中国にも日本と同様にたくさんの四字熟語がありますが、今回は中国語講師スタッフの董さんと孫さんにそれぞれお気に入りの四字熟語を紹介してもらうことにしました。
Q:董さんのお気に入り四字熟語とその意味をおしえてください。
董:私の好きな四字熟語は、「大智若愚」です。これは「大知愚のごとし」ですから、「本当の賢者は奥深くて利口ぶらないので、一見しただけでは愚者のように見えるかもしれない。」という意味になります。
Q:どうしてこの四字熟語がお気にいりなのですか?
董:私はこれからずっと学問の道を進みたいと思っていますが、今までに接してきた恩師のなかでも尊敬できる人は、ほとんどが「自分は賢者である」というそぶりを見せることはありません。私も同じ道を選んだ人間であるので、これからもずっと謙虚であり続け、後輩たちからも尊敬されるようになりたいと思っているからです。
Q:孫さんのお気に入り四字熟語とその意味を教えてください。
孫:私のすきな格言は「未雨绸缪」です。これは日本のことわざで言い表すと「転ばぬ先の杖」ですね。中国語の格言を翻訳すると、「雨が降らないうちに窓や戸を修繕する」という意味になります。
Q:この四字熟語を日常生活のなかでどのように実践したいですか?
孫:私も董さんと同じようにこれからも学問の道を進みたいと思っているのですが、若いうちにいろいろ学んでおけばそれはきっと年配になったときに自分の引き出しとして大いに役立つと思っています。また学問だけでなく、たとえば財産についても同じようなことが言うことができ、若いうちにお金を使ってしまうのではなく、将来いろいろお金が必要となることもあるでしょうから、少しずつでも良いので貯金をしておかなければならないのではと思っています。というわけで、私もこの格言を肝に銘じて生活したいと思っています。