NHNカンファレンスでもらったHBaseの本を、ざっと斜め読みして、適当にまとめるシリーズ「HBaseを読む」の続きです。
ちゃんとした情報を知りたい人は、HBaseの本を見てください。
今回から2章。2.1から
今回から、手抜きしていきます。
2章 インストール
■2.1 クイックスタートガイド
・HBaseの動かしかた
HBaseの最新のリリースをダウンロード
適当なディレクトリに展開
cd /usr/local
tar -zxvf hbase-x.y.z.tar.gz
インタラクティブシェルを使って、プロンプトにstatusコマンド
cd /usr/local/hbase-0.91-SNAPSHOT
bin/start-hbase.sh
bin/hbase/shell
status
ここで実行しているのは、スタンドアロンモード
デフォルトではすべてのファイルは/tmpに保存
簡単なテーブルを作成し、データを持つ行追加
create 'testtable','colfam1'
list 'testtable'
put 'testtable','myrow-1','colfam1:q1','value-1'
put 'testtable','myrow-2','colfam1:q2','value-2'
put 'testtable','myrow-3','colfam1:q3','value-3'
追加したデータが取り出せるか確認
scan 'testtable'
1行だけ取り出したい
get 'testtable','myrow-1'
値の削除
delete 'testtable','myrow-2','colfam1:q2'
後片付け:テーブルを利用できなくさせて削除
disable 'testtable'
drop 'testtable'
シェルを終了、コマンドラインに
exit
HBase停止
bin/stop-hbase.sh
※コラム:データディレクトリの設定
設定ファイルconf/hbase-site.xmlのhbase.rootdir に
書き込みたいディレクトリを指定
デフォルトは/tmp/hbase-ユーザー名
■2.2 必要な条件
・2.2.1 ハードウェア
コモデティハードウェア=サーバー級のマシン
・2.2.1.1 サーバー
<<CPU>>
推奨スペック
マスター クワッドコアCPUX2 2.0-2.5GHz
スレーブ クワッドコアCPUX2 2.0-2.5GHz
<<メモリ>>
必要量
マスター 24GB
スレーブ 24GB以上
<<ディスク>>
推奨構成
マスター 4X1TB SATA RAID 0+1
スレーブ 6X1TB SATA JBOD
※コラム RAIDあるいはJBOD
スレーブではRAIDを使うべきではない→JBODを使う
マスターでは、RAID 0+1あるいは1+0
どちらもディスクはファームウェアベースのRAID
<<筐体>>
推奨構成
マスター ギガビットイーサ、デュアルPSU、1Uあるいは2U
スレーブ ギガビットイーサ、シングルPSU、1Uあるいは2U
2.2.1.2 ネットワーク
・トラフィックの分散はToRスイッチ
・集約はCaS(コアアグリゲーションスイッチ)
・必要最小限のポートだけ空けておく
次回は、2.2.2から