威風堂々

晴れ晴れと、伸びやかに日々を過ごすために。
「心」と向き合うことで、日々の健康を大切にしましょう!

ロジャーズ 19の命題

2010年10月31日 | 第一章 意識と知覚
ロジャーズ19の命題

第1命題

「個人はすべて自分が中心であるところの、絶え間なく変化している経験の世界(World of experience)に存在する」


 保護者の方々から「どうしたら、うちの子どもは勉強する気になるのでしょう」と尋ねられます。

 私も親として自分の子どもを見るにつけ、この質問はいつも自分に発しているので、訊かれると大変困ってしまします。

 ロジャーズの命題で考えると、人は勉強の必要性を知覚しないと行動には移らないのだから、実は仕方がない。


 大人(親)は先に人生を生きて、辛酸を舐めたり、成功したりしている。自分の子どもには失敗や後悔はさせたくない。だから子どもの将来を心配している。でも、「今を生きる」子どもたちにはそんなことは「知覚」しては貰えない。


 私は「対話」するしか方法はない気がしています。親の生き様、祖父母の生き様を視覚で、現実を知覚して貰う。あるいは、語ることで、聴覚から知覚して貰う。その後子どもの心の中で、経験として自分の中に体制化されていくか、自分とは全く関係ナイや、と無視されるか、もしくは歪曲されて具体的に理解されるか。(ロジャーズ 命題11)

 人間は、脅威を与えようとするものと与えないものを無意識に弁別してるらしいので。


「本人の人生は本人が決める」というのが今のところ私が持てる結論です。


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罪悪感

2010年10月29日 | 第四章 愛とゆるし
罪悪感

 父母に対しての罪悪感。
 
 同居できなくて、母を入院させてしまう事への罪悪感。罪悪感が大きくなるとまた私が「うつ」になるので、今回は必死に制御しています。

 ・気分転換を図ること。

 ・「母」から遠ざかること。

 冷たい一人息子と世間が思おうと知った事じゃない。

 最近は私自身も、周囲の社会も「介護」に対する見方は変化しているように思う。日本も良い方向に向かっていると願っています。

 車で1時間の距離に老齢の両親は二人で住んでいます。私には二人子どもがいるし、ある方に昔、「これから先、生きる時間の長い家族のことを優先して判断する」と聞いたことをしっかりと受け止めて、これからも過ごしていくつもりです。

 今は青春真っ盛りでも、必ず老いはやってくる。老い方は千差万別ですが、自分自身や自分の親はいつかは老いる。介護に直面して、正しい判断を焦ったり、狼狽したりすることをできるだけ最小限にするために、今、いろいろと勉強しておく必要があると思います。


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母を入院させる 2

2010年10月28日 | 第四章 愛とゆるし
母を入院させる 2

 母の精神科も4院目でM先生と出会います。実に幸運なことでした。その頃から私も「U研究所」でカウンセリング理論を学びはじめました。

 人を大切にし、心・体・魂を丁重に扱い、学術理論を学ぶ。何よりも謙虚な勉強仲間と巡り会えたことを嬉しく思っています。

 今回、3回目の骨折を「母」がしました。この間、「うつ病」にもなっていた私は正直”狼狽”し、この事象を冷静に乗り切れるかどうか、不安で不安で潰れそうになっていました。しかし、誠実で素晴らしい今のケアマネさんの御陰で救われています。父も86才。母のわがままに振り回され、相当精神的に参っているので「入院がいいでしょう。」と勧められ、奮起した私は母を入院させるべく、整形の先生に入院の手配を頼みに行き、嫌がる本人を説得して、とある病院へ入れることに成功したのです。

 正直、仕事をしながらですから非常に疲れました。「母」と面と向かって話をするのが精神的に最も疲れる。HARDな日々でした。


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母を入院させる

2010年10月27日 | 第四章 愛とゆるし
母を入院させる

 もう17年になるでしょうか、精神的におかしくなっている78才の「母」

 2回目の脊椎圧迫骨折で介護認定を受けたのが、小泉改革の頃かな。大学病院は言うに及ばず、どこの病院にも入院はかなわず、在宅介護。私達とは別居のため老齢の父との生活。当時のケアマネさんは頼りなく、その時介護職の大変さと大切さと、カウンセリングマインドの必要性を痛感したものでした。

 友人の病院(N県)まで検査に連れて行ったり、ケアマネさんを変えたり、整形外科、精神科もいろいろと変わりました。世間にはもっと困っておいでの方々多いと存じます。本当に本当に、本人だけではなくて、介護に回っている援助者の方々、お疲れにならぬよう。


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忠臣蔵

2010年10月26日 | 趣味・好きなもの
忠臣蔵

 私は忠臣蔵が大好きです。

 映画でもドラマでも。中でも文楽、歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」が一番でしょうか。大学生の時「歌舞伎座」の幕見券で観覧したのが「生」の歌舞伎に触れた最初でした。忠臣蔵はすべていい。日本人の魂がうまく表現されていると思う。

 おそらく、近松が台本に取り上げたのが最初で、竹田出雲らが完成させた脚本を私達は味わっているものと思われますが、世界に誇る傑作です。

 この話に、「日本人の魂」を感じてしまうんですよねぇ。仇討ちだけがメインじゃなくて、人間関係があやなす様々な宿業。

 「源氏物語」が日本人の魂論の最高峰にあるのは当然ですが、こちら忠臣蔵は非常に分かりやすい。

 まだ、忠臣蔵を知らない人がいたら、どうか一度ご覧になって下さい。


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