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暮らしの菓音vol.5 慰労会



大体、本番当日の3週間前くらいがプレッシャーのピークで、
やることはたくさんあるわ、いくらやっても終わらないわで
先が見えない不安と失敗した場面の想像をして
悪夢に苛まされたりすることもなきにしもあらず。
何故か肉が食べたくてたまらなくなり、今回もおもむろに牛角に行って焼き肉食べた。
しかし2週間前くらいになると、もうその日1日にやるべきことはすでに全て決まっており、
ただやるべきことをソツなく確実にこなすだけ、という感じで気が楽になる。
そして終わった後の慰労会の段取りを考えては、達成感に浸る自分を想像して悦に入る。
その頃から、終わった後、5回目を終えて次のこと、6回目のことを考え始める。



慰労会と言っても、後片付けを終えた後に現場ドルチェ倉庫でそのまま、
コーヒーでお疲れ様でしたの乾杯!をする程度だが。
今回朗読カフェのスイーツは、スタッフ関係者の方は慰労会でお召し上がり頂きますので~
とあらかじめお伝えしていたので、朗読家さん、スタッフとして手伝って下さった方々、
そしてドルチェ倉庫オーナーさんご夫婦もご一緒にいっぷく。
ロールケーキと金柑ブラウニーの他、試食用のジャムやジンジャードリンクもみなさんで味わって頂く。
開催時間中はお客様第一なのでジャム試食してる余裕もあんまり無いし。



決してこの達成感を味わうためだけにやっているわけではない。
手間がかかるしめんどくさいし時間もとられるし自分の苦手なこともやらざるをえないし
他の人との打ち合わせもすんなり進まなかったりするし、
何か起きた時に引き受ける責任も大きいし、
リスクもプレッシャーもフツウの生活してたら有り得ないほど大きいのでやつれるし。
でも限られた時間で大量のお菓子を作ることは自分の腕磨きにもなるし
通販でしか知らなかったお客様と直接お会い出来ることはリアルにおもしろいし
赤の他人が喜んでいるのを見るのが楽しい、というか、
つまりひとことで言えば、企画を実行するのが「おもしろいから」やってるのだと思う。



お誘いしていたものの、直前まで体の調子が悪くて来れるかどうか分からない、
と言っていた奈良のオットの両親が遊びに来てくれた。
久々の長距離運転で緊張した~~と関西弁で語る義父。
上の写真は翌日のうちでの朝食。
ロミパンさんのパンに余った試食ジャム、お裾分け頂いたベビーリーフと余ったロールケーキ。
思えば、朗読カフェのロールケーキも「当日チケットこれだけ売れたらケーキ足りないかも・・・」
という不安に苛まされながら予定よりもう1ロット、もう2本分のロールケーキを追加で作ったのだった。
結果としてはその追加2本分丸々余った。
足りなくなるよりは、余る方がまだ心安らか。
両親にはカノンの日うちに泊まってもらい、翌日もお気に入りのお店へ食事に行きゆっくり時間を過ごした。
モノゴトを成し遂げた後のこういう一日の時間の流れは格別。

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