おやじのこだわり田舎暮らし

自然にやさしく 美味しく安心して食べられる作物作りと スローライフな田舎の生活を楽しむ。

故郷の川にはオオサンショウウオもいる

2007-10-27 21:11:53 | 田舎の風景
我が故郷の川には、オオサンショウウオが棲んでいる。
オオサンショウウオは世界最大の両生類で、三千万年前から進化せず生きている化石とも言われ、日本が世界に誇れる生き物である。
日本では岐阜県以西に生息し、特に中国山地に多くハンザキと呼ばれ親しまれ、半分に裂いても生きているとか、大きく口をひらいたとき半分に裂いたように見えるからかとも言われている。
寿命は百年以上とされているがよく判らなく、体長も最大 1.6M位になる物があるらしい。
行動は夜行性でゆっくりしているが、水中では意外と素早く、魚の他沢蟹、カエル、ヘビやネズミ等を大きな口で一気に丸呑みするらしい。

我が家の近くの榎谷と呼ばれる谷には、昔からかなり生息していて、貴重なタンパク源として食用にされ、精力剤として生まれたての稚魚は生で丸呑みされたことも聞いている。

谷から大水で流され、川岸の深い淀みの抉れた穴などに、川の主として棲みつき1m近いものが何匹も確認されている。




前回紹介した友達のカニ籠にカニと一緒に入ってた、体長約50cmのオオサンショウウオ




国の特別天然記念物に指定されているにしては、その保護と関心はうすく、
川も治水対策、護岸工事と称してコンクリートで固められ彼らにも棲みにくくなってる。仲間の多く棲むという、水のきれいな谷川に放してやった。




川カニ漁

2007-10-20 09:06:33 | 田舎の風景
当地では毎年10月10日に、川カニ漁が解禁になる。
川カニはモクズカニ 又はモズクカニ とも呼ばれ、挟みに藻のような毛が密集しているのが特徴である。
このカニは秋になると、繁殖活動のため川を下り、汽水域で孵化した稚カニが川を上るりしいが、最近では養殖したものを放流している。

カニ漁は瀬に設けた伝統的な待ち受け籠や、最近は魚のアラ等の餌を入れたカニ籠を用いる。




モズクカニ の雄と雌の判別は、前者は挟みの毛が多いし腹の袴と呼ばれる部分が尖っていて小さい。




食べ方はそのまま蒸すか湯がくか、串刺しで焼いたりするが、有名な上海蟹と同種でもあり大変美味しいものである。
又すりこ木や木槌で殻ごと砕いて、カニ団子にしたり味噌汁の出汁としてもよい。
秋から冬、川のある田舎での懐かしい味である。


今年も酒祭り

2007-10-16 07:38:31 | 行事
今年も日曜日、西条の酒まつり を楽しんできた。

年々参加者が増えてきて酒蔵にも、お酒好きの外国人も目立つようになっている。
初日だけで、14万人の人出があったらしく、普段静かな街も賑やかなこと。




酒ひろばには、全国から集めた過去最高の923銘柄を飲み較べられるが、人気の銘柄の前には行列が出来て無くなるのも早い。




広場では各グループ共シート等を敷き、座り込んで楽しくやっている。
広大キャンバスが近く、若い男女も多く国際色も豊か。
人間観察に絶好の場でもある。






菰編み

2007-10-13 20:42:02 | 農業
友人の納屋の奥に、昔に使われていた菰編み機を見つけた。
不足していた部品は、古い記憶を頼りに山の木を切り削って作る。




編み紐は、コンバイン用の麻紐を使い、材料は丈の長い古代米糯藁で菰編み に挑戦してみた。
稲藁を乗せ紐を前後に交差させながら編んでいくので手間はかかるが、菰らしいものは出来上がる。

昔の人は農閑期にラジオを聞きながら、菰や筵をこのようにして時間をかけ編んでいたのだろう。

私も農繁期が終われば、時間が出来るので、他の稲藁細工を使った俵なども作ってみるつもり。




出来上がったは、ブドウの木に害虫対策としての、バンド誘殺として巻きつける。
11月下旬には、寒くなり中に集まってくるコナカイガラムシ等を集めて焼く。
又寒の時期の、防寒用にも使用するつもり。





天日干しのお米

2007-10-06 22:07:46 | 農業
天日干し米は甘く美味しいといわれ、手間はかかるが自家用米として、最近またあちこちで、昔ながらのその櫨干しの風景が、あちこちで見られるようになってきた。

一般の農家ではコンバインを用い、稲刈りと脱穀を同時に行い、灯油を使用した機械乾燥するが、天日干しにこだわる農家ではバインダーで稲を刈り取り、に掛け天日にて約二週間ぐらいかけ自然乾燥する。




脱穀はハーベスターという、自走式の脱穀機を用い行うが、私も最近中古の稲藁カッター付のを購入、今年から使用している。




天日干し米と一般米とでは、発芽玄米炊飯してみると発芽率に差があるのだろうか、よく判るようである。