2020-1018-man3751
万葉短歌3751 白栲の3488
白栲の 我が下衣 失はず
持てれ我が背子 直に逢ふまでに 狭野弟上娘子
3488 万葉短歌3751 ShuH286 2020-1018-man3751
□しろたへの あがしたごろも うしなはず
もてれわがせこ ただにあふまでに
〇狭野弟上娘子は(さのの おとかみの をとめ)=第3723番歌参照。
【編者注】中臣宅守・・・六十三首(3723~3785)の第29首、贈答歌群48首(3731~3778)の第21首。女。
【訓注】白栲(しろたへ=之呂多倍)。我が(あが=安我)。持てれ(もてれ=毛弖礼)[「<持てあれ>の約」]。我が背子(わがせこ=和我世故)。