菓子工房設置への道のり～⑪

いまある台所をそのまま菓子工房にし、新たに自宅用の台所を設ける予定。
台所用のシンクは購入しなければならない。

厨房機器のリサイクルショップで目をつけていた業務用のステンレスのシンク。

以前レストランバーで使われていたそうで、頑丈な造りでステンも厚く、シンク下に棚も二段あり、ビルトイン浄水器も付いており、珍しくもステンの水切り板がついているという特注製作したらしいシロモノ。
キズも少なく、見た目もキレイ。

「これは特注ですからね。１０万円くらいかかってると思いますよ～。」
と顔なじみになったリサイクルショップの店員さんの言う販売価格はその３分の１以下！

シンクが小さいのがネックでギリギリまで迷っていたけれど
しっかりした造りだから末長～く使えそうだし、意を決して昨日購入。

前日に「明日取りにうかがいます。」と電話を入れ、
用意したお金を封筒に入れて車でお店へ向かう。

「浄水器はどうしますか～？一応つけたままにしてありますけど。」
「あ、浄水器も使います。そのままでいいです。」

車に積み込んでもらっている間に支払いを済まそうと封筒からお金を取り出すと
「え～と、シンクは前言った通り○○円で、浄水器代が・・・」
「・・・」

・・・慌てて財布を取り出す。良かった・・・お金多めに持ってきてて。

そうだよな～。
業務用のビルトイン浄水器込みであの価格ってことは無いよな～。
まぁそれでも安いよな～。
お店じゃないからそんなに浄水器使わないかもしれないけどまぁいいや。

この「まぁいいや。」が出ると私はお金の使い方に節操がなくなる。


ついでにその店で見つけた業務用ステンレスのガラス扉の吊り戸棚。
９０ｃｍの丈と６０ｃｍの丈の同じタイプが一つずつ。

「９０ｃｍの方を工房につけて６０ｃｍのを台所側につけるとちょうどいいかも？」
「これはおいくら何ですか？」
「色々買ってもらってるから○○円と○○円でいいですよ。２つ合わせて○○円でどうですか？！」

・・・勢いに乗ってこれらの吊り戸棚も買ってしまうところだったけど
冷静さを取り戻し「もう一度家の中のサイズを確認してからまた来ます。」
と言ってとりあえずシンクだけ持ち帰る。



水栓用の穴は一つしかないので、水とお湯と両方出る混合栓にし、かつ浄水器を使うとなると穴をもう一つ開けなければならない。

ちょっと迷ったけど穴を開けて両方使えるように水道工事をしてもらうことにする。

水栓も色々な種類があって、工務店さんが見せて下さったカタログから選ぶ。

夫は「シャワーと普通の水流の切り替えが出来て、首がにょきーっと伸ばせるやつがいい！」
と言ったが
こんなに小さいシンクに伸ばせるタイプは必要ない。


　　　
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