悠々茶房ブログ

名古屋市東区にある中国茶カフェ・語学教室のブログ!教室イベントの記事、中国茶の記事、中国・アジア各国の文化も紹介します♪

ミャンマー国内旅行報告

2012年12月29日 10時38分26秒 | スタッフ旅行記

当教室のミャンマー語マーナン・シュイヌエ講師は9月から10月にかけてミャンマーに一時帰国しましたが、10月中旬に国内旅行をしたということを聞きましたので、今回はその報告をしていただくことにしました。

今回私はミャンマー国内各地を巡る機会がありましたが、ここではヤンゴン、マンダレー、バカンを訪れたときの報告をさせていただきます。

まず最初に訪れたヤンゴンはミャンマー国内で最大の都市で、以前は「ラングーン」と呼ばれていました。ヤンゴンでよく知られているのは都心部の広場にあるスーレー・パゴダ、ヤンゴン丘陵にある金箔で有名なシュエダゴン・パゴダなど、仏教国にふさわしく多くの仏塔があります。皆さんのなかにもこれから訪れる計画の方もあるかと思っていますが、ここでは靴を脱いでまわってくださいね。

シュエダゴン・パゴダ

次に訪れたのはミャンマー第二の都市マンダレーです。マンダレーはかつてイギリスに併合されるまで、ビルマで独立を保った最後の王朝の首都です。ここで有名なのは近郊にある長さ1.2キロ、世界で最も長い木造の橋であるウー・ペイン橋です。建造されてから約150年の歴史がありますので、是非皆さんにも見ていただきたいのですが、恋人が二人でこの橋を渡ると別れてしまうという言い伝えがありますので、恋人と訪れる方はご注意を!

ウー・ペイン橋

私はマンダレー近郊の湖畔にあるレストランで海鮮料理をいただきましたが、ここで食べたカニのから揚げがとてもおいしかったので、写真で紹介させていただきます。

左側がカニのから揚げ

最後に訪れたのがバガンです。ここはアンコールワット、ボロブドウールとともに世界三大仏教遺跡として有名で、バガンはこの遺跡群が存在する地域をいいます。点在するバゴダや寺院はほとんどが11世紀から13世紀に建造されたもので、鮮やかな色彩のもの、様々な大きさのものが3000余りあります。

仏教遺跡群

多くのバゴタや寺院のなかでも、目にも鮮やかに映るのが金色の仏塔として知られるシュエズイー・ゴンですので、写真で紹介しておきます。

まだまだ紹介したいところはたくさんあるのですが、皆さんが旅行されるときはゆっくりとしたスケジュールで行ければいいと思いますいし、少しミャンマー語を覚えて現地の人と交流できれば最高の旅になると思います。悠々茶房の教室ではミャンマー語の会話を教えるだけでなく、旅行に関することや現地情報もお話しますので、よければ是非チャレンジしてみてください。


ドイツのクリスマス

2012年12月20日 11時18分40秒 | ドイツ語講師

ちょうど今はクリスマスシーズンですので、今回はドイツ語講師スタッフのミリアムさんにドイツのクリスマスについて尋ねてみました。

Q:ドイツのクリスマスは日本とくらべてどんな違いがありますか?

ミリアム:ドイツではクリスマスの4回前の日曜日からが大事な日で、ここからアドヴェントが始まります。このときアドヴェントクランツというもみの木でできたリースに4本のろうそくを立てます。第1週目の日曜日は1本のロウソクに灯をともし、それから1週ごとに灯をともすロウソクの数が1本ずつ増え、4週目にようやく4本のロウソク全部に灯がともるのですが、こうしてクリスマスを待ち望むのです。また、12月1日から24日までのアドヴェントカレンダーというものもあり、12月1日から毎日日付の数字のある窓を開けていきます。24日まで毎日その日の窓を開けるとキャンディーやチョコレートが入っているので、子供たちは何が入っているのかわくわくして毎日を過ごします。

下の2枚の写真は、母が送ってくれた2012年のカレンダーです。上下を比較するとわかりますが、下の方は窓を開けた状態のもので、中からチョコレートが顔を出しています。日によって形の異なるチョコレート出てきます。

Q;ドイツでも24日にはサンタクロースが子供たちにプレゼントを渡すのですか?

ミリアム:24日にはサンタクロースからプレゼントがもらえるので、子供たちにとっては1年で一番嬉しい日です。私はよく人形や服などのプレゼントをもらいましたが、男の子はおもちゃやゲームなどをもらっていました。ただ、ドイツでは12月6日にもニクラウスが来てプレゼントを渡す習慣があります。でもニクラウスは良い子にはプレゼントを渡すのですが、悪い子にはむちで罰を与えるといわれているので、なかにはビクビクしなければならない子がいるのです。

Q:ほかにも違いはありますか?

ミリアム:クリスマスイブになるとほとんどの家でクリスマスツリーが飾られますが、日本のようにクリスマスケーキを食べるという習慣はそれほど一般的ではありません。なかには「シュトレン」というケーキを食べる家庭もありますが、わたしはこのケーキに入っているレーズンが苦手なので、我が家では「シュトレン」もあまり食べることはありませんでした。一方で、多くの家では24日に教会に行くという習慣があります。ドイツでは25日と翌日の26日が祝日なので、ほとんどのお店が閉店になり、ちょうど日本の正月3ケ日と同じような静けさになります。そして、クリスマスイブを含めた3日間は、家族だけでまたは親族と一緒に、静かに家のなかで過ごす家庭が多いのが特徴であるといえるでしょう。


日本と中国の異文化を語る<4>

2012年12月12日 11時38分17秒 | 文化・生活習慣

今回は冷たい食べ物や飲み物に対する考え方について、日本と中国ではどのような違いがあるのかについて中国語講師スタッフの呉さんと劉さんに尋ねてみました。

Q:日本で生活する中で、冷たい食べ物や飲み物について驚いたことはありますか?

劉:日本のレストランなどで食事をするとき、ウエイトレスはまず水を持ってくるのですが、中国では水ではなく、熱いお茶が一般的です。しかも、冬であっても氷の入った水が出されることもあるので、先日日本に来た両親はとても驚いていました。

呉:喫茶店での光景ですが、日本人は冬でもアイスコーヒーを飲む人が見られますが、中国では逆に夏でもあまりアイスコーヒーを飲む人は少ないので、違いを感じますね。

劉:それに、夏になると日本では冷たいビールを飲む人が多いのですが、ジョッキまで冷たく冷やしている店も多いですね。

呉:中国でも最近は夏になるとビールは冷やしたものが出されることが多いですが、以前は冷やしたビールを飲むことはありませんでしたし、今でも特に冬などの時期には常温のままで出されることもあると思います。

劉:食べ物について言えば、日本人は冷たいおかずやご飯の弁当を食べる人もいますが、中国ではほとんどありえない光景ですよね。

呉:中国では学校や職場でも必ずといっていいほど保温器が用意されていて、必ず温めて食べますね。ですから、コンビになどで買った弁当を温めることなく食べている人を見るのは信じられません。

Q:食べ物で冷たい弁当を食べないということは、中国では寿司やおにぎりもあまり食べないのですか?

劉:中国では基本的に熱して手を加えたものが料理であるという考え方があるので、熱して手を加えな寿司、おにぎり、サラダもあまり食べませんね。

呉:今では中国でも寿司はよく知られた食べ物ですが、ある年代以上の世代の人たちのなかには、今でも寿司を食べることができない人もおり、実際に私の両親も寿司を食べることはできません。また、おにぎりは今でもあまり一般的な食べ物ではなく、日本のようにコンビニでたくさんの種類が置かれているのとはかなり状況が違いますね。

劉:野菜も中国では炒めたりして食べるのが基本なので、中国にいるときはあまりサラダは食べませんでしたが、母が言うにはたとえばキャベツなどは日本と中国では種類が異なるので、中国ではキャベツをサラダでは食べられないのではないかということです。実際、母も中国ではキャベツをサラダで食べたことはなかったのですが、日本でキャベツにドレッシングをかけて食べたときは、とてもおいしいと言っていましたよ。

Q:では、なぜ中国では冷たい飲み物や食べ物を飲んだり食べたりしないのでしょうか?

呉:中国では漢方の考え方もあり、冷たい飲み物や食べ物は特に女性にとってはよくないと言われていましたし、胃にも負担をかけるのでなるべく控えた方がいいとも言われていました。特に祖母などは漢方について詳しく、子供や孫にもそうした知識を教えてくれましたし、夏の暑いときでもアイスなどは食べないようにして実践していた記憶があります。

劉:それに中国は国土も広く、特に昔は生ものは保存もできなかったので、どんなものでも生で食べるということがなかったのではないかと思います。日本では魚を刺身や寿司で食べるのは当たり前ですが、牛肉や馬肉そしてレバーなども生で食べるのですから、中国人には驚きですし文化の違いを感じてしまいます。


中国語&フランス語新講師スタッフ紹介

2012年12月04日 14時33分20秒 | 現中国語講師

11月から新たに開講となったフランス語レッスンの講師、また中国語レッスンの講師も兼ねる新しいスタッフ・文さんのプロフィールなどを紹介するため、今回は文さんにいくつか尋ねてみました

Q:文さんの出身地を紹介してください。

文:私は四川省の省都にあたる成都から車で約2時間半の距離にある南充という街から来ました。皆さんは四川省と言うとパンダや四川料理、三国志の舞台となった蜀の都として知っておられる方も多いと思います。私の家でも唐辛子や山椒などの香辛料を使った「マーラー」の味を特徴とする四川料理を食べて育ったので、日本で生活するとあの辛い料理がなつかしくて仕方ありません。でもそれだけではなく、四川ではソーセージも有名で、各家庭では自家製のソーセージをつくったりしますので、家庭ごとの味の違いがありそれを自慢したりしています。

Q:上の写真はどこで撮影したものですか?

文:ここは成都にある錦里という場所です。ここは蜀の時代の街並みを再現した所で、飲食店や茶館、工芸品店などが立ち並び、変面などで知られる川劇などのイベントも行われたりするとても賑やかなスポットです。日本から成都に来られる観光客はパンダが主な目的で素通りしてしまいがちですが、四川の食文化や伝統芸能などにも触れていただければと思っています。

Q:フランス語を学ぶきっかけは?

文:私はいろいろな語学を学ぶことが好きでしたが、特にフランス語のきれいな発音で会話を聞いたりするとリズムがあるため、次第に眠気に誘われてしまうことがあります。私はこのフランス語のきれいな会話をマスターしたいと思っていますが、皆さんにもそれを感じとっていただければ幸いです。フランス語を学びはじめると、次第にフランス料理や服飾デザインなどにも関心を持つようになりましたので、皆さんにも是非そのお話もしてみたいと思っています。

Q:文さんのそのほかの趣味や関心事を教えてください。

文:私は中国の伝統音楽が好きで、自分で中国の琴を弾いたりすることもあります。日本に来てからはなかなかそのような時間も機会もなくなってしまいましたが、最近ではハワイのウクレレにも興味を持つようになりました。楽器演奏だけでなく、歌うことも好きですから、もちろんカラオケにもよく行ったりしますが、日本ではテレサテンなどの曲がお気に入りです。また、京都などの工芸品店の店頭にある伝統的で素朴なデザインの工芸品をみつけると思わず足が止まり、自分の部屋に飾ってみたいと思ったり、自分でもつくってみたいと思ってしまいます。服飾やデザインなどにも関心があるので、これからも日本のあちらこちらに出かけて、私のお気に入りを探したり、製作にもチャレンジしてみたいと思っています。