http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=172795
2009年12月30日配信
記事の紹介(抄出)です。
BRICSロシア=プーチン首相、ロシアへの投機マネー流入を減らすための措置を検討
2009/12/30 11:38
複数のメディアによると、ロシアのプーチン首相が29日、同国への投機マネーの流入を減らすための措置を検討していると発言。外国為替市場ではドル買い・ルーブル売りが進んだ。
ロイター通信が伝えたところでは、プーチン首相は記者団に対し「経済が多様化するにつれて変動相場制への移行を進めるが、投機資金を支援する状況を取り除くようにしなければならない」と発言した。また、管理為替制度からの脱却は緩やかなものとなるとの見通しを示したという。
足元では、ロシアに投資マネーが還流しつつある。21日にはスタンダード・アンド・プアーズがロシアの債務格付けに関する見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げ。原油価格の上昇もあってロシア株式市場の主要指数は戻り歩調をたどっている。
しかし、ロシア当局は投機マネーの流入に警戒感を募らせている。今回のプーチン氏の発言に先立つ形で、ロシア中銀は25日に0.25%の利下げを決定。政策金利を過去最低の8.75%としたが、利下げの目的はルーブルに絡んだ投機的取引の抑制と与信環境の改善とされていた。
提供:モーニングスター社
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