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強霜の登校の子等きらきらす 国定義明

2017年01月24日 | 俳句
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国定義明
強霜の登校の子等きらきらす
寒さ厳しい登校時間。霜で通学路も真っ白である。夏場も冬場も朝の散歩を欠かした事は無いがさすがにこの強霜で吐く息も凍りそうである。その中をきらきらと朝日を浴びて子等が行く。少々濁り始めた大人の目には朝日以上に子等の姿が眩しい。お早うございます!の挨拶におはよっ!と声を返す。目頭が潤むのは老いの涙目で仕方の無い事だ。:読売新聞「読売俳壇」(20170116)所載

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