太陽がいっぱい
仏: Plein soleil
1960年のフランスとイタリアの合作映画。
主演:アラン・ドロン、監督:ルネ・クレマン。
パトリシア・ハイスミスの小説「才人リプレイ君」(原題。邦訳本の題名は
『太陽がいっぱい』、『リプリー』)を原作とした、ピカレスク・サスペンス。
1999年、マット・デイモン主演で、ハイスミスの同じ作品を基にした映画『リプリー』が公開された。この2つの作品は原作が同じというだけで、『リプリー』は『太陽がいっぱい』のリメイクではない。
2008年9月、“『太陽がいっぱい』スペシャル・エディション”として、デジタルリマスターした本編と、オリジナルフランス語音声と共に、1972年にフジテレビ「ゴールデン洋画劇場」で放映された時の日本語吹替を収録したDVDが発売された(翌2009年3月31日までの期間限定生産)。
ストーリー[編集]
悪友フィリップ(モーリス・ロネ)を、彼の父親の頼みで連れ戻しに来た貧乏な若者トム(アラン・ドロン)。しかし放蕩息子であるフィリップは父の元へ戻る気はなく、親の金で遊び回っていた。トムはフィリップの金目当てに彼と行動を共にするが、トムやフィリップの恋人マルジュ(マリー・ラフォレ)に対してフィリップが時折見せる傍若無人な態度に怒り、フィリップを殺害する。死体を海に捨てた後、トムはフィリップになりすまして彼の財産を手に入れようと画策し、計画を実行していく。
『太陽がいっぱい』
Plein soleil
監督 ルネ・クレマン
脚本 ポール・ジェゴフ
ルネ・クレマン
原作 パトリシア・ハイスミス
製作 ロベール・アキム
レイモン・アキム
出演者 アラン・ドロン
マリー・ラフォレ
モーリス・ロネ
音楽 ニーノ・ロータ
撮影 アンリ・ドカエ