月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

4/24 ありんこ企画 「やってみよう! 感じてみよう♪即興芝居」参加

2024-04-26 15:11:03 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

先月からスタートした
ありんこ企画
「やってみよう!
感じてみよう♪即興芝居」

第2弾
4/24(水) 19-21時
マルタス 
オープンラウンジにて

あんこさんの
即興芝居のワークショップに
参加しました!

……………………

丸い円に並べられた
椅子に座ったところからスタート。

今回も
楽しいゲームたくさん。


それぞれ歩いてみる中で
いろいろ…

拍手まわし
いろいろ…


次はどうする?
グループの一人に
声かけて
イエス、ノー
その時、周りの人は…


ゲームをやっていく中で
色々な感想を
話し合うのも楽しかった。

それを受けて
あんこさんの話も。

私たちの日常と
繋がることも多く、

ハッとしたり
大切にしたいと
思うこともたくさんあった。

……………………

普段、
人とのやりとりは、
うまくやらなきゃ
合わせなきゃ…と
考え過ぎてしまうことも多い。

けれど、
こんなゲームを通して
もっと感じたままを
出してもよいのだと思えた。

そして、
相手がどうしたいのか
考えることも
大事なのだと。

それが
即興の芝居に繋がっていく。

……………

また、
周りの人のリアクションも
大事だと思った。

ノーと言われた時に
周りの人は
「ナイスチャレンジ!」
と声をかけるだけ…

でもそれが
意外と嬉しかった。

うまくいかなくても
周りの人が温かく
声をかけてくれると
気持ちが軽くなるのだ。



ゲームの中では、

ノーと言う場合も
ノーと言われる場合も、
冷たい
否定的な感じがしない。

単に意見が違うだけで
温かい
肯定的な感じがする。

それが
ゲームのルールではある。

でも
実際にやってみるのは
大事だと思った。



トライアンドエラー、
失敗を恐れるな、
などと言われたりするが、

やはり
失敗は嫌なもの。
失敗できない場合もある。


そんな中、
心置きなく失敗できて
重くもならない。
失敗の先にも
楽しいことがある。
そもそも
失敗という考えにもならない。

とにかく楽しい。


時々こういう体験を
したほうがいい。

楽しい積み重ねこそが、
次やってみよう
という気持ちに
繋がる気がするのだ。

………………

時回は
5/15(水) 19:00-21:00
いつもの マルタス 1階
オープンラウンジで!


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4/20 歌謳歌 Utaouka 2024 ★市民劇丸パラメンバーも参加

2024-04-21 18:03:03 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

Plus Präparat
(プルス プレパラート)
コンサート
歌謳歌 Utaouka 2024

4/20(土) 14:00〜
マリンウェーブ
マーガレットホール

市民劇 
丸亀ユートピアパラダイスでは
私たちに歌の指導を
してくれていたエミさん。

そのエミさんが活動している
プルス プレパラートの
コンサートへ!

………………


市民劇のメンバーも
何人か行くとのことで、

市民劇で歌った
「みんなの☆ユートピアパラダイス」
ステージで
歌うことになっていた。


第1部終わりの休憩時間に
舞台裏へ集合。
簡単な打ち合わせだけで
いざ舞台へ!

久しぶりに丸パラの歌を
皆で一緒にステージで歌えた。

…………………………

コンサートは、
主にカラオケ大会等で
実績のある皆さん。

さすがの歌唱力。

懐かしい昭和平成の名曲や、
エミさん作詞や作曲の歌も。

会場も手拍子でリズムに乗ったり
歌に聴き入ったり。

歌中心のプログラムもあれば、
ものまねも!
歌や衣装がソックリだったり
歌って踊って
見ていて楽しいプログラムも。

あっという間の2時間だった。

……………………


開場の30分前から
入場を待つ人の列ができていて
大盛況でした。

最初は、
市民劇メンバーが
どこにいるのか見つけられず、
一人ドギマギしたけれど

無事
合流できてホッとしました。



コンサート自体も
楽しかったけれど、
皆さんと会えたり
一緒に何かできたのも
楽しかったです。

エミさん皆さん
良い機会を
ありがとうございました!

また
こういう機会がありましたら
どうぞよろしくお願いします。



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4/14 「ワレワレのモロモロ」ワークショップ 参加

2024-04-16 22:38:26 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

「ワレワレのモロモロ」
ワークショップ

2024.4.14(日) 13:00-16:30
四国学院大学 ノトススタジオ

《ワレワレのモロモロとは》
   ↓ノトススタジオHPより

ハイバイ主宰で劇作家·演出家の
岩井秀人さんが全国各地に赴き、
ライフワーク的に取り組んでいる
企画「ワレワレのモロモロ」。
参加者自身が
「自分の身に起こった
話を書き、演劇化する」という
この企画を
ワークショップとして体験。
…………………

定員は10人。
いわゆる外部のワークショップに
参加するのは久しぶり。
演劇経験ある人も多いのでは…と
行く前から緊張でドキドキ。

結果、
演劇関係の人ばかりだった。
けれど、
市民劇のメンバーも2人いて
少しほっとするスタートだった。


講師は岩井秀人さん。
劇団ハイバイの主宰。

昔、ノトススタジオで、
ハイバイの「て」という作品を
観たことがある。

個人的に好きな、
心のお守りのような作品。

自分が見ているものが
全てではない。
だから、
どんなに打ちひしがれたとしても
どこかに救いの余地はある。
とSNSで感想を書いていた
2013年。
まだ心療内科に通ってなかった頃。

その後バランスを崩し
病院に通い始めるのだが、
さらにまたキツい状況にもなり、
このお守りを
何度思い出したことか。


そんなこともあり、
今回、ハイバイの岩井さんの
ワークショップがあることを知り
申し込んだ次第である。

………………………

ワークショップでは
参加者が
それぞれのエピソードを話し、
その中で再現できそうなものを
何人かで演じてみた。

基本的に
こりゃヒドいと思うような場面。

登場人物の
動きや言葉を
ひとつひとつ振り返りつつ。


ひと通りやった後、
本人が演じる本人役を
別の人が代わってやってみたり。

もし、
その場面の後は
どんなだったろう。
こんな場合は?という
場面もやってみたり。

それを観て、
感じたことを話したり。

………………

私のエピソードも
やってみることになった。

他の人が演じる自分を見るのは
ちょっと不思議な感覚。


そして、
もしもその後〜〜だったら
という場面も観て、
ちょっと泣けてきたり。

うん、これは
私が見たかった場面かも。
現実にその場では
見られなかった場面だけど。



でも、たぶん
見てないだけで
そういうこともあったのだろうと
頭の中では想像していた。

何年も経って
心の整理はついてた
つもりだったけど、
実際に目の前で見ると
ちょっとこみ上げるものがあった。

他の人の
演じている姿ではあったが。

(それだけ、演技的に
すばらしかったのだとも思う)

見ることができて良かった。


そんな
エピソードの中の例の人は、
今はもう雲の上。

まさか自分のことが
さんざん話題になっていたなんて、
びっくりだったろうな。

…………………


今回の参加者は
演劇に関わりのある人ばかり。
けれど
よくよく話を聞いていると、
どうやら
人付き合いは得意じゃない
という人が多かった。


つまりは
普段から自分のことを
ぐいぐい話さないタイプ。
まさに自分もそのタイプ。


今回のワークショップでは、
普段は話せないようなことも
話すことができた。
特に、内面に触れるような内容も。


そういうことを
じっくり話したり
聞いたりできたのは
良かったなと思う。


そして、
皆で演じてみる中で
一見、理解できないような言動も
少し違う視点で観ることができた。


何より、
演じたり観たりしていると、
衝撃的、悲劇的な場面ではあっても
どこか面白く感じたりもした。

そして
単なる観客という立場ではなく、
その場で言葉を交わす数人と
何かを共有しているという
感覚も生まれていた。


初対面の人もいて、
自分より演劇経験もありそうで、 
最初はちょっと
気後れもあったけど、
だんだん近くに感じられた。

良い時間だった。

…………………


余談になるが…

意外だった共通点。
他の人の話を聞いていて。


人は
極限に達すると歌いだす、
のかもしれない。

よかった
私だけじゃない!!



そういえば
他にもあったな…と
帰ってから思い出した
極限の行動。


ペンで
自分の顔やら手足やらに
ひたすら書き続ける行為。

電源も切れず
危険な暴走の方向を変える
手段としてのソレ。


きっと
人や場合によって
良くない衝動も色々あるだろう。


外に向けられるか
内に向けられるか
という違いもあるが。


大人も子どもも
どんな人も

よく分からない
意味の分からないことでも、
ひたすらやってみるような
機会があってもいいと思う。

うまく表現できなくても
ただただ表出するのも良き。


分からないことも
面白がれる、
そんな場もきっと必要。


終わってから
そんなことも考えた
ワークショップだった。


皆さま
ご一緒できて楽しかったです。
ありがとうございました!



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4/7(日) 「瀬戸内みんなのサーカス」シンポジウム 

2024-04-12 16:54:23 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

4/7(日)
瀬戸内サーカスファクトリー
ソーシャルサーカス
「瀬戸内みんなのサーカス」
シンポジウム

ソーシャルサーカスが
地域に起こす、新しい風。
ーフランスPPCMの事例からー

14:00〜
KITOKURAS キトクラス
山一木材 施設内 ラボラトリー

【ソーシャル・サーカス「瀬戸内みんなのサーカス」シンポジウム】「ソーシャルサーカスが地域に起こす、新しい風。〜フランスPPCMの事例から」

住友生命健康財団 2022年度「スミセイコミュニティスポーツ推進助成プログラム」 【ソーシャル・サーカス「瀬戸内みんなのサーカス」シンポジウム】 ソーシャルサーカスが地...

瀬戸内サーカスファクトリー





■第一部:
地域パートナーの取り組み紹介

「丸亀市の文化と社会をめぐる取り組み」
松岡弘樹( 丸亀市 協働推進部 まなび文化課 市民会館準備室 室長 )

「日本社会で生きづらさを感じる人々と
hitotocoの取り組み」
宮武将大( 一般社団法人 hitotoco 代表理事 )


■第二部:
フランスPPCMの取り組み紹介

「PPCMの活動が地域に与えてきた影響や効果について」
エレクテリオス・ケチャジョグルー
( PPCM ディレクター )

「ソーシャルサーカスの手法が体験者にもたらす変化とは?」
カタリナ・フローラ ( PPCM 教育主任 )


■第三部:パネルディスカッション
モデレーター/田中未知子( 瀬戸内サーカスファクトリー 代表理事)


資料配布
・ソーシャルサーカス
「瀬戸内みんなのサーカス」
2023年度報告書 冊子

・ライト&ライフ 2024.3月号
 特集 
 香川から全国へ発信する
 「現代サーカス」の魅力

──────────

会場は、
山一木材敷地内のラボラトリー。
まだ床や壁など建設途中で
その段階が見られる状態だった。
7月に完成するらしい。
……………………

■第一部
丸亀市の取り組み
hitotocoの取り組み

2023年
ひまわりセンターで
「瀬戸内みんなのサーカス」
シンポジウムがあったが、
その時と重なる内容が
ぎゅっと詰まった感じ。

…………………

■第二部
フランスPPCM※の取り組み

※PPCM
(Le Plus Petit Cirque du Monde)
フランスの国定サーカス施設


▼簡単なメモ▼


◎拠点となる建物

木造の建物 
フランスの有名な建築家

サーカスの学校
滞在型の制作ができる場
その他のジャンルもできるホール

町と共存 
90年代に始まった活動より



◎サーカスの高校をつくる

フランスでも
今の学校制度は
社会に適応していない
という考えがあった

町の中でも公演
身体を使う芸術 
町の中でどう存在するか 
試み

…………………

◎つながりを作る活動

サーカスに対する理解を深める

演目をつくる途中に
見てもらう→意見をもらう


パリの郊外、
社会的に裕福ではない地域
労働者や移民が多い

30国籍の子がいる
人種差別もある
個人的な問題も乗り越えて


地域サーカス
稽古
自分たちで公演内容を考える

協力 助け合う場所
成功事例をつくる 
信頼関係

家庭の問題を抱えている
→柔軟に対応 長期的に

結果として評価されている
普段の学校でも良い変化



◎職業訓練センターの役割もある

資格がとれる
サーカスを使った制作と運用
サーカスの公演 
プロデューサー的な仕事をする


◎プロ向けの計画も

サーカスのアーティスト以外にも
体の使い方 仕組み 理解

自分の活動に合った体の使い方

高齢者向けも

…………

人は体である
体そのものでなく

なぜサーカスなのか
サーカスの何が 
社会を動かしているのか

地域の核になるもの
そこにあるもの、
資源を活用することは大事

………………

■第三部 
パネルディスカッション

自分の体と対話すること
自分を理解すること
あらゆるジャンルに通ずる
アプローチできる基礎になる

フランスでも
学校制度は社会に適応してない
例えばどんな?
成績など
ふるい落とされるような
古いシステムあり

特に社会的な課題が多い地域

サーカスを取り入れると
クラスがまとまる
自信 
学校外での問題も少なくなった

やろうとしていること
違っていることは いいこと
力になること
みんな力を合わせて つくれる
それが自信につながる 
プラスになる

……………

・対象をしぼること、どう考える?
(例 学校へ行きづらい子)
しぼっていいと思う

対象をしぼってやっても
他にも共通することが出てくる



・子どもの課題についてヒアリング
(学校などへ行き)

その子にとって何が課題か
判断は難しい
専門的な知識や経験のある人が
入っている?

社会サーカスの専門家と
アーティスト
親 先生 障害の専門家など
一緒に話している


・アーティスト、
(障害など)専門的知識もつ人
ソーシャルワーカー的な

両方持っていること大切

アーティスト → ソーシャルワーカー
ソーシャルワーカー → アーティスト

どちらがよいだろう?
アーティストとしては
10年くらいかかる

そういう意味では
アーティストが
ソーシャルワーカーのことを
学ぶ方が早いと思う

───────

〜感想〜

サーカスという切り口ながらも
多くのことに繋がりそうな話だった。

共に活動
協力 助け合う
信頼関係
自信
という要素

それがプラスに働いているのだと。

とりあえず一歩
やってみることができる
場所や活動がある。

それは大事なことだと思った。

………………

うちの場合を振り返ってみた。

不登校4年半の娘の場合

私は
子どもの演劇ワークショップの
スタッフとして活動していて、
娘を誘うと興味を示した。

まずは
私と一緒ならという安心感。

最初は少人数。
そこで少しずつに自分を出せた。

参加者も
話しやすい子が多かった。

年と共に
人数は増えていき
対象も小1からに広がり
個性的な子も増えてきた。

それと共に
グループワークの難易度も上った。

けれど
できた時の達成感はある。

年少者から
頼りにされる存在となり
喜びを感じ
自信も持てるようになった。


数年、継続してきたことで
ワークショップの場所である
生涯学習センター(そのホールにも)
なじみができた。


…というように、

意図してきたことも
意図してなかったことも含めて
うまく段階を踏んでこれた。

彼女のコンディションや
興味関心にも合っていた。

これは大事なことだと思う。



一連の活動は、
もともと私が関わっていたもので、
親としてそばにいることで
働きかけができる
きっかけは多かった。


しかし、
その他の色々なものについても
働きかけたことは、数々あった。

しかし
気持ちが向かなかったり、
興味はあっても
足が向かわなかったり、

少し行ったが
続かなかったものもある。

タイミングもあったかもしれない。


部分的に参加している
学校も、そのひとつ。

親しい友達は複数いて、
運動会や遠足など
一部の行事は参加したいようだ。

学校との関わりをすべて
拒否している訳ではないので、
部分的に繋がるために
個人的な打ち合わせが必要。

毎週、担任との面談時に
話すことができた。


担任の他には、
定期的に学校の教育相談で、
スクールカウンセラーとの面談。
(親だけ、または親子で)


小学校の時には、
スクールカウンセラーの他に
スクールソーシャルワーカーとの
面談もしていた。

(中学では
ソーシャルワーカーが居る午前中に
娘が起きられないこともあり
面談のきっかけは得られていない)


これら複数の関わりは、
例えば
親が勝手に申し込みをすれば
決まった日に一緒に行ける
というものでもなかった。

長い期間の中で、
色々なきっかけや働きかけを経て
少しずつ進んできたもの。


最初は私だけで面談。
そこでの話を
娘に伝える機会をつくる。
本人も
一度行ってみよう
という気持ちになる。
行く日に向けて声かけし、
本人も行きたい気持ちになる。

しかし当日、しんどくて起きられず
私だけ行ってくる。
そんな中でも、
やっと行ける日が来る
…という段階を経ている。

(それでも
なぜか行けない日もある)


そういう過程を振り返ると…

なじみのない場所や人、
初めてすることなど、
新たな一歩には
かなりのハードルが
あるような気がする。

そして、
やっと掴んだきっかけを
続けていくために
必要なこともあるだろう。

今回のシンポジウムで
取り組みの話を聴き、
大切だと思うことがあった。

当事者の課題を把握し
スムーズに進めていくために、
色々な役割の人、専門の人とも
連携を取ることだ。

もちろん本人が
どう思い、どうしたいか、
その変化も 知りたいところ。


それこそ
一人一人違うので
より良い態勢を整えるまでの
道のりは長いと思う。


全てにおいて最善の道を
求めることは難しい。

今、手の届く範囲から
無理のないところから

それこそ
小さな一歩ではあっても
大きな意味はある。

そういうことを
共通理解し関われる
場や人などが
増えていけば

自分も周りも
もっと生きやすくなるはず。


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4/1 ロミジュリContemporary 公開通し稽古 観劇

2024-04-04 14:48:48 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

『ロミジュリContemporary』
4/1(月) 公開通し稽古 観劇

よく知られた
ロミオとジュリエットのお話。
私も、色々なところで
何回か観たことがある作品。

なのになぜか
息をするのも忘れるくらいの
ドキドキハラハラ。

コンテンポラリーダンスや
躍動感のある動き、
存在感のある声やセリフ。
その世界に引き込まれ通し。
〈公開通し稽古〉だったけど
普通に本番を観ているみたいだった。

本番の公演は4/6(土)

おなじみ
ロミジュリのストーリーなので
特にネタバレにもならないかな

…ということで
公演終了前だけど感想を。
………………………


同じロミジュリ作品でも
演者も演出も違うし、

観る自分の状態も
その時によって違う。

なので、
感じることも
少しずつ違っていたのかもしれない。


基本的に
一連の出来事を悲しむ気持ちはあった。

でも、ところどころ
ふと違う気持ちにもなった。

自分でも意外だった。

ひとつの物事にも
色々な見方があるのかもしれない。

…………………

ロミオとジュリエットは
もともと敵同士の家だけど、

ロミオの親友マキューシオが
ジュリエットのいとこ
ティボルトに殺され
ロミオは逆上。

その気持ちは分かる。

けれど
ジュリエットとの結婚を
考えているなら
もっと慎重な行動を!
と思ってしまう。

ロミオ自身も、
ジュリエットの身内は大切だと
考えているように見える
場面もあったのに。

なのに、それ!!
何やってんだよー
( 心の中でロミオにツッコミ )

殺してしまっては
状況は絶望的。
追放されることになってしまった。



純粋に好きという気持ちと
現実的に立ち回るための行動が
うまくかみ合わない
もどかしさを感じていた。


ずっと
ジュリエットの
味方であった乳母。

ロミオとのことも応援していたが
彼が追放されることになり
結婚は諦めた方がよいと
意見を変える気持ちも
分かる気がする。


今、この歳になると
様々な現実を踏まえて
そういう気持ちになる
ものかもしれない。


ただ、それでも
ロミオとジュリエットが
好きだと思い合える情熱が
ちょっと羨ましくもある。

時にはそんな情熱が
大きな力にもなるので
ある意味大切。

けれど危うさもある。

やはり
良い塩梅、
落とし所を見定めるのは
生き残るための道でもある。


そんな、
複雑な気持ちが
行ったり来たりした。

……………

とはいえ、
ジュリエットの両親が
パリスとの結婚を迫る場面では、
ジュリエット目線で
胸が痛くなった。


辛い悲しいというより、
人を追い詰める
追い詰められる過程は
こういうものなのだろうと、
すーっと冷えた感情になった。


親たちの
あの言い方はキツいが、
当時とすれば
正論な部分もありそうなので、
割とよくあることじゃないかと。


しかしそれが人を追い詰め、
死の他に道はないと
思わせてしまうこともある。
悪意がなくても
心理的危機を生んでしまうのか。
そう思うとやるせない。


しかし、
悪いなりにも
道はいくつかあるもので。

実際、ジュリエットは
生きてロミオと再会する
つもりでいたのだけど…。


ジュリエットの
仮死の薬の計画の前に、
いや、それよりもっと前
ロミオが上手く立ち回れてたら…

などなど、
生きて時期を待つことが
できていたら…という
タラレバ妄想してみたり。


ロミオとジュリエット、
何回となく観てきた作品なのに
こんなに色々な気持ちになれるとは。


奥が深いし面白い。
古典すごい。


そんなこんなで
今回も楽しく観劇。


4/6の公演を観られないのは残念だけど
きっと良い舞台になると思う!
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