ずいぶん間が空いちゃったけど、
アジャイルの場合、要求仕様書ではなく、ゴール指向要求分析の図のほうが、いいんでしょうね!
http://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/5602c8dcb89594455cc347e29463d21b
のつづき。
ウォーターフォールの場合、機能を明確にして開発するけど、
アジャイルの場合、はじめは機能は明確にならない(できない)。
でもまあ、要望はあるだろうから、そーすると、こんなような形
http://kaiya.cs.shinshu-u.ac.jp/2007/ms/gora1.pdfの13ページより引用
で要望をツリー上に表現し、何をやるかを明確にしていく感じのほうがいいかもしれない。
という話まで書いた。
では、この図をExcelにするとしたら、どうなるだろう?
こんなかんじかしら・・・
2つ以上の目的に対して、同じことを行う場合、2回繰り返して書くので見にくくなっているが、だんだんと、詳細化していく感じになっている。
そして、一番最後にはやることが出てくる(ダブっている場合もあるが・・)
これと同じようなものは、ウォーターフォールでも作成する。
WBSを作成し(これが、上記の図に相当する)WBSの項目を左側に書き、その横(右側)に、期間と線を描いて、
予定表(ガントチャート)を作成する。
ということは、同じようにアジャイルでも、
目的を詳細化して書いて、やるべき項目をかき、その横に期間と線を書いてガントチャートをかける。
同じ項目が2回以上出ることもあるが、(例の「事前の日本語チュートリアルを開催」とか)それは、同じことを何回も書けばいいことだし、
逆に、やらなくなってしまったようなことは、期間と線の部分を書かなければいい。
っていうことで、どちらでもガントチャートは、書こうと思えばかける。
じゃ、どこが違うのか。
本質的な違いは、機能が期間内に開発不可能になった場合だと思う。
アジャイル、とくにスクラムの場合、期間を守る。その場合、機能を削ることはある。
ということで、縦方向(機能を書いたほう)は変更がある。横方向(期間を書いたほう)は原則変わらない。
一方、ウォーターフォールは、機能を守るのが原則(契約したから)。
だから、期間を延ばしてデスマーチするしかない。
ということで、縦方向(機能を書いたほう)は原則変わらない。横方向(期間を書いたほう)は変更がある。
つまり、変更するものが違うんだな・・・
次は、契約について
アジャイルでも、契約書の書き様によっては、請負でもいけるんじゃないかっていう話。