夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年10月19日(木)「実感としてのアベノミクス」

2017年10月19日 21時53分36秒 | 「政治・経済」
アベノミクス5年の総括が必要になっている。
さらにアベノミクスを続けるべきか、、、、
与党や報道によればまさに「景気のいい話」が大きく伝えられている。
一方では景気のいい話が一般庶民に実感されているかどうか?
BLOGSに安倍政権5年の激増ベスト3は富裕層資産、大企業役員報酬、自民党への献金という記事があった。
「棒グラフを見ると唖然としますね。アベノミクスは成功か失敗か?企業や富裕層から見れば成功なのでしょうが、水膨れの円そして低いところから高いほうへの所得移転からなら経済は好転していない」(ツイッターでの僕のこの記事への感想)
野党が「実感のない」という言葉を多く使いながらアベノミクスへの批判を高めていますが、この「実感のない」の中身でもあるでしょう。
雇用者数が多くなっているとしても年金支給年齢引き上げにより60歳以降も働かなくてはならない実態。その配偶者(女性)も働かざるを得ない実態。高齢者や女性の低賃金雇用が進んでいるという事です。もちろん若いサラリーマン世帯も同じでしょう。
どう見てもアベノミクスは矛盾に満ちた政策であったとしか言いようがないです。
一方多くの富を得た企業はどうか?
神戸製鋼や日産のデータ偽装など。東芝の経営危機も出ている。日本の経済をけん引する巨大企業の利益の実態の一面を見るような思いです。
銀行も含めて巨額の利益を投資する場もなくなっている状態です。
貨幣が資本に転嫁できない状態、得意貨幣が有り余っている状態は資本主義では不況のど真ん中にあることを示していますし、経済の危機的状況でもあります。この危機をどうにか切り抜けねばならないのですが、アベノミクスはさらにこの矛盾を拡大するだけで、株価や企業利益が増大するという表面的なものを示して成功とするしかないのです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2017年10月17日(水... | トップ | gooお題「服はリサイクルして... »

コメントを投稿

「政治・経済」」カテゴリの最新記事