悠々茶房ブログ

名古屋市東区にある中国茶カフェ・語学教室のブログ!教室イベントの記事、中国茶の記事、中国・アジア各国の文化も紹介します♪

「2013年悠々茶房新年会」開催

2013年01月27日 11時14分36秒 | 日記

悠々茶房語学教室で各国語を学んでおられる皆さんの懇親を深めるとともに、各国文化の理解を深めていただくため、1月12日に「2013年悠々茶房新年会」を開催しました。今回の新年会は第1部と第2部で実施し、第1部では中国、ベトナム、インドネシアの新年などの紹介を当教室の各国語教師に行っていただきました。その後近くの居酒屋に移り、参加の皆さんで飲食をともにして懇親を深めました。参加の受講生も中国語、ベトナム語、インドネシア語、ミャンマー語、ドイツ語、ロシア語を学んでおられる方が集まり、普段はなかなか一緒に集うことがないメンバーでしたが、第2部が終わる頃にはすっかり打ち解け、大いに盛り上がりました。

特に今回のメインは第1部で行った中国、ベトナム、インドネシアの新年の紹介で、それぞれの国の新年の過ごし方や、正月の風習、正月に食べる料理などについて、各講師にわかりやすく紹介していただきました。参加者の皆さんからも活発な質問などが出されましたが、それぞれ学んでおられる国の文化などには関心があっても、他の国のことについては知らなかった方も多く、3か国を比較して話が進んだので、その共通点や違いなども理解できたと評価をしていただきました。

悠々茶房ではこれからも語学の学習だけでなく、このような機会を設けて各国の文化や生活習慣などについても紹介できればと思っております。

 

 


「第7回名古屋中国春節祭」開催

2013年01月18日 11時26分39秒 | 日記

第7回名古屋中国春節祭が1月12日から14日までの3日間、名古屋栄の久屋広場で開催されましたので、ここで紹介させていただきます。

春節は旧暦1月1日である旧正月のことですが、この日は中国で最も重要で最大のイベントになります。2013年の春節は2月10日になりますので、今回の春節祭は実際の春節よりも約1か月早く開催されたことになりますが、ちょうど3連休にあたったこともあり、とても多くの来場者で賑わっている様子でした。

久屋広場の会場には飲食や物販などのブースが立ち並び、春節に欠かせない水餃子をはじめ、饅頭、刀削麺、羊肉串などで中国の味を堪能する人も数多く見られました。また、ステージでは、やはり春節に欠かすことのできない獅子舞や龍舞をはじめ、舞踊や雑技、変面など数多くの演目を楽しむとができました。また、会場のあちこちでも演武などのパフォーマンスをする人たちと記念撮影する人の姿もありました。

今年の春節祭は14日はあいにくの空模様でしたが、ほかの2日間は例年に比べて暖かさもあり、また3連休ともあって多くの日本人、中国人のほか、他国の外国人の姿も多く見られました。実際の春節本番はまだまだ先ではありますが、一足先に中国本場の春節の雰囲気を感じることのできるイベントになりました。


中国の春節料理北・南

2013年01月08日 12時50分52秒 | 現中国語講師

中国では旧正月の春節を盛大にお祝いしますが、春節をお祝いするための料理も欠かせません。ただし、中国の地方ごとに特色があるようですので、今回は中国東北地方の遼寧省出身のスタッフ孫さんと、中国中南部に位置する江蘇省出身のスタッフ董さんに、それぞれの地方の正月料理について尋ねてみました。

Q:東北地方では春節にかかすことのできない料理はありますか?

孫:東北地方では春節に水餃子を欠かすことはできません。春節が近づくとどの家庭でも水餃子つくりをしますが、我が家でも母や私が中心になって数多くの水餃子をつくります。そして、我が家では大晦日から春節初日にかけての深夜に家族揃って水餃子を食べます。我が家ではそれほど多くの水餃子をつくりませんでしたが、家庭によっては水餃子を作りためて何回かに分けて食べるところも多いようです。

Q:春節に食べる水餃子は普段と同じものですか?

孫:基本的には普段とかわりませんが、春節には水餃子のなかのいくつかにコインを入れるという習慣があります。これはどの水餃子に入っているかはわかりませんので、これを食べた人はその年の運勢が良いという言い伝えがありました。でも、私の場合は一度も当たったことがなかったので、小さい頃からあまり運勢は良くなかったのかもしれませんね。

Q:そのほかに春節ならではの料理はありますか?

孫:以前は肉や魚の料理は普段あまり食べることができなかったので、春節になると贅沢をして肉料理や魚料理を食べたのですが、今は豊かになり普段から肉料理、魚料理を食べるので珍しいものではありませんが、それでも春節には品数が増えたり、普段より高級な食材が出てきたりします。あと、新年から数えて15日目は「元宵節」と呼び、この日には「湯圓」という黒胡麻や落花生の餡が入った団子を食べます。「湯圓」は丸い形をしているので、家族団欒をあらわしており、いつも祖父母の家にいって家族団らんを祈りながら食べる習慣がありました。

Q:中南部に位置する江蘇省でも、水餃子は春節に欠かすことのできない料理でしたか?

董:水餃子は普段からよく食べますが、春節に欠かすことができないものではなく、我が家では春節には水餃子を食べることはありませんでした。なかには、この地方でも春節に水餃子を食べる家庭もあったようですが、それでもこの地方では欠かすことができないというものではなかったと思います。

Q:それでは董さんの家では春節によく食べたものはどんな料理ですか?

董:我が家では春節に「八宝飯」を必ず食べる習慣がありました。「八宝飯」は中国ではお祝いのときによく食べられるのですが、蒸したもち米のなかに餡の入ったもので、日本のおはぎのようなものです。そのほかにおもちも食べますし、また15日には「湯圓」を食べる習慣があります。このように私の地方の春節に食べるものは、お米でつくったものや甘いものが多かったように思われます。

Q:そのほかに春節によく食べたものは?

董:まず魚料理は必ず食べます。「魚」の字は「余」の字と同じ発音なので、「年年有魚」つまり「財産がたくわえられる」ようにという願いを込めて魚料理が食べられるのです。また、我が家ではもやし料理も必ず春節に食べました。もやしは「如意菜」とも呼ばれているので、「思い通りになるように」という意味が込められていたのではないかと思っています。