悠々茶房ブログ

名古屋市東区にある中国茶カフェ・語学教室のブログ!教室イベントの記事、中国茶の記事、中国・アジア各国の文化も紹介します♪

生活習慣の相違発見<10>

2012年05月25日 13時13分04秒 | 文化・生活習慣

日本と中国の生活習慣などの相違について発見したことを中国語講師スタッフに尋ねるシリーズですが、今回は孫講師に聞いてみました。

Q:孫さんは生活習慣などのなかで、マナーやサービスについて気がついたことがあるそうですが、どんなことでしょうか?

孫:まず店員さんや駅員さんなどの言葉使いや笑顔などといったサービスは大きく異なります。日本と中国を往復すると必ず空港を利用しなければなりませんが、まず空港での職員の対応は日本と中国で大きく異なります。中国の空港では職員は威張ったような態度が目につきますが、日本の空港では話し方や態度も親切さを感じます。同様に商店などでも日本では「お客様」が大事に扱われるのに比べて、中国の店員さんは自分たちのことの方が大事に感じているように思われます。また店員さんの態度や接し方などだけではなく、日本のお店ではアフターサービスもしっかりしているので、安心感があります。

マナーについても中国ではバスや地下鉄などの行列でも横から割り込んだりするなどの悪い点はまだまだありますし、バスのなかでは大きな声を出して携帯電話をする光景はよく見られます。マナーにしてもサービスにしても北京オリンピックや上海万博などを通して改善はみられるのですが、日本と比べると改善の余地は大きいのでもう少し時間がかかるのかもしれません。

Q:そのほかの生活習慣ではどうですか?

孫:私の住む中国東北地方では、ほとんどシャワーだけで済ませる家庭が多いのですが、日本では風呂に入る人が多いと聞いています。日本に来てからも夏などはシャワーで済ませてしまうことも多いのですが、やはり寒い冬にお風呂にはいると体が温まりとても気分も落ち着く感じがします。また、日本人は温泉が大好きですが、中国ではあまり温泉が知られていませんので温泉を楽しむ習慣もないのは残念なことです。

あと、中国では美容室や歯医者などでもあまり予約をすることはないのですが、日本ではほとんどが予約制になっています。最初のころはいちいち予約時間を決めなければならないので面倒だったのですが、予約さえしておけば待ち時間がないので今は便利さを感じています。

そして、これは生活習慣ではないのですが、日本には飲み物やたばこなどの自動販売機があふれているのが目につきます。そして、たばこや酒を買うときは年齢確認することが義務づけられているのはとてもいいことだと感じます。というのも、中国ではたばこも酒も年齢確認することはほとんどないからで、これはルールの問題かもしれません。そして、街中に自動販売機があふれているのは、まだまだ日本の治安が良い証拠であるのかもしれないと感じています。

 

 


「タイ語旅行会話レッスン」開講

2012年05月15日 12時41分53秒 | 語学レッスン・文化講座

5月から新しく「タイ語旅行会話レッスン」が開講することになりましたので、今回はタイ語講師スタッフのチャヤーニットさんにタイ語やタイ旅行での注意事項などについて尋ねてみました。

Q:タイ語の方言はたくさんありますか?どこでも標準語は通用しますか?

チャヤーニット:タイ語は大きく分類すると標準語のほかに地域によって3つの方言があります。それぞれの地域では方言で話すことが多いですが、学校では標準語で教えていますので、どこの場所でもほぼ標準語は通用すると思います。

Q:タイで買い物するときの楽しみや注意点は?

チャヤーニット:市場に行きますと地元の人たちは店の人と値段交渉している姿をみかけることと思います。ということは観光客であっても同じですから、気軽に値段交渉をしてみると楽しいと思います。タイ語は声調が難しいと言われていますので、すぐには会話が順調にできないかもしれませんが、勇気をもって文字や絵などを指さしながらでもいいので話かけたりすると、きっといい思い出になるでしょうし、地元の人たちとも親しくなれると思いますよ。でも、ひとつだけ注意することは、なかにはブランドものなどでもニセモノを扱っている人もいますので、値段が安いからといってとびつかないようにしてください。

Q:乗り物などは安心ですか?

チャヤーニット:地元の人にとってはあまり心配ありませんが、タクシー運転手のなかには地理に詳しくない観光客を少し遠回りして運転する場合があると聞いていますので注意が必要です。また、バスにはエアコンのついた値段の高いものと、エアコンのない値段の安いものがあり、特にエアコンのないバスの運転手のなかには運転が荒い人も多いといわれていますので注意してください。

Q:食べ物のなかでおススメは?

チャヤーニット:皆さんもご存知のとおりタイ料理は辛いのが特徴なので、辛いものが苦手な人にとっては少し困るかもしれませんね。でも、タイには料理の楽しみだけでなく、南国のフルーツが豊富で安いので是非味わってみてください。マンゴー、マンゴスチン、ドリアン、チョンプーなど日本ではなじみのないものや、あっても値段が格段に違いますのでまさに果物天国だと思いますよ。


日本と中国のゴミ分別

2012年05月05日 10時27分08秒 | 文化・生活習慣

今回は日本と中国のゴミ分別の違いについて、中国東北部に位置する遼寧省出身の呉さん、中南部に位置する江蘇省出身の董さんに尋ねてみました。

Q:日本と中国のゴミ分別の違いを教えてください。

呉:日本ではゴミ分別区分が細分されていますが、中国ではあまり細かくはありません。ペットボトル、瓶、缶、雑誌・新聞紙などはそれぞれ専門の回収業者が回収しますが、そのほかのゴミは燃えるゴミ、不燃ゴミ、生ゴミ、プラスチックなどは区分せずに一緒に捨ててしまいます。日本に来てから区分が細かいので迷ってしまうこともあるのですが、そんなときは日本人の友人に聞いたりして分別しています。

董:私の住んでいる地域でも呉さんとほとんど同じなので、日本に来たとき最初は面倒でしたが最近は自分なりにうまく分別しているつもりです。また、中国では毎日どんな時間帯でもゴミを出すことは可能でしたが、日本ではゴミの種類によって出すことのできる曜日が決まっているのが大きく異なります。特に夏の暑い時期になると生ゴミなどをためておくと異臭がするので困ってしまいますね。

Q:中国では大まかな区分ではあっても分別はきちんとできていますか?

董:街中でも種類を区分したゴミ箱が設置されていますが、あまりきちんと意識しないで入れてしまっている人も多いように見受けられますので、日本とおなじように細かく、きちんと分別することができるようになるまでにはもう少し時間がかかるのではないかと思います。また、日本ではゴミの種類ごとに市町村指定の有料ゴミ袋を買うということもありますが、現在の中国ではありませんし、また今後もなかなか市民に理解されないことかもしれません。これらのシステムがうまく機能するためには、日本のようにゴミ分別の大切さを市民が理解して生活習慣の一部になってしまうことが大切であると思います。

呉:私も董さんと同じような意見です。ゴミ分別することによってゴミが資源として活用できるわけですから、その大切さは小さい頃から学校教育などを通して教え、またそれを学校や家庭で実践することによって次第に定着させることができるのではないかと考えています。そういう意味では、日本では学校給食の時間などでもそのようなことを教えたり実践したりしているようなので、中国でもそのような取組はおおいに参考になると思います。