定年ジジイの夕焼け人生

朝日ほどの力強さはなくてもいいが、人生の黄昏期をせめて夕焼けほどに輝いていたい。

朝青龍の仮病と診断書

2007-07-31 08:40:45 | Weblog
朝青龍が仮病を使い、地方巡業をさぼり、モンゴルに帰国してサッカーに興じていたとのニュースは、まことにもってお粗末極まりない相撲と言う国技の一面を表している。まあ相撲が国技である、などと言う認識が時代錯誤だと思うから、こんな問題はそれ程腹も立たないが、腹が立つのは「診断書」という物に対してだ。

政治家が都合悪くなると、診断書を隠れ蓑に入院してしまい、事のほとぼりが収まるのを待つのは、今に始まったことではない。
またどこかの自治体で診断書を使って、公務をさぼり続け、給料を横領し続けた公務員がいたことがニュースになったのもそれ程古い話ではない。

診断書を使ってのいんちきは枚挙に暇も無い。診断書とは何なんだ?
診断書は一般的に、心身が健康であると証明するためのほぼ公的な書類である場合が多い。
それが心身的に「不健康である」という証明書として使用され、それを悪用することにより、個人的な不都合からの一時的逃避の盾となっている。

免許証や健康保険証が本人の証明書として提示を求められる機会が近頃大変に増えている。会社の社員証や何かの会員証ではそれに変えられない。証明書はそれほど厳格に考えられている一方で、診断書が安易に発行され、それが一般の証明書以上に重要な事項の裏づけとして使用されている。

診断書の安易な不正発行やそれの悪用がもっと糾弾されてしかるべきではないだろうか。発行については医者の良心に頼るだけとか、それの容易な悪用が可能な現在のシステムはやはり考え直されて良いのではないだろうか。
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満月と参議院選挙

2007-07-30 07:43:59 | Weblog
 参議院選挙の開票結果で自・公与党の大敗が決まったころ、夏空の天頂には、ぽっかりと満月がやけに明るく浮いていた。

この結果だけで即政権が変わるということにはならないが、立法府の構成が捻れ、日本の政治はこれまでとはずいぶんと変化して行くことになるだろう。

いまだに衆議院では与党が2/3の勢力を維持しているから、やはり自・公与党が政権を持続していくことは間違いない。自民党はほんの短期間だけ政権から退いたことがあったが、戦後の殆どを政権政党として、日本の政治を引き回してきた。考えてみればいかにも長すぎる。政界には灰汁も溜まるだろうし、官僚とのシガラミも解消できないほどもつれていることだろう。

民主党が自民党に優れているとも思えないが、この参議院選挙が契機となって、この際一度政権を交代するほうがいい。政権が交代するというだけで、どろどろと溜まったヘドロみたいなものがある部分スッキリするかもしれない。だめならまた元に戻せばいい。

権力の長期保持はほぼ真理として、それが善意のグループであったとしても、いずれ何らかの形で膿が溜まって来る。人間は本来愚かしい集団を作る傾向にある。とき時風を入れて、スッキリすることがどうしても必要だ。

      

昔、「この世をば我が世とぞ思う望月の欠けたることのなしと思えば」と詠んだ藤原氏もいずれ欠けていった。
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浜松北高等学校同窓会総会

2007-07-29 08:07:15 | Weblog
      


7月の最終土曜日は毎年浜松北高等学校の同窓会総会がある。定年で浜松に帰ってきてからは、ほぼ毎年出席している。
今年の記念公園は小椋佳。一時間半の歌を交えてのトークは洒脱で、なかなか聞かせた。

奇妙な現象だが、我々新制高等学校9回卒の出席者は毎回50名を越し、前後の卒業回の数倍の出席者がいる。
今年は久しぶりに、静岡に住んでいる村尾君と清水在住の三輪くんが出席し、旧交を温めた。
むかし、小生が清水に住んでいた頃、静岡でミニ同窓会を開いたものだった。5分でお互いに昔の顔に帰った。周りから見たら70近いジジイが懐かしがっているなんて図は、ちょっと気持ち悪いかもしれないが、当人同士はどうしてかなり心底懐かしいものである。

2次会に、これも毎年のことだが、田町のハートランドに30数名で繰り出し、これも周りから見ればお笑いの、昔話に花を咲かせた。
高等学校卒業からもう半世紀以上が過ぎ、そろそろ鬼籍に入る人間も毎年出てくる年頃だが、そんなことは微塵も感じさせない元気さが楽しかった。

小椋佳がトークで言っていたな・・・・・・・「旅はどこかに到達することが目的ではなく、旅そのものが旅なのだ。人生は死ぬことが目的ではなく、生きることが人生そのものだ。」と・・・・・・・・・・・
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二段ボックス

2007-07-28 08:05:47 | 木工
近頃フェイスワークばかりしていたので、久しぶりにセンターワークを無性にしたくなった。何か材料は無いかと部屋の隅を探していたら、ケヤキの100mm角:150mm長位の角柱が2本見つかったので、早速ボックス作りに取り掛かった。

 茶筒でも作ろうかと考えたが、それでは芸が無さ過ぎると思い、2段重ねのボックスを作ってみた。


一見茶筒に見えるが、蓋を取ると
 中子が現れ、それが入れ物になっており、


中子を取ると、その下も容器になっている。
 つまり2段重ねの茶筒といっていい。しかし茶筒なら2段に分ける意味も無い。なんに使うのか、使う人が考えればいいと言う責任の無い入れ物だ。

使用したツールは、ラフィングガウジ、パーティングツール、ドリルビット、スピンドルガウジ、スクウェアスクレッパー、スキューチゼル。
今のところは無塗装。2個つくりのに一日作業でした。手が遅い!!


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梅雨明けはまだ?

2007-07-27 08:21:58 | Weblog
         

連日真夏日を数え、空には夏の入道雲が夕日に映えている日が続いているが、一向に梅雨明け宣言が無い。
まだ今の天候が気象庁の梅雨明けの基準に無く、またそれが気象管区の地方ごとに行われるため、浜松がもう梅雨などで無く真夏ですよといっても、東海地方はまだ梅雨の中なのか。

まあそんなことはどうでもいい。昨夕の山の端に沈んでいく太陽を見れば、それがもう真夏のぎらぎらとした燃える太陽であることに間違いない。

        

今朝もケヤキ並木のクマゼミの大声が頭の芯まで響いてくる。今日も暑くなりそうだ。
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茶托を作った

2007-07-26 17:02:41 | 木工
月例会でもらった古いケヤキの板材を使って、茶托を作った。3cm厚の板をバンドソーを使って、130mmφから150φ直径の円板を10枚粗取りした。

       


 フェイスプレートに木ねじで固定する。


 旋盤に取り付けいよいよ削り始める。


 最初に高台部分をパーティングツールで削りだす。


 高台部分から、外周方向に削りだし、底部分を完成する。


 ひっくり返し、今度はチャックで旋盤に固定する。


 外周方向から中心に向かって内側を削る。


 内側を削り終わり、サンディングすると一丁完成。


取り付けては、削って、サンディングして、ひっくり返して、削って、サンディングして、それを繰り返して、10個の茶托が出来ました。
塗装をしなくては・・・・・・・・・・

      

やれやれ。
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夕焼け3景

2007-07-25 08:12:33 | 夕日/朝日
夕焼けは、太陽が沈む周囲の真紅の色彩やそれが夕空に溶け込んでいくグラデーションが美しいが、その光が照らし出す景色もまた心に沁みる。

           

浜松市中心部の高層ビルを赤く染め始める瞬間も、またそんな大きな景色でなく、マンションの廊下の壁を浮かび上がらせる瞬間も見逃せない。

     
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目的と手段

2007-07-24 16:08:51 | Weblog
個人にしろグループにしろ、物事を新たに進めようとするときには、その目的をしっかり定め、その目的を達成するための手段を吟味・選択し、その手段を実行するためのリソースを確保しなくてはならない。
この方法は、誰でも、身近な問題でも、それを意識的に行っていない場合でも、明確とはいかないにしろ、漠然と行っていること思う。

問題はこれからだ。物事を進めていくうちに、本来の目的を見失ってしまうとか、いつの間にか目的をなんとなく変えてしまうとか、困難さに直面して、目的を放棄してしまう等の場合が多いことだ。それが会社のような組織の場合、その組織の弱さに由来することが多く、そのような組織の成功する確率は低い。
個人の場合はどうだろう?よほど意思の強い人で無い限り、決めた目的を達成するための手段を日々実行していくことがなかなか困難な場合が多い。
なんとかそれを続行していく方法の一つは、手段を何とか機械的にこなすように自分自身に義務として負わせてしまうことである。しかし此処でまた問題が起こる。機械的に手段を日々こなしていくうちに、その手段が目的になってしまい、本来の目的を見失ってしまうことである。目的は状況により、ある時期にはそれを洗い直し、時として変更しなくてはいけないことは明白である。しかし手段を目的にしてしまっていると、その機会を失い、延々とただ機械的にその手段を実行していく結果になることがある。端から見るとただ頑固にあることに固執しているとしか写らないことになる。その目的がすでに殆ど無意味になった時点でも、最初に決めた手段をただ日々黙々と実行している姿は、他人から見たらただもうそれは、ドンキホーテの姿にダブってくる。

手段を目的に置き換えて何事かを機械的に進めていく姿は、ときとして喜劇的に写ることがあるが、それを脇から眺めて笑っている人間が、往々にして目的も無く毎日を無益に過ごしていることがある。いや笑っていなくてもだ・・・・・・
貴方ならどちらの人生を取りますか。いやいや、私はそのどちらでもない、目的もきっちり設定しているし、手段も手段として心得て、日々目的に向かって生きていると言う人もいるだろう。それはご立派としか言いようが無いが、どうもそういう人間とは進んで付き合いたくないことも事実だ。

などと自分の生き方を顧みて考えてみたが、自分がどんなタイプの人間なのか、自分で判断することはなかなか難しい。たぶんきっちりとした人生を歩んでいる人から見れば、ただ意味も無く生きているように見えるだろうな。

たぶん長くてもあと10年くらいの時間しか残されていないだろう。一度真面目にこれからの人生を考えてみることが必要だろうな・・・・・・・・


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夏本番

2007-07-23 16:27:07 | 子ども学習支援
今日は朝からまぶしい太陽があつい位だ。梅雨明け宣言はまだだが、空には入道雲も出て、もう夏本番の予感。

         

浜松市では、今年は小中学校の一学期の終了は、7月27日。例年より一週間ほど遅い。大瀬小学校での外国人子ども学習支援は、先週で終わり、二学期は9月6日から。しかし遠州浜小学校では、最後の週ということで、この一週間集中的に外国人子ども学習支援がある。

今日は午後から遠州浜小学校の支援に応援参加。
3年生、パトリッキの夏休みの練習帳を見てやる。久しぶりに彼をみた。彼は来日が遅かったため、去年までは、日本語能力や学力に相当のハンデがあったが、真面目で素直な性格のためか、上達が早く、練習帳もそれ程の困難なしに進めることが出来るようになっていて、ちょっと驚いた。
国語の読解問題に、めだかの生態についての文章があった。日本人の子どもであれば、3年生ともなれば少なくとも1,2回は川で遊んだ経験があり、「ヤゴ」とか「ザリガニ」が何であるかは常識として知っているだろう。しかし彼には文章中に出てくる「ヤゴ」や「ザリガニ」が何であるかが分からない。見たり、聞いたりしたことが無ければ知らなくて当然だ。
ヤゴはトンボの幼虫で、肉食。時期が来れば丘に上がり、羽化してトンボになる。ザリガニは大きな鋏を持つエビの一種で、カニといわれているがカニではなく、食べられれるけれど寄生虫を持っているかもしれないから、良く熱を通さなくては食べてはいけない、etc、etcと話を膨らませて、教える。たぶんこんな方法で教える自由度が高いのがボランティア支援のいいところだろう。

ボランティアにしか出来ないこと、ボランティアなら出来ることの強みを多いに意識して、単に日本語の勉強を教えるということではなく、常識、社会の知恵等を彼らに伝えていくことも重要だろう。ふと、そんなことを考えながら、パトリッキと時間をすごした。

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雨のち晴れ

2007-07-22 08:21:12 | Weblog
明け方まで降っていた雨もさっぱりと上がり、今日は久しぶりに朝から太陽がまぶしい。

          

車も草木も雨滴を一杯に残して、日の光の中で光っている。

          

地面からも、地上のびっしょりと濡れた物々からも水蒸気がいっせいに立ち上り、空気は湿度で埋め尽くされたようだ。気温もぐんぐんと上がることだろう。
今日は蒸し暑い一日になりそうだ。そういえば、旧遠州病院前のケヤキ並木からの蝉の声が激しい。蒸し暑さを一層掻きたてるようだ。

さて今日は何をしよう・・・・・・・・
こんな日はかえって作業でもして過ごしたほうが、身体はダルクなら無いだろう。
気合を入れて木工でもしよう。
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