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木々の間に輝く日あり冬の草:山西雅子

2021年11月25日 | 俳句
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木々の間に輝く日あり冬の草:山西雅子
冬の雑木林を歩いている。すっかり葉を落とした木々の間から日光が射し込んで輝いている。足許には名も知らぬ草々がその木漏れ日を浴びている。冬の散策をしていると蒲公英や蝶々が目に留まる。彼らは年間存在しているのだ。旬を過ぎた草木も虫たちも懸命に命を紡いでいる。ぶーーんと冬の蜜蜂の羽音が近付きそして遠のいた。命愛しや。
角川・合本俳句歳時記:20190338日所載<指先の無き手袋で開封す:やの字>
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