八ツ田おやじ剣道日記

知立東剣道教室、来迎寺剣道教室で稽古する親子の個人的日記。知立東剣道教室、来迎寺剣道教室を個人的に応援するブログです!

愛知七段・六段審査の流れ

2017-11-22 07:45:17 | 日記
愛知の六、七段審査を何度かお手伝いさせていただいて、審査の流れが大体わかってきました。
これから受審される方が当日のイメージをつかんでいただけるといいかな~と思い、書かせていただこうと思います。ワタシ自身が受けるのはまだまだ、だいぶ先ですね~

なお、ワタシは愛知の審査しか見たことがなく、愛知に限定した内容となります。共通する部分は多々あるかと思いますが、どこが相違点かは知りません。これは公式なものではまったくなく個人的なブログですので、内容については保証しませんし、何か間違っていてもまったく責任は取れません。あくまで参考まで。公式に配布される書類や当日の説明にしたがってくださいm(__)m

六段審査も七段審査もながれは同じで、違うのは立ち会いの時間くらいなので、特に区別せず書きたいと思います。

審査は午前の部と午後の部に別れています。午前の部は若い人、午後の部は年配の方になります。

各部でまた年齢層別に会場が5~6会場に別れます。第1会場が一番若い人たちの会場です。
会場のイメージは↓の通りです。大体です。



【受付~会場内での待機】
午前の受付はアリーナの各会場後方で行われます。
午後の受付はアリーナ外で行われます。

受付が終わると、役員の先生方から審査についての説明がありますので、アリーナ前方の会場内に入って説明を聞きます。

説明を聞いたあと、各会場で呼び出しが行われますのでアリーナ各会場入口付近に待機します。
四人毎のグループに分けられます。四人で割りきれない場合は後ろの方のグループは三人になります。

アリーナ後方の会場付近で呼び出しを待ち、呼び出されたらアリーナ内の各会場入口で、グループ番号と符号のついたゼッケンシールを係員の方が垂に貼ってくれます。この時シールだけもらって自分で貼ることはできませんので、必ず垂を着用して呼び出しを待ってください。

グループ番号は3桁の数字で、上一桁目が会場の番号、下二桁がグループの順番を示します。例えば103だったら第一会場の三番目のグループということになります。
符号は各グループ順番にA~D(三人グループはA~C)が振られます。
ゼッケンシールの上部にグループ番号、その下に符号が書かれています。
ちなみに今のところ愛知の審査の午後の部のグループ番号は51番からはじまりますので、例えば第一会場の午後の部の最初のグループは151となります。これは受審者の人数によってかわるかもしれませんね~

各会場は柵で区切られた向こう側にあり、床にA~Dの札が貼られており、各札の手前にそれぞれ1脚づつ、4つのイスが並べられています。
その向こうに開始線や中心の×印がはってあり、一番奥に審査員の先生方が座る席がこちら向きに置かれています。

ゼッケンシールを貼ってもらったら、1番目のグループの人はすぐに各会場内控え場所に入り、自分の符号のイスの後ろに座り面をつけ、AとCの人は審査員席に向かってイス席の左側、BとDの人は右側に別れて待機します。

2番目のグループの人もすぐに控え場所に入り面をつけたら自分の符号のイスに座って待ちます。

大体4~5番目のグループまでの人もすぐに控え場所に入ることになると思います。
イス席の後ろからグループ番号の若い順に、各グループ毎にA、B、C、Dの順に横一列に並び、イス席の直後のグループはイス席が空いたらイスに座り、その後のグループは前方が空いたら前に詰めていきます。
その後のグループも順次スペースが空いてきたら控え場所に入ります。

2番目のグループ以降、イスに座ったグループは係員の誘導で1番目のグループと同じように左右に別れます。係員の誘導前に席を立って左右に並んでしまうと、待機場所付近が混雑して送り出しのミスにつながりますので、合図があるまではイスに座っていたほうが良いかと思います。


【立ち合い直前~立ち合い】
審査員の先生方の後方頭上に立ち会いの組み合わせ順の標識が吊り下げてあります。↓のような感じです。

1回目 A-B
2回目 C-B
3回目 C-D
4回目 A-D

自分がAの場合、正面(審査員側)に向かってイス席の左側に待機します。
最初のグループであれば当然トップバッターですから、開始線まで三歩の間合いでスタンバイです。
2番目以降のグループの場合は、前の組のA-Dの立ち会いが終わったらイス席の横からすぐに歩きだし、納刀して下がってくる前の組のAの人の「向こう側」に並び、前の組のAの人と同時に礼をして、開始線に向かって斜めに三歩進んで抜刀、蹲踞です。

愛知の審査では、前の人の隣に並んで礼をする場合は、A~D全ての人が前の人の向こう側、つまり審査員側に並ぶことになっているので覚えておかれると良いかと思います。
事前の説明でもその様に伝えられるのですが、手前に並んで立ち会いの先生に注意される方が必ずいます。

ちなみに前の人と並んで礼をしなくて良い場合というのは、1、6、11、16、21、26、31・・・番目のグループのA-Bの立ち会いの場合です。
1番目のグループについてはいうまでもありませんが、審査員の先生が記入する用紙が5グループで1枚になっていて、5グループが終わる度に用紙の入れ替えが発生し、同時に立ち会いの先生が交代します。なので5グループが終わった後の6、11、16・・・グループの最初の立ち会いは一旦ストップして立ち会いの先生の合図を待って開始線に進むことになるわけです。

Aの人はBの人との立ち会いを終えたら、一旦イス席の左側に戻り、C-B、C-Dの立ち会いを見届け、C-Dの立ち会いが終わったらすぐに歩き出しCの人の向こう側に並び一緒に礼をします。

余談ですが、礼法-抜刀-蹲踞について。
六、七段は風格が大事、と言われますので礼法から蹲踞まで悠然と厳かに行いたくなります。
が!礼法が始まった時から立ち合いの先生がタイマーをスタートする申し合わせがある場合があります。
その場合、礼法~蹲踞が長くなれば実際に立ち合いを行う時間が短くなるわけです。
礼法を疎かにすることはできませんが、過度な演出はやめておいたほうがいいかもしれません(^-^;

自分がBの場合、正面(審査員側)に向かってイス席の右側に待機します。
最初のグループであれば開始線まで三歩の間合いでスタンバイです。
2番目以降のグループの場合は、前の組のA-Dの立ち会いが終わったらイス席の横からすぐに歩きだし、納刀して下がってくる前の組のDの人の「向こう側」に並び、前の組のDの人と同時に礼をして、開始線に向かって斜めに三歩進んで抜刀、蹲踞です。
前の人と同時に礼をしない場合は前述の通りです。
2回連続での立ち合いです。

自分の符号がB、Dの場合、また4回目A-DのAの場合に特に気に留めておいていただきたいのが、自分の前に出ている人が2回立ち合いを行う、ということです。
よくあるのがたとえば自分がBの場合、前の組の3回目C-Dが終わった時点で自分の出番と勘違いして歩き出してしまうケースです。
本当は前の組の4回目A-Dの立ち合いですが、そこにBも出て行ってしまうのですから、前の組のAの人にしみれば「自分の相手が二人いる!?」ということになってしまいます。
送り出しの係員も気を付けてはいるのですが、長い時間やっていると途中でふと集中力が切れ勘違いしてしまうこともありますので、前方の立ち合い順の標識と現在の立ち合い者をよく見比べて、自分の出番は自分でしっかり把握しておかれるほうが不要な混乱を避けることができると思います。
考えると、B、C、Dの人は2回続けて立ち会うことになるので、1回目を終えて下がってきてしまう失敗がありそうなものですが、それは見たことがないですね~。「自分は2回続けて立ち会う」と意識しているからでしょうか?

自分がCの場合、正面(審査員側)に向かってイス席の左側に待機します。
1回目A-Bの立ち合いが終わったら、イス席の横からすぐに歩きだし、納刀して下がってくるAの人の「向こう側」に並び、Aの人と同時に礼をして、開始線に向かって斜めに三歩進んで抜刀、蹲踞です。
2回連続での立ち合いです。

自分がDの場合、正面(審査員側)に向かってイス席の右側に待機します。
2回目C-Bの立ち合いが終わったら、イス席の横からすぐに歩きだし、納刀して下がってくるBの人の「向こう側」に並び、Bの人と同時に礼をして、開始線に向かって斜めに三歩進んで抜刀、蹲踞です。
2回連続での立ち合いです。

なお、立ち合いの組み合わせについては変則が2つあります。
一つは、3人グループの場合です。
実際には標識がありませんが、以下の組み合わせになります。

1回目 A-B
2回目 C-B
3回目 C-A

なのでAの人は1回目の立ち合いを終えたら、一旦下がってイス席の右側に回り、2回目C-Bが終わったら歩き出しBの人の向こう側に並んで一緒に礼、となります。

もう一つは二刀の方がグループにいた場合です。
例えばBの人が二刀の場合、二刀の人と立ち会った相手A-C同士で5回目の立ち合いを行います。

1回目 A-B
2回目 C-B
3回目 C-D
4回目 A-D
5回目 A-C

二刀の人が二人いたらどうなるんでしょうか??ワカリマセン(笑)

午前の部、午後の部でそれぞれ短時間の休憩が入ります。
先程書いたように審査の用紙が5組分で一枚になりますので、例えば午前の部で20組の審査を行うのであれば、半分の10組が終わったところで休憩が入ります。
係員の人が教えてくれると思いますので気にする必要はありませんが、休憩は5~10分ほどで終わりますので次に出番になるグループの方は、審査員の先生方が退場されたら面をつけ始めるくらいがちょうど良いかと思います。


【実技合格発表~形審査】
各部の休憩時、終了時の区切りでそれぞれ合格発表が行われます。
休憩のタイミングでも合格発表があるということにお気を付けください。終了までまだ時間がありそうだから~と会場を離れてしまうとせっかく実技に合格したのに形の審査で失格となりかねませんので・・・

上記のタイミングで合格発表が行われ、合格者は係員の誘導で形審査会場に移動します。

形の審査に合格したら、晴れてご昇段!!おめでとうございますm(__)m

残念ながら実技不合格だった方は、各会場入り口のところにハガキが用意されていますので、必要事項を記入すると後日その日の審査内容が通知されます。

余談ですが、実技審査を終えて「今日はダメだった~orz」と自己判断され、合格発表を見ずに帰宅してまったが実は実技合格していた、というケースがあるそうです。
形の審査を受けて落ちた場合は再審査が受けられますが、受けずに失格にしまった場合は再審査が受けられないそうなのでくれぐれも自己判断はされないほうがよろしいかと思います。

以上、2017年11月時点での内容です。
愛知で六・七段審査を受けられる方のご参考になれば幸いです。

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