万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2256 秋の穂を2087

2016年10月17日 | 万葉短歌

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万葉短歌2256 秋の穂を2087

秋の穂を しのに押しなべ 置く露の
消かもしなまし 恋ひつつあらずは  

2087     万葉短歌2256 ShuE647 2016-1017-man2256

あきのほを しのにおしなべ おくつゆの
 けかもしなまし こひつつあらずは
=作者未詳。
【編者注】寄露(10-2252~2259、八首)の第5首。秋相聞(10-2239~2311、七十三首)の第18首。男歌。
【訓注】しのに押しなべ(しのにおしなべ=之務尓押靡)[03-0266情毛思努尓(こころもしのに)、07-1243礼巾振之野尓(ひれふりしのに)、-1349小竹尓不有九二(しのにあらなくに)、08-1427標之野尓(しめしのに)、など]。消かもしなまし(けかもしなまし=消鴨死益)。