ブログ 〔情報リテラシー研究会〕

パソコン操作に関する記事

<125> Word=アンカー(錨マーク)のせいで画像が勝手に動いてしまう

2007年11月19日 | ◆Office

 


Word に挿入した画像の設定が「テキストの折り返し:行内」以外の場合は、画像(浮動オブジェクト)は自由に移動し配置できます。そしてその画像は文字列のいずれかの段落にリンクされております。画像は文字列にリンクされておりますので、文字列を移動したり削除したりすると、画像も同時に移動したり削除されることになります。


画像を挿入すると初期設定では「アンカー 」が表示されます。「アンカー」とは、(挿入した画像がどの段落に錨を下ろして繋がれているか)を示すものです。これにより画像がリンクされている段落を視覚的に確認することが出来ます。
ただし、画像が「テキストの折り返し:行内」になっておれば「アンカー記号は」表示されません。


 
(「テキストの折り返し」以外の種類を選択すると画像を自由に動かすことが出来る。)


 


=アンカーが表示されない場合は下記の方法で表示できます。=
メニューバーの「ツール」→「オプション」→「表示」タブ →(印刷レイアウト表示とWebレイアウト表示のオプション)項目欄の「アンカー記号」にチェックを入れる。


 




※ 図の書式設定から(アンカー記号の設定)を変更してやると、画像が勝手な動きをするのを防止することが出来ます。


 
● 画像を文字列と一緒に動くのを止める

1.画像をダブルクリック→「図の書式設定」→「レイアウト」タブ→「詳細設定」→「レイアウトの詳細設定」「配置」タブ→「オプション」の <文字列と一緒に移動する> のチェックを外す。 <アンカーを段落に固定する> にチェックを入れる
 



 2.その文書の「タイトル」文字など、削除したり移動したりすることの無い文字列にアンカー記号をドラッグして、段落と画像のリンクを固定する。
(アンカー記号に鍵が付きます。 )


images
クリックすると拡大されます。
(アンカーをドラッグして一定の文字列に固定させるときの図)


上記の場合「アンカー」はタイトルの文字列に固定されているので、タイトル以外の文字列などを移動したり削除したりしても、画像には影響ありません。


 


<124> 大きなファイルの送信には「転送サービス」を利用する

2007年11月14日 | ◆メール操作

 


(デジカメで撮った50枚の写真をまとめて一度に送りたい!) とか (仕事上でどうしても大きなファイルを送らなければならない!) などの必要に迫られる場合もあるでしょう。

しかし、あまりに容量の大きいファイルを添付ファイルとして送ると、相手が添付ファイルを受信するのに長い時間かかってしまいます。その間、他の操作に支障を来たすことにもなります。又、プロバイダで制限しているメールの容量制限に引っかかることもあります。

一般的に添付ファイルは、最高でも 1 MB 以内に容量を押さえて送るのがマナーとなっております。添付ファイルの容量を調べるには、そのファイルアイコンを右クリックして「プロパティ」を開くとその容量を知ることが出来ます。

      参照: <095> ファイルの 「サイズ」 と 「ディスク上のサイズ」 の違い
     http://blog.goo.ne.jp/yh-asaka/e/f42a22bad36f5dfe81de7a5a332d6f15



では、大きなファイルを送りたい場合にはどうすればいいでしょうか?
そんなときに便利なのが「ファイル転送サービス」です。これはメールでは送れないような容量の大きいファイルをネット上に一時預かったくれるサービスで、Webを利用してファイルを送受信するものです。


ここでは、100MBの容量を無料で転送してくれる <データ便> と言う名前のサイトをご紹介します。

<データ便> http://www.datadeliver.net/service.do


 images
(クリックすると拡大されます)



  ==サービス利用の流れ==

(1) Webブラウザで 「転送サービス」 のWebサイトにアクセスしてファイルを転送する。
(2) 「転送サービス」 のサイトにファイルが保管される。
(3) 保管された場所の 「URL」 が相手に送信される。
(4) 相手は(3)の 「URL」 を開いてファイルをダウンロードする。


images
(クリックすると拡大されます)


 


<123> リンクの下線を表示させない

2007年11月08日 | ◆Webページ活用

 


ホームページ閲覧において、普通はリンクの付いた部分には下線が付いて表示されます。ところがリンクの関係が無い場合でも、重要な文言であることを示すために下線が付いている場合があり、紛らわしいことがあります。

いずれにしろ、
ホームページを見ているときのリンク先の下線は、目障りに思われる方も多いようです。ブラウザ(IE)の設定変更をすると、リンクの上にマウスポインタを置いたときにだけ、下線が表示されるようになり大変見やすくなります。



● リンクの下線の表示を変更する。

Internet Explorer のメニューバー 「ツール」 → 「インターネット オプション」 → 「詳細設定」タブ → 「リンク先の下線」項目の内 ポイントしたときに表示する> のボタンにチェックを入れ → 「OK」
※ IEの初期設定では <常に表示する> にチェックが入っています。





(リンクの付いた部分にマウスを置いたときだけ下線が表示される)


※なお、最近のホームページではホームページの作成段階で、リンクの下線が最初から表示されないように作られているのも多いようです。


 


<122> 大切なファイルをパスワードで保護する

2007年11月04日 | ◆セキュリティ

 


パソコンの操作は、絶えずセキュリティに気をつけておかなければなりません。特に1台のパソコンを共有で使用する場合は、重要なファイルを他人に開かれたりすることの無いように対処しておくことが大切です。又自分だけしか使わないパソコンでも、万一インターネットを通じて重要ファイルが他に漏洩した時のことを考えて、防御しておくことも大切です。

WindowsXP には標準で 「圧縮フォルダ」 を作る機能が装備されており、そしてこの 「圧縮フォルダ」 には簡単にパスワードを設定することができます。この機能を利用して重要ファイルにパスワードを設定することにより、セキュリティ対策は一段とその効果を発揮することが出来るでしょう。


● 圧縮フォルダの中に重要ファイルを格納してパスワードを設定する

1.圧縮フォルダを作成する

デスクトップ上の何もないところで右クリック→「新規作成」→「圧縮(zip形式)フォルダ」
「圧縮(zip形式)フォルダ」の上で右クリック→「名前の変更」・・・任意のフォルダ名を付ける。


 


2.「圧縮(zip形式)フォルダ」 に保護するファイルやフォルダを<移動>し格納する。

3.「圧縮(zip形式)フォルダ」 にパスワードを設定する。

作成した「圧縮(zip形式)フォルダ」を開き、メニューの 「ファイル」 → 「パスワードの追加」 をクリック →  <パスワード>&<パスワードの確認入力> 欄に同じパスワードを入力して 「OK」






一度「圧縮(zip形式)フォルダ」にパスワードを設定しておくと、その「圧縮(zip形式)フォルダ」に新しく格納したファイルにもすべてパスワードが設定されます。



4.設定したパスワードを解除する。

パスワードを設定した「圧縮(zip形式)フォルダ」を開き、メニューの 「ファイル」 → 「暗号化の解除」 をクリックすると解除されます。




 


【注1】決してパスワードを忘れないようにしてください。
【注2】パスワードを設定しても、フォルダそのものは開きます。
したがって、その中にどんなファイルやフォルダがあるかは他人に見えるということです。この中にある一つ一つのファイルを開こうとするときに、パスワードの入力が要求されますので、他人はファイルの中身までは見ることは出来ません。ファイル名が他人に分かると困る場合は、自分だけしか分からないファイル名に変更しておきます。