合格していた。義太郎、西村、竹子、美代子と揃って祝盃があげられた。食台の上では父子草の鉢植がすっかり咲き揃っていた。

 


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キャスト・スタッフ - 父子草 監督 丸山誠治
出演 渥美清
淡路恵子
石立鉄男


>>『父子草』キャスト・スタッフ一覧
作品情報 - 父子草 ジャンル ドラマ
製作年 1967年
製作国 日本
配給 東宝

 

 

 ○○友情はリメイク版のような感じもします。父子草はDVDもビデオも手にはいらず・・・一回だけしか、昔、テレビで見ただけですが。もう一度、見たい映画です。○○

 

「 友情 」・・・1975年    渥美清・十八代目中村勘三郎・松坂慶子

三浦宏、22歳、学生。友部紀子、24歳、OL。二人は小さなアパートで同棲しているが、宏は昨年父を亡くし仕送りのない現在、紀子の給料と宏のアルバイトで学生生活を送っている。そして、宏は同棲生活に疲れを感じ始めていた。宏は、二カ月の約束でダム工事現場で働くことになった。宏が矢沢源太郎と会ったのは、工事現場に行く途中だった。源太郎は工事現場で働いているが、昨夜、町で遊びすぎ、朝帰りするところだった。宏は懸命に働いた。「そんなやり方じゃ、すぐばてるぜ」源太郎の言った通り、初日の夜から、宏は足腰が痛くて源太郎に揉んでもらった。二週間が過ぎた頃、東京の紀子のもとに、彼女の父親がわりの叔父、友部順吉が、宏と別れさせようとやって来たが、紀子はきっぱりと断った。その頃、工事現場で、宏の乗ったトラックが横転、宏は左腕を骨折した。駆けつけた紀子は、意外に元気な宏を見て思わず涙を流した。やがて、退院した宏は東京へ戻った。数カ月後、源太郎が上野で喧嘩に巻き込まれて留置場で一夜を明かし、宏が身元引受人になった。出所した夜、二人だけの宴が宏のアパートで始った。しばらくして帰って来た紀子を交えて三人は乾杯した。翌朝、宏と源太郎が食中毒をおこし、紀子は会社を休み看病した。そんな時、順吉がやって来て、ふたたび別れ話を持ち出した。痛む腹をおさえながら三人の話を聞いていた源太郎だが、順吉のしつっこさに、ついに怒りが爆発した。「いいかげんにしろ、ジジィ!」。元気になった源太郎が、瀬戸内海の工事現場に行くというので、宏も一緒に着いて行った。この旅で源太郎は、瀬戸内海の故郷・真鍋島のことを話した。島を出て5年、一度も帰らず、今では送金もしていないので、帰りたくても帰れない、と言う。そして、女房、子供に会いたい一心から、宏をともなって帰る決心をした源太郎だが、出航寸前に船を降りた。一人で真鍋島に行った宏は、島の旅館の主人、友吉から、源太郎一家の現状を聞いた。源太郎の仕送りが切れて生活に困った妻の加代は二人の子供と、源太郎の父、松吉を連れて、源太郎の幼な友達、健太と再婚し、今では幸せに暮しているという。源太郎も島へやって来た。宏はすぐに島を出て行くように言うが、源太郎は家へ行った。子供たちは源太郎の顔を覚えてはおらず、健太を「父ちゃん」と呼んでいた。全てを察した源太郎は、無理に作った笑顔を残して去った。全てを失った源太郎は、広島の工事現場へ行き、宏は東京に戻った。宏は源太郎との出会いと別れまでを思い出しながら、紀子とやり直す決心をしていた……。

 



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