ブログ 〔情報リテラシー研究会〕

パソコン操作に関する記事

<223> ワンタイムパスワードとは

2012年02月25日 | ◆セキュリティ

ポール・セザンヌ





昨今 ネットバンキングを利用されている方も多いと思います。最近パスワードを盗聴され、なりすましによるネットバンキングの被害が多くなっております。そのため各金融機関ではセキュリティ対策の一つとして、ネットバンキングにワンタイムパスワードを利用することが多くなりました。

ワンタイムパスワードを利用すれば、複雑なパスワードをいちいちおぼえる必要がありません。又暗記するのが大変だからとパスワードをメモに残したためにそこからパスワードが漏えいしたり、おぼえやすい簡単な文字列にしたためにパスワードが類推されてしまう、と云った被害から守られます。

ついては、今ここでワンタイムパスワードの仕組みについて心得ておくことも必要かと思います。


◆ ワンタイムパスワードとは
ワンタイムパスワードとは、一回しか使えない使い捨てのパスワードを毎回発行して、オンラインバンキングなどの本人認証を行う技術です。一つの例として、当該金融機関に利用申し込みをすると、トークンと呼ばれるキーホルダー型のパスワード生成器が送られてきます。届いたトークンのボタンを押すとパスワードが表示されるので、これを当該サイトに入力して本人認証を行います。

トークンには、キーホルダー型の他に、ICカード型やUSBキー型、パソコンにインストールするソフトウェア型などがあります。又楽天銀行などのように携帯電話を利用する場合もあります。携帯電話にワンタイムパスワード機能(トークン)をダウンロードして利用します。

パスワードの有効時間は1分間程度であり、又一度使用すると無効になります。不正にアカウントを利用される危険性は極めて低くなります。ワンタイムパスワードはフィッシング詐欺などによるパスワード盗聴に対して極めて有効な対策と云えます。


<au one net インターネットガイド>より引用


※ IT用語辞典 e-Words より「ワンタイムパスワード」:http://goo.gl/zVlXd