土日シリーズで、土曜日に書く、新しいネタとして、こんなのをやってみたいと思います。
ちょっと前のブログで、雑誌などの自動編集という書き方をしたけど、雑誌だけでなく、Webやチラシ、カタログなど、データベースから自動編集することがあります。
そのとき、どのように考えていくかのお話です。
■そのまえにまず、レイアウトについて
そのまえに、用語の説明。
雑誌でも、本でもチラシでもパンフレットでも、Webでもなんでもそうなんだけど、以下のように、レイアウトというのを考えます。
・まず、ページという概念があります。
紙なら、1ページって言うのがわかると思います。
Webでも、ホームページっていうように、1HTMLで開いて見えるのを
ページとします。
・ページの中にどんなものを、どこに置くかというのを、レイアウトといいます。
・どんなもの?っていうのは、ひとつのまとまった記事とかを、枠で示します。
枠は四角形とは限りません(雑誌などだと、丸い枠とか、ふきだしの枠もありえます)
・この枠1つ1つを、ここでは、小組(こぐみ)と呼びます。
・この小組のなかに、文字や絵があります。
■具体例
具体的な例を示します。
以下のようなページがあったとします。
このとき(黒い部分が実際の印刷物で赤い部分が説明だとして)、
長方形の3つ、小組1、小組2、小組3と、
爆弾マークの小組4は、明らかに、上記の説明でいう小組みです
(上記のケースで、見出しと、場所のようなやつは、小組という人と、言わない人がいる)
基本的に小組ごとに、仕事を任せて(別の人に同時並行にやってもらってOK)、
それをライブラリに入れておいてもらって(ライブラリは共有する)、最後に、レイアウト上に貼りこんで、仕事を完結させます。
この一連の作業を自動化するわけです。
■素材について
小組みの中に、素材となる、文字やデータが入っています。
(上記の例では、文字、パソコン1個10万円とか書いてあった)
素材には
文字データ
線画データ
イメージデータ
の3種類があります。
●文字データは、文字のデータ(テキストデータ)です。
コードの問題、フォントの問題が発生します。
なお、文字には、飾り文字というのがあります。
●線画データは、ベクトルデータと呼ばれるもので、絵です。
ただ、イメージとちがって、どこからどこまで線を引くという書き方をしているので、解像度には関係ありません。イラストレーターの絵(図)などが、それにあたります。
●イメージデータは、写真のデータです
ドットで表現されます。
1つの小組みの中には、複数の文字、線画、イメージが共存します。
というか、小組みの中に小組みがあったりもします。
■まとめ
こんなかんじ
1つの本、サイト
+ページ
→ページのなかに、どのように小組をおくか、「レイアウトする」
+小組
→小組のなかに、どのように素材をおくか:決まってることが多い
+素材
+文字データ
+線画データ
+イメージデータ
ちなみに、「ページのなかに、どのように小組をおくか」というのを、レイアウトデータと呼びます。