のんびりぽつぽつ

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2019年3月の読書 とりあえず!

2019年04月30日 14時44分02秒 | ★★★毎月の読書まとめ

ダーティペアの大跳躍 (ダーティペア・シリーズ 8)
図書館)友人さんに教えてもらって。とにかく懐かしい。シリーズ8作目とな。メチャクチャでハチャメチャでどっかんバッタんなのが、懐かしい。まさか新作が読めるとは思ってなかったから、掠れた記憶を呼び戻す作業も楽しかった。ダーティペア…ラブリーエンジェル。安彦良和さんの表紙と挿し絵もまたまた懐かしく駆け抜けました。内容は。。うん。ダーティペアだわ!

高千穂 遙
読了日:2019/03/30

おおあたり しゃばけシリーズ 15 (新潮文庫)
あれ?結局「おおあたり」のよみうりを書いたのは誰だったんだろう?ここは謎のままなのね?。それはさておき。栄吉ー!!まさかこんなことになるなんて…そこが大いにショックです。そして彼の餡作りはいつになったら大成するんだろう。様々に幸も不幸も呼ぶ「おおあたり」どれがよい悪い、じゃなくて何事も身の丈にあったもので、なんて悟ってみたりして。若だんなの修行もまだまだ続きますね。

畠中 恵
読了日:2019/03/28

マスカレード・ホテル (集英社文庫)
一言。面白かった!加賀恭一郎シリーズ以来のツボっ、かも。映画化(観てませんが)に触発させて手にしたけれどもっと早く読んでおきたかったなぁ。潜入捜査で解かれるのは事件のややこしい真相と、そしてホテルマンの洞察の深さと仕事の深さ。一流ホテルという世界に凝縮される人生と人の心のあれこれ。血気盛んで少々自信過剰で鼻持ちならないタイプの新田刑事が少なからず人として成長する視点もあって、これぞ東野作品っ!と思いました。これは掴まったかなー。続編買います(笑)

東野 圭吾
読了日:2019/03/22


抱卵
図書館本)初作家さん、と言っていいかな。先日読んだ素子さん編纂の「ショートショートドロップス」で興味を持って。あちらに納められた「トレインゲーム」は改めて好き。「井戸の住人」はどこか現代っ子のショートショートと感じつつ楽しんだ。ぞっとするものや苦手なハード作品も多いけれど「短さ」でするりと受け入れられる作品群。「真夏の再会」の定番だけど軽くひねった展開はホロリとし、ラストの「芽吹きの里」は不思議がとてもステキな景色になっているのに何か物悲しい感じで好みです。他にも発表されていれば読んでみたい。
堀真潮
読了日:2019/03/18

ことりをすきになった山 (エリック・カールの絵本)
図書館本)読友さんの感想に惹かれて。荒野にポツンとそびえる岩山が一羽のことりによって長い長い年月の果てに緑を蓄え最後に心からの希望がかなうお話。「絵本」という形だからこその端的でさっぱりとした表現が、更に深くこのお話の先を読ませてくれる。といってもそんな読み方は大人のもの。子どもたちはきっと素直に山の悲しみに泣き、喜びに笑顔になるんだろうな。とてもすてきな一冊でした。手元に、置きたい。

アリス マクレーラン
読了日:2019/03/17



影踏み (祥伝社文庫)
友人ひいきの某氏が映画にご出演ということで。横山作品2作目。双子の弟と両親を不幸な事情で失った主人公がその耳の中で未だ存在する弟と対話しながら泥棒として生きるお話。短編連作形式でそれぞれの事件というか事柄を追いながら実は主人公の内面、弟や恋人の想いなど人の心内の複雑さを描き出すお話なのかな、と。警察官さんが殉職したりハードボイルド的表現があったりしても抵抗感なく読めたのはそこが大きいと思った。ラストは、ああ、やはり…でもなぁ。複雑。この先、久子と幸せになって欲しい、が願い。

横山 秀夫
読了日:2019/03/15



真夏の焼きそば 食堂のおばちゃん(5) (ハルキ文庫)
あれあれ?こっちにも要ちゃん!?連続で読んで初めて気付きました。性別違うけど(笑)今回はすっかり3人での「はじめ食堂」が落ち着いて、でもそこで終わらぬ飽くなき探求心と柔軟性が示された一冊。イロイロあって、でもその時々を真剣に生きてきた一子さんの言葉が最後に響きました。

山口恵以子
読了日:2019/03/11


居酒屋ぼったくり〈5〉 (アルファポリス文庫)
ブックカフェで後半を一気に読んだので…まさかの展開にニヤニヤ止まらず完全に怪しいおばちゃんになりました(笑)初老のバーテンダーさんがステキ。そしてその後に今や社会問題にもなっているお墓のお話。自らのことも省みて様々に考え、そして改めて美音の考え方に激しく同意している自分。更に、要さんの言葉を重く受け止める自分。哲の迷いもそのご両親や祖父の想いもわかる。ぐちゃぐちゃ。とても居心地のよい「ぼったくり」の世界は同時にリアルな自分自身を見つめ直すこともあるのです。それにしても続きが気になる。次巻文庫化早くー!!

秋川 滝美
読了日:2019/03/07



…絶句〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)
再読)なんか今回は違う方向に目がいった?昨今の猫さんブーム。こんな中でこの革命が起こったらどんな状態になっちゃって行くんだろ?なんて、ね(笑)それにしてもこの発想力はどこから来るんだろう。例えば視線を外したらダメ、は動物番組あれこれ好きだったりしてむかぁーしから知ってるが、こういう風にそこから(だけではもちろん無いけれど)ぐんぐんと何度でも読める世界を作り上げてしまう。文体でかなり誤解を持たれることもあるけれど(とてもそれは残念!)この緻密で力強い発想力と構成力。毎回脱帽して毎回ため息が出る→
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