情報処理とは何から、データベースの基本的な話(情報処理試験のデータベーススペシャリスト程度の話まで)を書く、土日のシリーズ「Hello World程度のデータベース」です。
このシリーズのはじめは、理論的なことを書いてきて、今は、実際にデータベースアクセスプログラムを書いてみましょう!ということになりました。
一連の手順はここに書いてあって、今回は、「テーブルの作成・データ入力」です。
■仕様
HelloDBというデータベースを作成し、そこに、KeyWordTBLというテーブルを作成します。
項目は
KEYWORD VARCHAR(50) NOT NULL,
VAL VARCHAR(50),
主キーは KEYWORD
データは、
KEYWORDにHello、VALにWorldという行を作ります。
■前提と手順
いま前提として、MySQLがインストールされていて、デフォルトの文字コードがUTF-8になっているとします(ここのインストール方法でインストールすると、そうなります)。
で、インストール直後からの手順です。
<<手順>>
1.データベースをつくる
2.テーブルを作る
3.データを入れる
では、次から、それぞれの手順を詳細に説明します。
■データベースをつくる
(あ)スタートメニューからMySQL→MySQLServer5.0→MySQL Command Line Clientと選択して、MySQL Command Line Clientをだします。
(い)Enter passwordときたら、インストール時にいれたパスワードをいれてください。
(う)プロンプトが出たら、
CREATE DATABASE HelloDB;
といれます。
これで、データベースができました。
*CREATE DATABASE HelloDB DEFAULT CHARACTER SET utf8;
としてもいいです。そーすると、UTF8になりますが、今回はもともと設定がUTF8なので、省略しました。
■テーブルを作る
(え)まず、CREATE TABLEの文を、テキストファイルに作ります。
以下の内容
CREATE TABLE KeyWordTBL( KEYWORD VARCHAR(50), VAL VARCHAR(50), PRIMARY KEY(KEYWORD) ); |
をC:¥temp¥table.txt(¥は、本当は半角)
というファイルにいれておきます
(別にどこでもいいのですが、あとでこのパスを指定するのが面倒なので)
(お)さっきのMySQLのコマンドラインに戻って
use HelloDB
と入力します。
→Database changedとでます。
(か)おなじくMySQLのコマンドラインから
source C:¥temp¥table.txt
(¥は、本当は半角) と入力します。
*C:¥temp¥table.txtのところには、実際に(え)で保存したファイル名を
指定します。
(き)これで、テーブルができているはずです、。
確認します。
コマンドラインから
DESC KeyWordTBL;
といれると、テーブルの情報が出ます。
■データを入れる
(く)まず、INSERT文を、テキストファイルに作ります。
以下の内容
INSERT INTO KeyWordTBL(KEYWORD,VAL) VALUES("Hello","World"); |
をC:¥temp¥data.txt(¥は、本当は半角)
というファイルにいれておきます
(別にどこでもいいのですが、あとでこのパスを指定するのが面倒なので)
(け)さっきのMySQLのコマンドラインから
source C:¥temp¥data.txt
(¥は、本当は半角) と入力します。
*C:¥temp¥data.txtのところには、実際に(く)で保存したファイル名を
指定します。
(き)これで、テーブルができているはずです、。
確認します。
コマンドラインから
SELECT * FROM KeyWordTBL;
といれると、テーブルのデータが出ます。
これで、テーブルにデータが入りました。