
山国小国の中心地、小国町役場と鼻の先、筑後川上流の静川、小国小学校の対岸にみごとな姿のケヤキの巨樹がまるで川面から聳えるように立って居る。
小国郷の総鎮守、小国両神社の門前町として開けた上町通りを行くと、瀟洒な家並の向うに大きく広げるケヤキの樹冠が飛び込んでくる。
家並小径の石畳を川岸に向かうと、樹齢千年といわれる「大ケヤキ」が川面一杯、爽やかな新緑の影を落とし立ち尽くして居る。
大ケヤキの前面は、「けやき水源」と呼ばれる小さな湧水池になっており、大ケヤキの根元からはコンコンと清水が湧き出している。
大ケヤキには立派なしめ縄が巻かれ、の根元には福運を呼ぶと信じられている水神様が祀られている。
少し斜めに構えた主幹の目通り7.5m、根回りは大きく発達していて約20m、樹高18.5m。
主幹上部には大きな洞が見えますが樹勢は極めて旺盛なように見受けられます。
なんとも清々しく透明感のある景観が脳裏に焼きついて居ます。
撮影2010.5.1