子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

道東キャラバンツアー2日目

2008年03月31日 22時54分40秒 | 札幌まるやま校
今日は、旭岳で一日中雪遊びをしました。
下界は春の雰囲気なのですが、
旭岳周辺はまだまだ雪がたっぷりあります。
雪まで降ってきたりして。
あっというまに10センチ近く降り積もったりしてます。

そんな中、実に一日中の雪遊びです。

最初は、みんな上手く遊べるのかな、
もう既にあっちこっちで遊んでいるから
簡単にできるのかな、
でも雪が堅いからすごいスピードが出るんだよな、とか
いろいろ考えていました。
でも、終わってみれば
みんな怪我もなく、実に楽しくそしてハイレベルな
あそびを展開していましたね。

下の写真は、雪崩を起こしているところです。



とにかく、ズーッと遊んでいたな・・・。
ソリを滑り続ける人。
穴を掘り続ける人。
何かを作り続ける人。

やはり雪は、人間の本能に何かを訴えているようです。


雪遊びの後は、温泉に入り・・・。
東川のキャビンに泊まります。
そべての食材が北海道産のクリームシチューに
舌鼓を打ったあとは、
夜の森を散歩しました。

いよいよ明日から、バスでのキャラバンが始まります!
滝野上町、というまちの旧小学校に泊まりに行きます。

早春の道東キャラバンツアー

2008年03月30日 21時29分47秒 | 札幌まるやま校
春休みの特別企画「早春の道東キャラバンツアー」、
ついに始まりました!
北海道組は、旭川駅までの電車移動です。
電車の旅って、いつもワクワクしますね。
久しぶりの電車に、胸を躍らせながら、あっという間に
旭川へ到着しました。

そして、旭川空港にて
東京組と合流です!
今回は、国際自然大学校NOTSの皆さんと一緒に
活動をします。
いやはや、みんな元気だ!

ということで、北海道組は「ようこそ北海道」という
ボードを持ってお出迎えです。
そして、空港近くのアイスクリーム屋さんで
「ウェルカムアイスクリーム」なんていう
とってもオツなお出迎えをしました。



それにしても、いい天気です。
早速、本日の目玉「旭山動物園」に行きます。
今回は、いかに自然の中で野生の動物が見つけられるかが
大きなテーマです。
だから、最初は旭山動物園で動物を見る練習、という感じかな。
いつもはただなんとなく動物園に行ったりしてるけど、
こんな風にあるテーマを持って動物園に行くと、
動物がまた違った雰囲気に見えるから不思議です。
なるほど、動物は目だけで探すんじゃないんだ。
においとか、その場に漂う雰囲気を感じることが重要なんだね。

でもそれにしても、ホッキョクグマは
相変わらず迫力満点でした。
写真は首なしになっちゃったけど。



ということで、今日はとりあえずこんなところで
活動終了。

明日は、まずはこの時期の野外の様子に慣れておこう、
ということで、雪遊びに挑戦します。

これからも、もしインターネット環境があるようでしたら
UPしていきたいと思います!

3月イエティーズ~札幌校~活動報告

2008年03月20日 00時53分18秒 | 札幌まるやま校
3月のイエティーズ、
今年度最後となりました。

今年度初めて実施してきましたが、
とてもたくさんの方々においでいただき、
本当にありがとうございました。


今回は、初回の昨年5月に活動したときと同じく、
円山公園を舞台に活動しましたよ。

円山動物園前に集合して、
そこから、円山を登りました。

途中までは、登山道がついている道、
そして、途中からは、雪が解けて、
ジャラジャラになっている雪の上を
少し埋まりながら、歩いていきました。

みんなが目指すのは、
「たのしくおしりすべりができるところ」

登るにつれて、だんだんと傾斜がきつくなってきました。
そうすると、なにも道具がなくても、
自分のおしりだけで、滑って遊ぶことが出来ました。

「どこまでがあぶなくて、どこまでがあぶなくないのか」
そんなあいまいな、自分で感じ取るしかないこの感覚を、
子どもたちはちょっと大変な環境のなかで感じ取りながら
活動していました。
そして、大人も同様にして、
「どこまでは自由にして、どこまでは手助けするべきか」ということも
考えながら、子どものそばにいました。

子どもの能力を引き出すために、子どものことをよくみて
今どのことに挑戦しているのか、何ができていないのか、
どんな声、どんな手助けをすればできるようになるのかなど
「最小限の手助け」というのが、大切に感じます。

そんなことも、大人も考えながら、
子どもの能力を引き出しながら、雪山を登っていくと、
かなり、大変なコースだったのですが、
見事、全員が尾根まで歩くことが出来ました。
大人も大変だったので、子どもはほぼ全力を出し切ったような子もいました。
たくましかったです。

そして、帰りは
ダイナミックに一気におしりすべり!
本当によく滑りました。
こんな楽しいことが、近くの森で出来るなんて
最高でしたよ。

それにしても、ちょっとハードでくたびれてしまいましたが、
お昼ごはんをパパッと食べて、
また、公園に遊びました。
(あの”おじい”も、急遽みんなに会いに駆けつけてきてくれましたよ!)

まずは、お母さんたちが楽しみにしていた、
アイスクリームづくり。
みんなでたくさんふって、美味しくなるように
チカラをあわせました。

そして、今年度最後のイエティーズの最後の
遊びを突如結成された「シスターズ」によって、
提案されました。
その遊びも「森のコビトづくり」。
今しか味わうことのできない、湿ってベタベタの雪を
木に貼り付けて、それで、雪像ならぬ、森の小人をつくりました。
それが、たのしくて、大人までのめりこんでつくっていました。

最後までみんなで楽しんだイエティーズでした。

今年度おnイエティーズはこれで終了となります。
また5月から実施する予定ですので、
また今後もどうぞよろしくお願いいたします!


イエティくらぶ黒松内校 3月例会②

2008年03月09日 18時03分42秒 | 黒松内校
今日は雲ひとつない青空の下
東山スキー場を貸し切り状態でそり遊びをしてきました。

そりレースでは
まず、ソリの練習を済ませ
2チーム対抗で4選手づつフラッグ争奪で競争しました。
あたたかい日差しの中、スピードそりにはうってつけの日和。
うまくコースをとって、スピードにのりフラッグを狙ってみたり、
ソリから転げ落ちて ダッシュでフラッグへつっこんだり・・・
熱い勝負となりました!

 
 

今年度のイエティくらぶ黒松内校は最後の活動となりました。
1年間をふりかえるとあっという間でした。
今回参加してくれた最年長中3のMRCは小さい頃から参加してくれました。
みんな4月には1学年あがります。
そうやって成長する中でぶなの森自然学校が、イエティくらぶが
もう一つのふるさと、もう一つの家族になるといいなぁ、と思います。

来年度、また様々な活動を展開したいと思います。
よろしくお願いします。

ぶなの森自然学校 間村(まむ)

イエティくらぶ黒松内校「3月例会」

2008年03月09日 01時10分37秒 | 札幌まるやま校
たーぼです。

今年度最後の黒松内校が子ども14名、大人11名といつもよりも少し少ない人数でスタートしました。

今日は男の子部屋ではっち、じゃいあん、しずかちゃんによる「笑顔で遊べるようになる遊びからスタートしました。

「どじょうにょろにょろにょろにょろどじょう」という掛け声で始まるゲームや自分
の体を使って動物のモノマネをするゲームなど、自然とみんな笑顔になるようなゲームにみんな夢中になって、楽しんでいました。

   


今回のテーマは「自分たちの行きたい場所に行って、自分たちで遊びを考えてみよう!」ということで、みんなで行きたい場所、やりたいことを話し合いました。

「長万部に行きたい!」「焚き火がしたい」「中の川に行きたい!」「ブナ林に行きたい!」などなどさまざまな意見が出てきたのですが、車は3台。さてさて、どうしたものかとディレクター陣で色々と相談した結果、似たような遊びのグループをまとめて4つのチームにすることができました。

その中でできたのが、「長万部ー砂浜ー雪あそびチーム」と「ブナ林ー雪あそびチーム」「中ノ川小中学校ー雪あそび」「学校の裏ー雪あそびー焚き火チーム」の4チームに分かれての活動となりました。

☆「長万部ー砂浜ー雪あそびチーム」
 長万部駅にある「石灰華」という珍しい岩を見学したあと、噴火湾の広ーいビーチに行って遊んできました。今日はヒトデが大漁だったようで113匹のヒトデを捕まえたということでした。
  
  
☆「ブナ林ー雪あそびチーム」
 黒松内が誇る天然記念物の森「歌才(ウタサイ)ブナ林」に行ってきました。天気が本当によくって、うとうとするような天気の中、ツルを使ってターザンをしたり、ダイナミックにシリすべりをしたり、春の訪れを感じながら、思いっきりブナ林を楽しんできました。
  

  

☆「中ノ川小中学校ー雪あそび」
 去年まで自然学校に来ていた山村留学生が通っていた閉校になった小中学校に行ってきました。ちょうど地域の行事で学校が開いて、中も除き見ることができました。グランドには大きなイルグーがあり(かなり本格的で、中にライトもついている)その周りで思いっきり雪あそびを満喫してきました。
  

  

☆「学校の裏ー雪あそびー焚き火チーム」
 最後のチームは2月の例会のときに作った焚き火場を使って、焚き火をしたり自然学校の屋根からの飛び降りをして遊びました。やわらかい雪の中へのダイブは「怖かったけど、面白い」とのことでした。
  


お外で食育キッチン~節分を楽しもう~

2008年03月07日 16時07分33秒 | 札幌まるやま校
2月の食育キッチンは、5ファミリー、3歳~小2まで14名で、節分をテーマに楽しみました。
今回のテーマは、
①道産豆を知り、料理する
②恵方巻きづくりを楽しむ
③雪中豆まきにチャレンジする
の3つです。
いつもの仲良くなるゲームは、旬当てゲームをしました。
頭に、いろんな季節に採れる食べ物のカードをつけて(本人は何がついているかわかりません)、その食べ物の旬ごとに集まるというゲームです。
ただし、しゃべってはいけません。ジェスチャーで自分以外の人の旬を教えてあげるというものです。チビッ子たちには「旬」は少し難しかったみたいですが、大人のジェスチャーに導かれて、何とか旬ごとに集まれました。

さっそく、お豆料理のスタートです。
最初にお豆7種類(大豆、小豆、金時豆、とら豆、白花豆、紫花豆、姫手亡豆、黒豆)を見てもらいました。
意外と、子どもたちはお豆を知っていました。
「これ、とらみたいな模様だから、とら豆って言うんだよ」と教えてくれる子もいて、ビックリです。
次に、ゆでた大豆と乾燥した大豆をみてもらいました。
両方くらべると、大きさの違いがはっきりわかります。
ゆでた大豆をみんなで1つぶ食べてみました。
「甘~い」「やさしい味」と感想が出てきました。
みんなで分担してお料理しました。
①塩ぶた肉とお豆のスープ ②お豆と根菜のサラダ ③お豆のココナッツミルクデザート④恵方巻きのすし飯づくり
の4グループに分かれての作業です。
各料理に使う豆も自分たちで選んで決めました。
スープ班は包丁で慎重に野菜を切っています。
サラダ班は野菜をゆでたり、チーズを切ったりと大忙しです。
デザート班は、ココナッツミルクを溶かすのに四苦八苦です。
すし飯班は、ママと協力してピッカピッカのすし飯をつくりました。
お豆料理が出来上がったので、恵方巻きづくりに取りかかります。
みんな、小さな手でクルックルッと巻きます。
巻きすで巻くというのが楽しいみたいで、何本も何本もつくりました。
中の具材は、みんなで持ち寄ったものがお好みで入っています。
えびフライだけのものや、カニカマボコがたっぷり入ったものなど、どれもこれも個性的な恵方巻きがたくさんできました。
今年の方角をみんなで向いて、かぶりつきました。
なんともほほえましい「いただきます」でした。

おなかがいっぱいになって、後片付けをしたあとは外遊びです。
身支度をしっかりして、そりを持って森のなかへ。
尻すべりをひたすら続ける子、雪深い森のなかへズンズン入ってゆく子、みんな思い思いに雪と遊びます。





最後は雪中豆まきです。
オニが雪の中からこちらに向かってきます。
最初恐がっていたお友達も、オニが誰かわかると安心して、思いっきり雪玉をぶつけています。



みんなの雪玉攻撃を受けて、オニはほうほうの体で帰ってゆきました。

森の家へ戻り、イラストを使ってフードマイレージのお話をしたあとは、いつものように一言ずつ感想を言ってもらいました。
本当に、子ども達の話す力がどんどんついてゆくのに感心します。
「自分の言葉で想いを伝える」
このことを大切にして、これからも活動してゆきます。

イエティくらぶ登別3月・2日目

2008年03月02日 17時40分20秒 | いぶり校
朝の7時30分ぐらいに、ログハウスグループが帰ってきました。
寝袋をズルズル引きずって、ややテンション低めか?という感じです。
「どうだった?」「おもしかった。でも寒かった・・・」
全然起きなかった、というツワモノから何度も目が覚めたという子まで、
様々な子がいたようです。
春はもうそこまで。でも、やっぱりまだ寒いな、たき火は暖かいな、
でも、タイマーはないんだよね、
なんていう当たり前のことに気づく晩だったようです。

さて、今日も「みすたー&もんきーのゆきあそび」に出かけます。
昨日よりも念入りに身支度をして、集合写真を撮って出発です。



今日は、あの伝説の男「武田さん」の牧場に行きました。
普段はなかなか踏み入ることのできない武田さんの牧場、
今回は特別にお願いして遊ばせてもらうことになりました。

ふぉれすと鉱山から歩いて7~8分。
渓流にかかる素敵は橋を渡っていくのですが・・・。
あらら、みんな橋なんか渡らずに川の中をジャブジャブ入ってしまいます。
くるぶしぐらいの深さなので、安全といえば安全ですが、
春を迎える子ども達って、
もう次のシーズンの遊びを欲しているのでしょうか。



今日行ったところは、
一箇所にいろんな遊びポイントがあるところです。
雪もたっぷりあるし、しりすべりも存分にできるし、
あら、川もあってなんかいろいろ見つけられるし、
氷もあるし、かえるや魚の死んだヤツもいるし、
もう子ども達の興味はつきません。



今日のような、冬と春の間ぐらいの時期が、
実はいろんな自然の表情が見れて楽しいかもしれませんね。

ということで、今年度のイエティくらぶは今日でおしまい。
多くの参加者と、保護者の皆さんと、多くのボランティア、関係者の皆さん! 
大変お世話になりました。
また来年度、さらにエネルギッシュに進めていきます。
ありがとうございました!!


イエティくらぶ登別・3月 1日目

2008年03月01日 23時14分11秒 | いぶり校
◆ことしさいごのゆきあそび
今年は雪が少ない、なんていいました。
たしかに、例年に比べるとかなり少ないと思います。
でも、それでも街中よりは積もっています。
そう、室蘭や登別という町は、もともと雪が少ないところなので、
鉱山町ぐらいの雪でも、かなり多く感じてしまいますね。



ということで、今回の雪遊びはふぉれすと鉱山の敷地から外に出て、
上り下りのある山の中での活動となりました。
グランドのように、きちっと整備されているわけではありません。
ところどころにクマザサが飛び出ていたり、
ものすごく深いふきだまりができていたり、
斜面が急だったりデコボコしていたり、
とにかくあっちこっちにいろいろなものがあります。
そのなかから、
どんなあそびを見出せるのかを自分たちで考える時間となりました。

こんなふうに、人から与えられるあそびじゃなくって、
その場にあったあそびを自分たちで考え出すあそびのほうが、
ずっと面白いような気がしています。

木のよじ登って、そこからふかふかの雪の上に飛び込んでみたり、
クマザサをたくさん集めて「パンダ」っていってみたり、
フカフカの深雪の中を四つんばいになって這いずり回ってみたり、
もちろんしりすべりをしてみたり、
トドマツのまつやにを取ってみたりと、
あっちこっちで、いろんなあそびが同時多発的に発生していたのが
とても印象的でした。

 

とくに、ラッセルがみんなとても楽しいようですね。
雪深いところに住んでいる子達にとっては苦痛でしかないかもしれませんが、
このあたりの子達にとっては、
あのひざ下にまとわりつくような感覚が新鮮なようです。
わざと、人の歩かないところを歩いたりして、
この時期の雪の「あの」感覚を楽しんでいました。



◆ログハウスの夜はふけて
さすがに3月の雪です。
かなり湿り気が強く、帰ってきたら服はベチョベチョ。
乾燥室に服を持っていき、乾かした後はそのままお風呂に直行しました。
慣れないラッセルが続いたせいか、みんなおなかがかなり減っているみたいです。晩御飯のホウレンソウ入りカレーライスはものすごい売れ行きでした。
晩御飯あとは、明日の朝ごはんの準備。
コメトギ娘達が、せっせとお米を研いでくれました。

 

そして、夜のノンビリタイムを過ごしたら、もう寝る時間です。
今回は10人の希望者が、ふぉれすと鉱山の隣にあるログハウスに泊まります。



「日本一不思議なログハウス」と噂されるこのログハウス、確かに摩訶不
思議な雰囲気が子ども達を包みます。はてさて、どんな晩になることやら・・・。