定年ジジイの夕焼け人生

朝日ほどの力強さはなくてもいいが、人生の黄昏期をせめて夕焼けほどに輝いていたい。

平均寿命

2006-07-30 09:20:07 | Weblog
先日の報道で、日本人の平均寿命が始めてほんの少々であるが、縮まったとあった。昨年のインフルエンザの影響だそうだ。
右肩上がりで伸びてきたそれが始めてチョットだけ下降したという事だ。しかしまだ日本人の女性の平均寿命は世界一であるし、男性のそれも確か世界第4位だったと記憶している。
人間は、というより動物は、本能的に一分一秒といえども長生きしたいと願うのが本能のようだから、意識的に、いや意識していなくても長生きするために必死になる。生物としてDNAに書き込まれた一番原始的行動基準であろう。

人間はその本能と、幸せという概念を結びつけて生活してきたから、長生きは幸せの最大のものであると思っている。そろそろその考えかたを変えたほうが人間のために良いのでは、という思いが出てきても不思議ではない。80年の人生が必ずしも50年の、いや30年の人生より幸せであるという無意識の意識を変える哲学を持つことが出来ないだろうか。

あらゆる手段を自動的にしろ他動的にしろ駆使して、人間の寿命を延ばそうとする試みに、もうあまり熱心にならないほうが良いのでは。たとえ短い人生でも、それがより幸福であったという図式が生まれてこないだろうか。一人の人間が成人に達する(ある決まった年令で成人になるという概念ではなく)ときに、その人の人生の充実度を思い描いて、それにそって人生を送ることができるような人間社会が実現できないかな?しかしそこに作為的な、構造的な体系ができると、今より厭な世の中になることも、また明白であるが・・・・・・・・・

また真夏の白昼夢を見た。
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