アニメ「京四郎と永遠の空」新春の放映に向け放映日や主題歌の発表など、嬉しい情報が続々と届いて浮き足立っています。さて、今回はコミックス一巻の感想記第二弾です。といっても、内容に踏み込んでませんけどね。
《モンクの叫び その5》
コミックス表紙が健全です。健全すぎる!!
お花咲いてます!パステルカラーで描かれて、とっても明るいです。すこやかに微笑んで、しなをつくっている少女は、まさに恋する乙女の表情。その背後には、想いの君の思慮深げな面差しが浮かびます。
あまりに表紙が白くて眩しすぎて、汚れた大人が読んじゃいけない類のものかと思いました。(でも中身読んだら、さすが「神無月」の原作者だなぁって思いましたが←どんなイミだよ)
『神無月の巫女』と違って堂々と本屋でレジに持っていけます。ご近所の人が周りにいないか後ろを振り返る必要もありません(事前情報がなかったので二巻を買うとき、かなり挙動不審だった私です…)実家に持ち帰っても、家族に白い眼で見られることは、まずないでしょう。でもね、本棚に飾って毎日眺めて悦に浸りたいとは思いません。
だって…
表紙に男がいるんだもん!!
表はせつなと空、
裏はカオンとヒミコのツーショット。
この四人の笑顔さえあればそれでイイ!
(百合主演漫画じゃないから無理だろうけれど。それ以前にタイトルから変えないと…)
きっと、京四郎さんは「神無月」の原作表紙絵でいうところの、姫子と千歌音のバックに控えるアメノムラクモみたいな扱いで、次巻からは裏に廻っているでしょう(んなわけありません)
カラーカバー外したコミックス本体の表紙が、ただの青空模様でちょっとがっかり。アニメの「アリス」はやたらと青空がきれいでしたが、原作者のお気に入りなんでしょうかね。
ちなみに「神無月」の二巻は、カバーを外すと、なんと!
巫女服姿で姫子を横抱きしている千歌音ちゃんが(嬉)
耳元に唇をひた寄せて睦言を囁く、流し目がちな千歌音。そんな彼女の艶っぽさとは対照的に、あどけない笑みを零す姫子が可愛らしくて!とても素敵な一枚なのです。アニメ雑誌の附録ポスター(?)だったらしいのですが、ぜひともカラーで拝みたかったです(涙)
《モンクの叫び その6》
それにしても、この作品タイトル、なぜ「京四郎と永遠(とわ)の空」なんでしょーか?パチンコの機種名みたいだし(殴)これだと、京四郎が主人公格にみえて少女漫画らしくないと思えませんか?だからといって「永遠の空と京四郎」だとアンバランス。介錯作品(だけに限らないけれど)は、「くるみ」「ワるきゅーレ」とヒロインの名を冠する場合が多いので空の名前で閉じたほうがおさまりはいい。なのに、読みが「くう」じゃなくて「そら」なんですよ。「くう」って読ませて「きょうしろう」と韻を踏んでるのかと思ったけれど。「夢想の刻のせつな」「月の螺旋のカオン」みたく「永遠の空」ってのが、絶対天使のコードネームなのかと考えましたが、そうでもないみたい?
京四郎と空の出会いにどんな意味があるのか、がこの作品の最大の謎なのだろうけれど百合的視点からみれば、どうでもいいです(酷)
見所は、一人の男を巡って対比される二人の少女の愛の捧げ方の違い。「せつなの愛と永遠の空」とかに、改題してくれないだろうか?(昼ドラみたいなタイトルですね)
と、ここまで考えて、あらためて「神無月の巫女」というのは絶妙なタイトルだと思いました。だってそれは、ヒロイン二人だけを的確に示す代名詞であり、かつ物語の結末すなわち、その二人の宿命をも内包しているわけなのですから。
《モンクの叫び その7》
アンケート葉書にこうありました。
あなたが「京四郎と永遠の空」で好きなキャラクターを教えて下さい。 a.空 b.京四郎 c.せつな d.カオン e.たるろって f.その他( )
ヒミコは「その他」扱いですかあああああああア―――ッ(怒)!!!!
ドラゴンエイジ編集部のバカァアアアアアア――ッ!!
中身を読み終えたあと、こちらをみて余計に落ち込んじゃいました。なので、
「あなたがこの作品に望むことは何ですか?」の項目に、全国数百万人の姫千歌ファンの心の叫びを代筆して
「毎号連載の半分はカオンとヒミコの登場シーンで占められること」
と雨にも負けない油性マジックで大きく書いておきました。
もちろん書いただけで、投函はしませんけど(まるっきり小市民ですね)
【その3に続く…またかよ】