やんまの気まぐれ・一句拝借!

俳句喫茶店<つぶやく堂>へご来店ください。

蠟梅や胸のボタンを触る癖 服部さやか

2017年01月18日 | 俳句
168
服部さやか
蠟梅や胸のボタンを触る癖
付近の蠟梅が香る今日この頃。何かにつけて胸ボタンに触る癖があって今それが出た。梅に触発されて取り留めもなく物を想っている。それは思い出す「ひと」が居るという事だろう。私にも白梅に触発されて想う人がある。そんな時はいつしか頬杖体制となっている。知らず知らずに出る自分の癖。無くて七癖あると言う。自分で自分の癖を幾つ数えられるだろうか。:俳誌「ににん」(2016・春号・vol.62)所載

最新の画像もっと見る

コメントを投稿