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<055> HTMLメールは危険がいっぱい

2007年02月25日 | ◆セキュリティ

 

Eメールの形式に 「テキストメール」「HTMLメール」 があります。 「テキストメール」とは、 文字データのみのメールのことで文字の大きさや色などの装飾は出来ませんが、どのようなメールソフトの環境でも受信できるシンプルなメール形式です。 「HTMLメール」とは、ホームページを記述するための言語(HTML)で書かれたメールのことです。 

テキストメールでは不可能な (文字の色付け・フォントサイズの変更・画像の埋め込み・表の使用) など、ワープロ文書のような表現が可能となります。 よく (ホームページを見ただけでもウイルスに感染することがある) などと言われます。 

「HTMLメール」 は、同じホームページを記述するための言語(HTML)で書かれておりますので、当然メールの中にウイルスが忍び込んでいる危険性があると言うことです。 Windows のセキュリティホールが塞がれていない場合、HTMLメールを開いたと同時にウイルスに感染する危険があります。 
ホームページを閲覧する場合でしたら、(ウイルスが忍び込んでいるかもしれない危険なページには近寄らない) ように気をつけることが出来ますが、HTMLメールの場合はそのメールを開いて見なければ、危険かどうかの判断が付かないことが多いと言えます。

メールとは(紙の手紙がそうであるように) 本来 「要件」 を相手に伝達するための手段であり、文面の装飾は必要のないものです。 「表」 などのファイルを送る場合は、メールの中に 「表」 を書き込むのではなく、添付ファイルとして送るのが本来の形です。

特にビジネスでは、相手に多大な迷惑をかけてしまい、引いては (取引停止になる) なども起こり得ます。 HTMLメールは絶対避けなければなりません。 又、受信する側も「HTMLメール」 は 「テキストメール」 に変換して受信するなど、気をつけなければなりません。 

メールソフト(OE)の初期設定では 「HTMLメール」 として設定されておりますので、そのような危険性を感じずに利用されている人も多いことでしょう。 セキュリティ観点から、通常は 「テキストメール」 に設定変更しておきます。 真に「HTMLメール」が必要な場合、一時的に変更することは簡単に出来ます。
 

● 「HTMLメール」 から 「テキストメール」 へ設定変更する。

≪送信の設定≫
・ メールソフト「OE」のメニュー「ツール」→「オプション」→「送信」タブ→(メール送信の形式欄)<テキスト形式> にチェックを入れる。  
・ 「送信」タブ→(送信欄) <受信したメッセージと同じ形式で返信する> のチェックを外す。

≪受信の設定≫
・メールソフト「OE」のメニュー「ツール」→「オプション」→「読み取り」タブ→<メッセージはすべてテキスト形式で読み取る>にチェックを入れる。

 

● メール作成時、一時的に「テキストメール」から「HTMLメール」へ変更する。

「メッセージの作成」ウィンドウのメニュー「書式」→「リッチテキスト(HTML)」にチェックを入れる。
 これで 一時的に 「HTMLメール」 を作成することができる。

 

 



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