おやじのこだわり田舎暮らし

自然にやさしく 美味しく安心して食べられる作物作りと スローライフな田舎の生活を楽しむ。

注連飾り作り

2006-12-30 08:08:53 | 行事
毎年暮れのこの時季になると正月飾りを作るが、昔から門松鏡餅であった。
いつの頃からか田舎でも、門松に替えて手軽な市販の注連飾り を買うようになった。
我が家では自己流ではあるが、手作りの注連飾りである。。
材料は手に入る縁起が良いと言われる物で、購入したのはダイダイだけである。
近くの山で採ってきたウラジロと竹のササ。
我が家の庭や畑にある、黒松、梅、万両。
秋から保存していた、古代米の稲ワラと稲穂。
小雪が散らつく中で、寒いので焚き火で手をあぶりながら、慣れない左縄にも苦労する。

 


姿形はともかく、予備を含め注連飾りらしき物が2個出来たので、さっそく玄関に飾る、あとは車でも。
これで一応正月が迎えられそうである。



 

 



今年の黒大豆

2006-12-25 08:17:45 | 農業
毎年6月中旬になると、昨年の収穫品から良い豆を選び、畑に直播と床播きにわけて丹波黒大豆を植え付ける。
葉っぱが3枚ぐらい出る頃になると、背が高くなり倒れないように、豆が多く付くようにと摘心してやる。
8月に入ると、このぐらいの大きさになるので、株元にバットグアノ(蝙蝠の糞肥料)と草木灰を一握りずつ施し1回目の土寄せする。




赤紫の花が咲く頃には、充分に水を与え乾燥には気をつける。
台風シーズンに備え、さらに土寄せをし、木の杭を打ち紐を張り倒れないようにするのが又大変。
10月に入ると、酒のつまみに最高の、あの美味しい黒枝豆として食べられるになる。
12月に入り寒さが厳しくなると、葉っぱが枯れ落ちるようになるが、今年は例年よりだいぶ遅れたようである。




畑で触るとカラカラと音がするまで熟れたら、株ごと抜いて家に持ち帰り乾燥する。
足踏み脱穀機で、豆とサヤを枝から外しシートに広げ天日でサヤがはじけるまでさらに乾燥する。
むしろ等でクルリ棒と呼んでいた唐竿や木槌で叩き、豆をサヤから外す。
そこからはフルイや唐箕さらには箕などを使い、豆をサヤやごみと分離する。
さらに虫食いやカビた屑豆を、手作業でより分け良品にする作業がまっている。
まったく手間がかかるが、それだけに出来た豆を手にする喜びも大きい....。




出来た豆は、孫たちが大好きな黄粉餅ように、又かるく炒ってご飯に入れ、黒豆茶にしたり、もちろん正月用の黒豆煮にもするが、新豆は早くふっくり煮えるし美味しい。



役立つ昔の農機

2006-12-20 08:17:42 | 農業
今、黒豆の収穫後の脱穀や選別に我が家では、一昔前の農機具が頑張っている。
明治末期に開発され大正年間に全国的に普及した、足踏み脱穀機や、手回し風力選別機の
唐箕である。
いずれも半世紀以上前の農機だが、今でも稲の種籾や大豆等の雑穀の、脱穀選別作業に
欠かせない。

写真は脱穀機で、ペタルを足で踏むとガーコン、ガーコンと音を出しながらドラムが廻るのでそれに当てて脱穀する。
構造は簡単なので故障もなく動いてくれるが、木造の本体にガタきているのと、鉄製の
ギアが磨耗しているのでいつまで使えるかが心配である。




唐箕であるが、これは手回しの風力選別機で豆と殻や細かいゴミを、きれいに選別してくれる。
実際にはちょっとしたコツがあり、上から落とす量と風力の調整を両手で、同時に巧くやらないと選別が完全に出来ない。




最近の農機は、効率や省力化を求める農家のためかしれないが、各機にエンジンが付いた
複雑で高価な物が多く、1年に数回しか使用しないのにもったいないものだ。
手足と身体を動かすことを楽しみ、健康のためと考え働く程度の、自家用農家での使うには、昔の農具が環境、エコを含め合っているかも.........。

自家製こうじ

2006-12-15 07:32:01 | 料理
毎年冬のこの時季になると、自家製のを作る。
良く精米したうるち米を、井戸水で洗米し一晩浸漬して、翌朝ざるにあげ充分に水切りをし、蒸篭にいれ強火で一時間ほど指でひねりつぶして餅状になるまで蒸す。
蒸米を広げて混ぜながら、手で触れるぐらいになるまで冷やす。




さらし木綿をしいた木箱(餅箱)で、蒸米と種麹を入れ手でもむようにし全体が均一になるように混ぜ種つけをする。




麹箱を育苗保温器と断熱シートでくるみ、さらに上に毛布を掛け、31度に設定して保温する。
1日たつと米粒の表面や所々に麹菌が白く見えるようになっているので、手入れし全体を撹拌し均一にする。
さらに6時間後もう1回手入れをし2日後には、写真のようなが出来る。



出来た自家製のは甘酒や味噌、漬物などのスローフードの食品材料として色々利用できる。
麹や酵母を含む食品はアミノ酸やミネラル、ビタミン類も豊富なため健康食品として、さらには腸内細菌との共生、アレルギー抑制や免疫機能をも高める作用も認められているとのこと。

健康野菜ヤーコン

2006-12-10 07:41:16 | 農業
ヤーコンは、南米高地原産で菊芋やダリアに近い多年生植物である。
食物の中でもっとも多くのフラクオリゴ糖を含んでいるらしく、低カロリーで整腸作用も肥満や糖尿病予防に有効で、健康野菜として注目されている。

フラクオリゴ糖には、次のような具体的な効果が有るらしい。
○虫歯になりにくい。
○ダイエット効果がある。
○便秘を予防する。
○血液や血行を正常にする。

写真は秋のヤーコンの花で、まったくダリヤによく似ている。
初夏の若葉、茎は乾燥してお茶としても利用できる。




地上部が枯れる、この時季に掘って見ると、種芋とする塊茎(上部)と、食用になる芋の塊根(下部)が見られる。




ヤーコンの料理としては、生で食べてもほのかな梨に似た甘味があり、サラダや酢の物でも美味しいが、和え物、煮物、炒め物、煮物やてんぷらにと幅広い。
今日は酢の物と鍋物にして、酒を楽しんだ。







我が家のネコ

2006-12-05 08:39:59 | ペット
我が家の猫のモモである。
娘が市内で捨てられていた子猫を拾ってきてそろそろ四年になる、
雑種のメスで、獣医さんには三毛猫の成りそこないと言われたらしい。
大きくなった今では、しっかり田舎の我が家の一員となっている。
その迷彩色を生かした名ハンターで、ねずみや小鳥、とかけや蛙、バッタなどの
獲物を捕らえては持ち帰り自慢げに見せてくれることも度々.....。




近所には飼い猫や野良猫を含め四、五匹いるがお互いの縄張りははほぼ決まっているが、
時々唸り声をあげながら追っかけあっている。
夏ごろからほぼ毎日やって来るのは、真黒の野良猫の子供でクロと呼んでいる、一匹だけなので誰かに捨てられたのだろう。
近くの林道に空き缶や大型ゴミを、犬やうさぎや鶏などの小動物を、遠くから車で捨てに来る人がいるので困ったものだ!!