9月に入り、CTをとった。
月1の血液検査もした。
結果は...
チーーーーーン。
肝臓のガンちゃん、ひとまわり?大きくなっていた。
血液検査の腫瘍マーカーCEAも、10くらいあがっていて...39くらいに。
さがるのは、少しだけなのに、あがる時は10も上がるなんて...
「くそぉ~」
と、思いながら、主治医の話を聞く。
主治医「パクリタキセルは、終了ですね」
私「アバスチンは?」
主治医「アバスチン単体では使わなくて、パクリタキセルもいれるので、パクリタキセルが効いてないので、あまり意味がないかな?」
「次の治療も、決めないと...」
「遺伝子パネル検査の結果は...まだなんですよね?」
まだ現実を受け入れてないあたし。
「先生。悲しい気持ちでいっぱいな時に、考えないといけない&決めないといけない事がいっぱいすぎて、パニックになりそうです...」
と、本音がポロリ。
まずは1つづつ。
今まで使ってきた抗がん剤を書き出した先生。【ホルモン剤】
★手術
ドセタキセル
FEC
【タモキシフェン】
→肝臓転移
アバスチン&パクリタキセル
【アリミデックス+リュープリン】
→肝臓憎悪
アバスチン&パクリタキセル
★肝臓切除手術
ゼローダ
【フェマーラ+リュープリン】
→リンパ節転移
ゼローダ
→肝臓転移
パクリタキセル
→肝臓憎悪 ←いま
ホルモン剤に入ると、抑え込んでくれない感じがするので、先生も抗がん剤推し。
次の治療は、抗がん剤の「ハラヴェン」
「ハラヴェンもやってみないとわからないけど.........。遺伝子パネル検査の結果、何か使える薬があればいいんだけど。。。」
ここの病院では、ハラヴェンしか残っていない。
あたしと主治医の5年の関係なめんなよ~。
言いたくない先生の心、気づいて、よけいに凹む。
遺伝子パネル検査の結果は、もうそろそろ電話があっても良いと思うんだけど...
まだ外国から返ってきてないんだろうな。
前から気になっている治療の話を聞きたいからと、紹介状をかいてもらった。
なんとか、肝臓の3個のガンちゃんを、小さくしたい。
その思いは、あたしも先生も同じだった。
今週、違う病院に話を聞きに行く。
頭がぐちゃぐちゃで帰ってきた。
怖いし不安だし...
パクリタキセル単体じゃなくて、アバタキにしておけばよかったのかな?
そろそろアバスチンも入れて、アバタキにしてもらってガツンと小さく!と、思ってた矢先だった。
あたし、どうなるんだろう?
息子が成人するまで、11年もあるよ。
考えることは、ネガティブな事ばかり。
ごはんも食べる気しない。
ぜんぜん!気分晴れませんけど!
普通に元気に歩いてるすれ違う人にすら嫉妬する(笑)
心に余裕なんて、ございません!
同病のおともだちに話を聞いてもらったり、アドバイスしてもらったりで、最近、少し気分は落ち着いてきた。
やっぱり同病のお友だちに聞いてもらうと、心が落ち着くぅ。
本屋にある本を探しに行った時に、一冊の本の帯に書いてあった言葉に、目が止まった。
「下り坂には、下り坂にしか見えない景色がある」
そう思うと、他の人には見えない特別な景色を見てるんだ...。うふふふふ。と、ちょっとだけ心、救われた。
うまく話が進み、
良い治療が受けられますように。