威風堂々

晴れ晴れと、伸びやかに日々を過ごすために。
「心」と向き合うことで、日々の健康を大切にしましょう!

さて、今年も始まります

2018年01月01日 | 第七章 光と復活体

AIが面接試験官になるという新聞記事を読んで私は違和感を感じる。NTTのコマーシャルでロボット熊さんが幼稚園の園長先生の代わりに挨拶、握手、握手の瞬間その児童の体温血圧等を察知して「おはよう」とも声かけをするんだそうで、、、。
このコマーシャルと一緒で、管理者にとってはデータが集められるし、次の活用が楽だ。また一見面接官や園長先生の労働時間が減りそうに見える。普通の人たちは喜ぶのだ。

 産業革命以来、急速に労働時間は減ったはずだ。しかし富の蓄積はいったいどうなのか。「個人主義」や自己責任主義が普通になると持てるものと持たざるものとの格差は広がるばかりである。人は何のために生きるのであろう。

 便利になった浮いた時間は「楽ちん」になるためには使われない。更なる技術発展のために猛烈に仕事をしないといけないわけだ。決して便利になってはいないのではないか。東京大阪間が1日から2時間45分の移動で済むようになって、20時間好きなことをできる時間が増えたかといったらそんなことはない。空いた時間は色々詰め込んで余計に忙しくなっている気がする。便利の裏にある効率性。何時まで経っても人間は楽にはならない。

 いつになったら人間は自分自身の愚かさに気がつくのだろうか?もう絶望を通り越してあきれ果てる毎日である。あえて新年の冒頭に言わせていただくが、真の人間の解放、つまり、貧困・危険から救われることはもうないということのようだ。私はもう考え方を変えて現実に対応しようと思う。かなしい決意のように感じるがもっと早くから確定しておくべきだったかも知れない。ロマンを持ちすぎたのかもしれない、、、。今年は現実的になろうと思っている。