のんびりぽつぽつ

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2021年9月の読書

2021年10月22日 21時06分02秒 | ★★★毎月の読書まとめ

バタバタしていた1ヶ月。ついに3冊しか読めなかったのか……

有栖川有栖作品の魅力を再確認できたのは成果、です。


9月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1168
ナイス数:303

スイス時計の謎 (講談社文庫)スイス時計の謎 (講談社文庫)感想
再読)カナダ金貨の謎からの振り返り。有栖川有栖の同級生の事件ってなんだったっけかな?と。4つの作品はそれぞれに楽しめるけれど(彫刻家のお話は若干ニガテ)やはり表題作が一番惹かれる。有栖の高校時代のトラウマ?も描かれつつ、火村の悪魔的考察が一人の人物を追い詰める。そこは有栖と同様一旦飲み込んで考え直してなるほど、と納得できるものだったんだけど。今回はなんだろうな。それでも人はひと、なんだな。彼の中の本音の叫びが哀しいな。そうも感じた時間だった。
読了日:09月23日 著者:有栖川 有栖
カナダ金貨の謎 (講談社文庫)カナダ金貨の謎 (講談社文庫)感想
久しぶりの有栖川さん。久しぶりの火村&有栖シリーズ。なんだかまたまた久しぶりに「楽しいっ面白いっ」と思いながら各短編を読んだ気がする。別に最近の読書が苦痛だった訳ではなくそれぞれに楽しんで読んでいるけれど、なんていうのか、その楽しさと違う、懐かしい楽しさ?わくわくする、が近い?いやでもそうじゃないけどそうなんだよ、な楽しさ(言ってる本人が分かってません)で、本当に楽しく各作品を味わいました。トロッコ問題の一場面。火村の答えを有栖が思うところは、ああ、まだその答えを貰っていないなぁと思いつつ沁みる感覚。→
読了日:09月10日 著者:有栖川 有栖
さすらい猫ノアの伝説 (講談社文庫)さすらい猫ノアの伝説 (講談社文庫)感想
本屋さんでタイトル買い。「おめでとうございます!あなたのクラスはノアに選ばれました。」そんな出だしで始まる手紙を首に巻いて現れる一匹の黒猫。受け取った子どもが、そしてそのクラスがそこからどう変わっていくのか。忘れていることを思い出させてくれる猫は小さなきっかけを与えてそっとその場面を動かしてくれる。学校の教室。出会いと別れのその場所が心を豊かにしてるれる場所であるように。そんな作者の願いが込められた一冊。遠い日々、転校生だった自分を思い出しつつ、色んな感情を重ねながら読んだ。ノア。今はどこにいるのかな。
読了日:09月02日 著者:重松 清

コメント
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