悠々茶房ブログ

名古屋市東区にある中国茶カフェ・語学教室のブログ!教室イベントの記事、中国茶の記事、中国・アジア各国の文化も紹介します♪

ベトナムのお正月

2009年01月27日 12時42分31秒 | 文化・生活習慣

ベトナムのお正月は中国と同じように旧暦でお祝いをしますが、旧正月のことをテトと呼び一年の最大の行事です。そこで、今回はベトナム語教師のヴァンさんにベトナムでの旧正月の過ごし方について尋ねてみます。

Q:ベトナムの旧正月は中国と共通点はありますか?

ヴァン:ベトナムでも都会で働く人たちは旧正月の一週間ほど前から故郷に帰るので大移動が始まります。ベトナムでも大晦日にあたる夜、以前は爆竹を鳴らして盛大にお祝いをしたものですが、最近は中国と同様に事故などが多発したため禁止となってしまいました。また、お正月になると獅子舞や龍舞などの伝統行事がみられ、子供たちは凧揚げや竹馬などをして遊んだものです。

Q:ベトナムの正月料理に欠かせないものはありますか?

ヴァン:ベトナムではもち米の中に豚肉や豆などを入れ、バナナの皮で包んだちまきのようなものを「バインチュン」と呼び、お正月料理には欠かせません。この「バインチュン」は家族揃って食べるものですが、家のなかの仏壇にもお供え物としてささげる大切なものです。

Q:ベトナムには初詣のような習慣はありますか?

ヴァン:ベトナムでは大晦日の晩にお寺に行ってお参りをしますが、このとき日本のようにお賽銭をあげるのではなく果物などを持っていきささげます。また、お寺にある木の葉をちぎって家に持ち帰り、家に飾る習慣もありましたが、このようにするとお寺の木は見事に葉がなくなってしまいますので、最近は自粛するようになりました。

※掲載の写真はベトナムのお正月風景とは関係ありませんが、「悠々茶房」の春節飾りです。






もうすぐ「春節」ですね!

2009年01月20日 12時43分58秒 | 日記

中国では旧暦の正月を「春節」と呼び、1年で最も盛大なお祭りがくりひろげられます。皆さんのなかにも爆竹で新年のお祝いをしたり、獅子舞や龍舞などの映像をご覧になったことのある方も多いのではないかと思います。今年は1月26日が春節にあたりますが、名古屋ではひと足早く16日から18日までの3日間にわたり「第3回 名古屋中国春節祭」が久屋広場で開催されました。

おなじみの獅子舞や龍舞のほか、雑技や太極拳、民族楽器演奏・舞踊などの演目を楽しむことができるほか、屋台では餃子や刀削麺などの料理、中華食材や雑貨などの物産の店がたちならび大いににぎわいました。さまざまな演目のなかでも、特に四川省の「変面」には本当にビックリ。顔につけた布製のマスクを目にもとまらぬ速さで次々ととりかえていく技には、会場からも盛んな拍手でした。実は「変面」を演じた方も去年の四川大地震で被災されたそうで、家族はいまだにプレハブ住まいだそうです。しかし、日本からの救援隊や義捐金にはとても励まされたということで、今回はそうした援助をいただいた方々に御礼をしたいという気持で日本に来られたそうです。




当店でも春節にちなんで、1月25日から「春節ウイーク」を開催いたします。詳細につきましては、「イベント」のページをご覧ください。


今年は早めに甜茶はいかが

2009年01月09日 16時55分19秒 | 中国茶、ベトナム茶

甜茶は花粉症によるアレルギー反応を抑える効果があると話題になったこともあるお茶ですが、まずどんなお茶かを簡単に紹介いたします。

甜茶の「甜」とは甘いという意味ですが、甘味は幸せにつながる味として、中国の一部の地域では旧正月にあたる春節に甘くておめでたいお茶を飲む習慣があるそうです。

甜茶になる葉は4種類ありますが、なかでもよく知られているのは、中国広西チワン族自治区で採れるバラ科の潅木からつくられたお茶です。そして、バラ科の甜茶には甜茶ポリフェノールという成分が含まれており、これがアレルギーの原因となるヒスタミンの過剰分泌を抑える働きがあるのだそうです。

今年は地域によっては昨年よりも花粉の飛散が多いという予想もありますので、早めに予防をすることが大切です。つらい花粉で悩んでおられる方は多いと思いますが、今年は一度甜茶を試してみてはいかがでしょうか。

※ただいまクーポンのご利用により、通常よりもお値打ちな価格で甜茶をお飲みいただくことができます。詳しくは、「クーポン」のページをご覧ください。