[香港 28日 ロイター] - 28日の中国株式市場は続落して前場の取引を終えた。前日の急落を受けて中国当局が株価下支えを継続すると表明したものの、相場は乱高下の展開となった。
上海総合指数は37.0831ポイント(1.00%)安の3688.4751。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数は8.077ポイント(0.21%)安の3810.654。
両指数ともに一時5%値を下げる場面もあった。
中国当局は株式市場の安定化に向け、株の購入を継続する方針を示した。中国人民銀行(中央銀行)は短期金融市場に資金を供給したほか、追加金融緩和の可能性を示唆した。
UOBケイヒアン(香港)のディレクター、スティーブン・リョン氏は「個人投資家は本土市場に対して非常に弱気となっており、ポジションを手仕舞いしてからは様子見を決め込んでいる」と述べた。
CSI300指数先物8月限は1.5%安の3703.4。原指数を約107ポイント下回っている。
小型株も軟調。深セン証券取引所の新興企業向け市場の動向を示す創業板(チャイネクスト)指数は2.1%下落。
香港株式市場は反発して前引け。
ハンセン指数は369.33ポイント(1.52%)高の2万4721.29。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)は44.75ポイント(0.40%)高の1万1275.42。
靴生産・販売の百麗国際が4.5%上昇し、優良銘柄指数の上げをけん引。中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)は4.4%高となり、H株指数の上げを主導した。
中国東方航空は4%安。米デルタ航空にH株を発行する予定で、新株発行による希薄化が嫌気された。
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