遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

かいつぶり

2019-11-28 16:35:28 | 日記
令和元年11月28日(木)

鸊 鷉 : カイツブリ、鳰(にお


カイツブリ科の鳩よりやや小さい水鳥。
茶色で、全長は26cm程。

泳ぎ、潜水が得意で時に25秒以上潜る
事から、「息長鳥」の異称がある。
湖沼、川等で普通に見られるが、辺りが枯
果てる中で目立って見える。
留鳥で厳密には冬鳥ではないが、冬の湖沼
や池、川等で目に付く事から冬の季語。

身体を少し沈め、反動で浮き上がる力を利用
して、頭から水の中へ突っ込む。
跡(くるぶしから下の足)には膜が付いて
居り、これが水掻きの用をなす。
泳ぎが巧みで、水中に潜り漁をする。
小魚、小エビ、ザリガニ、大き目な水生昆虫
等を獲る。

繁殖期は夏で、水草を積み重ねて浮巣を作る。
初夏に羽毛の様な可愛いヒナを連れて泳ぐ
姿は、カルガモの様で、癒される。

滋賀県に在る琵琶湖は、古名を「鳰(にお)
の海」といい、鳰は滋賀県の県鳥となる。

由 来
古名の「鳰」は、水に入る鳥が転じた。
奈良時代には「にほどり」と称された。
「カイツブリ」は、繰り返し潜る「掻き頭潜
(かいつぶり)」からという説や、
「カイ」は忽ち、潜るときの音が「ツブリ」
と転じたとの説等、様々な説がある様だ。


この地(名古屋)では、荒子川公園や、
白鳥庭園、鶴舞公園等で多く見られ、、
日向ぼこをするように、、、、
亦、時に瞬時に水の中に消え、暫くすると
違った方向から浮き上がる、、、
これを繰り返し、飽きないで見る当方も
暇人では在る、、、、。


今日の1句

鳰の消ゆ思はぬ所鳰浮かぶ    ヤギ爺