浮田克躬 うきた-かつみ
1930-1989 昭和時代後期の洋画家。
昭和 5年 2月17日生まれ。一水会展,日展に出品。日展で昭和33年,42年特選,51年会員となり,63年内閣総理大臣賞。61年宮本三郎記念賞。北海道やヨーロッパの風景を主題に制作。平成元年8月30日死去。59歳。東京出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。作品に「サンマルタン水路」「城砦の島」など。
アルミサッシ文化
日本の一般の建築や日本人の暮らしが、ウサギ小屋だとかいわれましたね。本当にそんな風に見えるのか外国人の眼になって、いっぺん日本を覗いてみたいと思った。意識的に見てみると日本の今の建物は窓が実に簡単で、アルミサッシなんかつけて、使えればいいような機能性と実用性だけ。確かに軽くなっていいのかもしれないけれど、無駄なものがなくなりすぎてますね。無駄がなければ楽しみもないんじゃないかと思います。
『浮田克躬・自作を語る』
アートトップ 66号 昭和56年12月1日発行より