2012-0828-man0703
万葉短歌0703 我が背子を0638
我が背子を 相見しその日 今日までに
我が衣手は 干る時もなし 巫部麻蘇娘子
0638 万葉短歌0703 ShuB621 2012-0828-man0703
□わがせこを あひみしそのひ けふまでに
あがころもでは ふるときもなし
○巫部麻蘇娘子(かむなぎべの まそをとめ)=未詳。「<巫部宿祢><巫部連>という氏があった。<巫部>は氏名か。<麻蘇>は<真麻(まそ)>で字(あざな)であろう。女嬬などで宮廷に仕えていた人か。」 全4首の初出歌。
【編者注】題詞原文は、「巫部麻蘇娘子歌二首」。その第一首。
【訓注】我が(わが=吾)[初句]。我が(あが=吾)[第四句]。干る(ふる=乾)。