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2018年3月の読書 木内昇著「茗荷谷の猫」がお勧め

2018年04月09日 08時54分27秒 | ★★★毎月の読書まとめ
やっとパソコン立ち上がりました(-.-;)
とってもPCの機嫌が悪いです。
今では月に一度このまとめをUPするときだけ立ち上げる状態ですけど。
困ったな。
もしこの子が疲れきっちゃったらこれからどーすりゃいーんだろ。
スマホからまとめって投稿できるのか!?←心配どころはそこしかないんかぃ!!

さてさて
なかなか読めない定番の月、ですが。
木内昇さんがとても良かった。
今まで「幕末の青嵐」しか読んだことがありませんでしたが、ほかの作品も追ってみたいと思います。
そして。
絶景本棚は。たのしーわー。これは読了、っていうより何かっちゃー開いて遊ぶ絵本のような感覚です。

3月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:2212ナイス数:782ラプラスの魔女 (角川文庫)ラプラスの魔女 (角川文庫)感想これはSFに分類してもいいんですよ、ね?文庫化されたことからよーやく読んだのですが情報なんにもなく、読み進めてその予想外の世界にストレートに「面白い!」と思えて幸せでした(笑)主人公さんが背負うものは重いのだけどそれだけではなく、有り得そうと思わせながら謎解きか進み、でも今の常識の中から少しズレた未知の世界。ちょっと意外だったのは刑事さんが案外主要な所から離れてること。補完する立場だったのかー。いや、教授さんは納得だけどこの刑事さんももっと核心に迫った位置にいるのかと勝手に想像してたので。→読了日:03月29日 著者:東野 圭吾
有元葉子の「和」のお弁当有元葉子の「和」のお弁当感想図書館)ツレヅレハナコさん紹介本。有元葉子さんは好みの料理研究家さんですが、この本いいなぁ。ずーっとお弁当作り続けているけれど、改めて「和」とくくられた1冊が新鮮に感じました。知らなかった保存法もあるし、この春(というかもう来週から)ふたり分作らなくちゃいけない私によい刺激になりそうです。手元に置こうか、な?読了日:03月28日 著者:有元 葉子
Lily ――日々のカケラ――Lily ――日々のカケラ――感想ゆり子さんがつまってる。って私の目的は雪ちゃんなんでしたが。柔らかい印象が強いけれど、この人は凛とした姿がとても似合う生き方なのだな、と思いました。図鑑(変な例えかな?)のようにあちこち開いてこれからも読み返します。で、その都度きっと姿勢をただすんだろうな。読了日:03月22日 著者:石田ゆり子
絵本「旅猫リポート」絵本「旅猫リポート」感想図書館本)単行本を図書館で借りて読んで、文庫化されて手元に置いて、そしてこの絵本。確実にラストを知っていても涙を堪えられないその時。「絵本」だけあってとても簡潔に言葉を選んで物語は進み、そして大好きな村上勉さんの絵が本から溢れる。コロボックルまで出てきてくれてほっこり優しくそして、哀しく。どんな形でもこのお話は涙で終わる。でも悲しいけれどあったかい。どの形でもそれはおなじ。もし子どもたちがこの絵本を手にしたら、いつかまた文庫か単行本でも手にしてほしいなと思います。読了日:03月21日 著者:有川 浩
新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)感想再読)新選組の一人ひとりの視点から心の内側を描き、各自からみた時代を描きつつ編まれて進む群像劇。鳥羽伏見の戦い位まで、何かにつけて辛くて一気に読めず、でもそのあとは落日に向かいながら土方さんと総司の目と想い、言葉に引っ張られて駆け抜けた。多摩で希望を語っていた若き日から函館まで。敗者側からの物語はいつも辛くて切ないのだけれどそれでもその生き抜く姿に力をもらう。気持ちを改めて鷲掴みにされて本を閉じた。今回、「組!」がめちゃくちゃ重なったこともこっそり記す。読了日:03月20日 著者:木内 昇
ツレヅレハナコの じぶん弁当 (小学館実用シリーズ LADY BIRD)ツレヅレハナコの じぶん弁当 (小学館実用シリーズ LADY BIRD)感想図書館本)ずっとだんなさんのお弁当を作り続けています。で、春から下の子が復活です。やる気UPの為に日頃からSNSやブログなどチェックはしてるんですが、たまに。こうして新たなレシピ本(紙)を広げてみたくなります。今回は「じぶん弁当」だったので10項目の決まりはわが家にはちょっとはまりませんでしたが、卵料理とかちょこっと隙間にとか、なるほどな~なレシピを見つけました。メモ!それと、「一品弁当」いいですねぇ。やってみたいねぇ。ダメかなー?読了日:03月17日 著者:ツレヅレ ハナコ
キキとジジ  魔女の宅急便特別編その2 (福音館創作童話シリーズ)キキとジジ 魔女の宅急便特別編その2 (福音館創作童話シリーズ)感想「飛ぶことは特別だけど、飛べるから特別ってわけじゃない」キキとジジがどうやって出会って育ってきたのか、その一番始めからの物語。とても穏やかで安らげるお話でした。ふたりが助け合い時には反発しあいながら育つ姿。それを見守るコキリさんとオキノさん。コキリさんがキキに話しかける言葉が沁みて素敵です。キッチョンさんが気になりながら、ふうわりと読み終えました。ところどころに出てくる「おさんぽ ぽいぽい~♪」の詩がすごく気になったら、やっぱり!nコン小学校の部の課題曲の作詞を角野さんが手掛けたことがあったのですね。→読了日:03月04日 著者:角野 栄子
茗荷谷の猫 (文春文庫)茗荷谷の猫 (文春文庫)感想筆者の作品は2つ目。何処か、何時かが重なりあいながら紡がれる短編連作。時間は市井の人々の営みが重なりあい織り上げられて描かれるものだと気が付く。その重なる模様にその時の人には意味はなくともなんだかほっとしたり哀しくなったり憤りを感じたり。でもそれもまた人の営み。時代の大きなうねりの中でも案外みな、こうして生きてきたんだろうな。答えなんてないんだ。色々な想いがいま上手く言葉にできない。ただ。「幕末の青嵐」もそうだったけれど、不意討ちの涙を堪えられない作品だった。特に染井の桜と庄助さん。読了日:03月02日 著者:木内 昇
絶景本棚絶景本棚感想ただひたすらに、あの素子さんの書庫…本棚がカラーで見られる!!というそれだけで手元に(笑)こだわった棚とか本のリストは以前から知ってたけれど、手書きの「貸し出しノート」がなんだかとても嬉しかった。あー新井家(本名はたーさん家です)らしいなぁ、とほっこり。あと、京極さんの本棚がまた魅力的というか怨霊さんとか出てきそうというか、作品そのまんまだなぁ、などとも。知らない作家さんたちもみな、それぞれの「景色」がはっきりとあるので絵本のように見ていても楽しいし背表紙追うと時間を忘れられます。読了日:03月01日 著者:
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素子の碁-サルスベリがとまらない トーク&サイン会

2018年04月08日 17時32分36秒 | ★★新井素子


4月6日 19:00より
書泉ブックタワー9階会場にて



今回は筆者である素子さんと、そしてなんと旦那さまお二人でのトークです。
聞いた(目にした)途端に申し込み、今までで一番早い番号を頂いてビビり、
当日は早めに着いたので文庫本階をうろうろしてたら集合時間に遅刻(爆)
けれども前から2列目に座ることになりました。

で、お話は。
囲碁に夫婦でハマっていったきっかけと経緯。そして現在。
その間、手嶋さんは「素子さん」と呼び、素子さんは「だんな」と呼ぶ。
棋風の違いが離婚原因になりそうになったため、今は詰碁以外はふたりで打たない(詰碁ってふたりでできるの?)
日本棋院の門を叩いたのは手嶋さん。やるならとことんきちんと、という性格なので、素子さんを誘っていった。
囲碁の先生(会場にいらしてた)と生徒とで合宿までした。
その発案も手嶋さん。具体的にどうやるかを決めたあとは丸投げで幹事は必ず素子さん(笑)
一事が万事全てこの調子なので、素子さんは当日も囲碁より皆さんのお世話に気が行ってしまい、そのために少々囲碁の力が滞っている?

こんな感じで基本、お話の口火は素子さん。そこからふられて手嶋さん。そしてなんだかんだお互い苦情を言い合いながらも仲が良いことがとてもよくわかります。

素子さんが新作を書くとその最終段階でどんな文章(物語だけでなく書評やエッセイなどでも)必ず音読をする。それを必ず手嶋さんが聞く。
(これは基本的に素子さんは話して伝わらない語句の表現を避けているからと。特に漢字。これは見ただけでネイティブな日本人ならば読めなくても意味が通じるとてもよくできた文字。でも話すと伝わらないのであれば、できるだけ別の表現を考える、のだそう。)
ってことでだから。
いまは幹事丸投げとどっちこっち?ってことに落ち着いていた、かな?

今後の野望は。
素子さんは目標である段位をとること。
手嶋さんは(これが面白い)
素子さん朗読のCDを出したり、睡眠に快適に導いてくれる「じゅうびょう~~にじゅうびょう~~~」のCDを作ること(日曜日午後、NHKでやってる囲碁トーナメントの秒読みが非常によく眠りに誘ってくれるんだってことで。(笑))

恒例の質問コーナーでは、太一郎さんのお話は?書けたらいいですね、というどうしても毎回触れられるもの(気持ちはよくわかります。)とかなんだっけ。
そうだ。
第13あかねマンションはもし書くとしたら3階の住人「宮本さん」のお話とな。ほぉぉぉぉ。

すべては、未定、ですが。

そして休憩を挟んだサイン会。
今回は手嶋さんのサインも貰えるのかな?と思ったら、「それは勘弁してください」と固辞されたとのことで。
素子さんとファンの会話を交えたゆっくり丁寧ないつものサイン会になりました。

で。
トップの写真。本の表紙と裏表紙。なぜ並べて撮れたかってーと。
実はトークの途中、実家の父から連絡入り(全くの別件で)いま、こういう所にいるんだよ、とサイン会の写真を送ったら「本屋さんで見た。ちょっと立読みした」と返信あるじゃないですか。(父は素人碁を打ちます)
これは読んでもらわねば!
で、どーせならサインも頂けないかな?
と、急遽その場で追加購入。
素子さんに父の名前宛サインをいただきました。

感謝ー!

ってことで2冊。1冊は実家の父へ。
今回は保存版作らないけど大切にします。

さて、読もうかな。
本当は読んでからトークならば少しは囲碁用語分かったかな?
楽しみです。

そうだ。
素子さん言。
「この本を読んで一人でも囲碁をやってみたいと思ってくれる人がいたら嬉しいです」
何回もおっしゃってました。
コメント
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