指を加工してから足裏に肉球をつけ、芯になるアルミ針金を
入れて、足首を曲げて針金が抜けないように加工しています。
羊毛フェルトの動物を作るとき、テクノロートや針金で
胴体と手足を形作ってから羊毛を巻きつけて作るというのが
羊毛フェルトのテキストに載ってますが、中山みどりさんのような
名人クラス以外はなかなかうまくは作れないので
比率による体のサイズ、手足の長さ、胴体の大きさ、尻尾の長さの
決め方で作ると、そんなに奇妙なものにはならないで
出来上がるとおもいます。
例えば、オオカミの場合なら頭の大きさの3倍が胴体の長さです。
前足のつく位置も大事で、オオカミなら体長の半分の位置が
前足のつく位置ですし、ライオンなら、体長の1/3が
前足の位置になります。そうなので、ライオンは胴長に
見えるのです。タテガミのないメスのライオンは意外なほど
短足胴長です。こういう事実があるので、初めから
骨格を針金などで作ってからフェルト動物を作るのは
相当の技術を身につけてからにしたほうが賢明だと思います。
それらしくできないと、制作意欲が萎えてしまいますから
羊毛フェルトは楽しくゆったりと作らないとね。