万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0919 若の浦に0840

2013年03月30日 | 万葉短歌

2013-0330-man0919
万葉短歌0919 若の浦に0840
 
若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ
葦辺をさして 鶴鳴き渡る  山部赤人

0840     万葉短歌0919 ShuC287 2013-0330-man0919
 
わかのうらに しほみちくれば かたをなみ
  あしへをさして たづなきわたる
山部赤人(やまべの あかひと)=題詞原文には「山部宿祢赤人」。第318歌参照。
【編者注】長歌(第917歌)への「反歌二首」の第二首。
【訓注】若の浦(わかのうら=若浦)。潮(しほ=塩)。潟(かた=滷)。葦辺(あしへ=葦辺)。鶴(たづ=多頭)。
【原文】若浦尓 塩満来者 滷乎無美 葦辺乎指天 多頭鳴渡