子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ札幌まるやま校~11月~

2012年11月03日 21時26分50秒 | 札幌まるやま校

 

今日は秋のまるやまナイトハイク

参加者は子ども8人大人1名、

スタッフ5人の総勢14人で登山です。

まずはバスターミナルからバスに乗ってねおすの事務所へ

森の中で自己紹介をした後はバディを決めます。

今日の相棒もしくは海猿ってやつです。

事務所では勾玉づくり講師の佐藤さんが待ってくれていました。

さっそくみんなで勾玉の作り方の説明を受けます。

滑石(かっせき)と呼ばれる石を紙ヤスリで磨いていきます。

勾玉の形、ハートの形、剣の形などみんな形はさまざまです。

それにしてもよく削れる石です。

ふっと息を吹きかけると粉が宙に舞います。(この粉がベビーパウダーになるそうです)

気づくと手が真っ白、あっ洋服も一部が真っ白、そして鼻も真っ白ということに!

それにしても見事な集中力です、

下絵の形に削り、丸みをつけ、水の中でさらに耐水ペーパーで磨く、

くじけそうになりながらもなんとか完成までこぎつけました。

最後は色つけ、蛍光ペンで色を付けると何とも不思議な色合いに。

所要時間1時間半、おやつや飲み物にも目をくれず本当に頑張りました!

力作ぞろいそれぞれの作品をアップで取り忘れたのが残念です・・・

勾玉つくりも終えて外を見るとパラパラと雨が・・・

天気の様子を見るために少しの間の自由時間としました。

雨の中でもでも外で遊びたいと森におでかけするバディも。

倒木を登ったり、ツルにしがみついたり、鬼ごっこ。

集中した分、外で思いきりエネルギーを発散してましたね。

ここでカツオは、「雨だけど円山山頂にアタックしよう!」とみんなに話をしました。

みんなも山頂でご飯が食べたいと言うことで意見が一致し、装備を整えます。

ヘッドライト、雨具、軍手、荷物の中は取りやすいところにおやつと水筒の配置、トイレはすませた?

それではスタートしましょう!

まずは円山八十八カ所の入り口まで進み、看板で今日の行程と登山の約束を確認します。

さて17時25分いざ出発です!

雨のせいで下が滑りやすく歩くのが大変です、

みんなで声をかけながら進んでいきます。

危ないところは後ろへの伝言ゲーム、伝わらなくてもいい情報まで伝わっていましたがそれもご愛嬌。

途中でカツラの大木にエネルギーを充電してもらったりしながら歩みを進め、

寒さのせいもあって結構なハイペースで中間地点へ。

休憩ポイントでは足が疲れたとの声もありましたが、降りたいという声がなかったのが印象的でした。

休憩後は少し集中力が切れて平坦なところで転ぶ人が続出したため、一度気を引き締めさせてもらいました。

そしてあっという間に山頂へ。

18時15分到着です。約50分ですので結構いいペースです。

1年生は本当に頑張りました。山頂では恒例のハイタッチ。

山頂では雨に降られながらもみそ汁とお弁当そしておやつでエネルギーを充電しました。

休憩時間20分、体が冷えてきたところで下山開始。

下山時は安全のためヘッドライトを点灯させて降りました。

そうです山頂までの道のりではヘッドライトは休憩時以外使いませんでした。

それだけ円山は明るいのです。

札幌の街を山頂から眺めた時にこの明るさにみんなはどんなことを感じたのでしょうか?

今度は本当に真っ暗な森に行ってその対比を感じたいと思います。

下山の途中では暗闇で見える色の話をしたり、森の音を聞いたりしながら降りてきました。

円山動物園の前で小休憩をして8時にバスターミナルに無事戻ってきました。

こんな雨の中登っていたのですか?と聞かれましたが、

森の中では雨に当たることは少なかったです。木の葉がまだ茂っていますから。

雨にひどく当たったのは開けた山頂ですね、森の力を改めて知りました。

雨からも風からも守ってくれること。

 

今回の目的は

1、夜の森はどうなっているか五感で体感すること

2、1人ではできない体験をみんなで力を合わせて達成すること

この二つでした、お家でお子さんはどんな話を聞かせてくれたでしょうか?

勾玉づくりで頭の集中力を使い、登山で体の集中力を使い、

相当疲れたと思います。体を温めてゆっくりと休んでください。

 

 

来月はあったまるプログラムです!「たきびフルコースを味わおう」

どんな料理を作ろうかな?今から楽しみです!

それではまた来月元気に笑顔で会いましょう!

カツオこと高野克也