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ハンモックあの雲が父あれが母:岩永はるみ

2020年07月12日 | 俳句
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ハンモックあの雲が父あれが母:岩永はるみ
ハンモックを通した風に背中が涼しい。ぼんやりと空を見るのも久しぶりである。ぽっかり浮かんだ雲を眺めて飽きない。あの大きな雲が父で寄り添う雲が母である。などと思う内に父母の面影が脳裏に現れてきた。そしてあの頃のことあの友のことに思いが馳せて行く。こんな想像力を湧かせて、本当に雲は天才である。<ハンモック我が重力に軋みけり:やの字>:俳誌『春燈』(2020年7月号)所載。
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