http://www.jiji.com/jc/zc?k=201001/2010010700593
2010年01月07日配信
記事の紹介(抄出)です。
<SCRIPT language=JavaScript>CM8ShowAd("Text36")</SCRIPT> <STYLE type=text/css></STYLE><LINK rev=made href="mailto:01/07 15:27">反捕鯨世論強まる恐れ=シー・シェパード船衝突で-豪
【シドニー時事】米反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)の妨害船「アディ・ギル号」が南極海で日本の調査船と衝突し大破した出来事により、オーストラリアで反捕鯨世論が一段と強まる恐れが指摘されている。豪州ではSS寄りの報道が目立つ中、豪政府は7日、衝突状況などについて調査する方針を明らかにした。
全国紙のオーストラリアンは、豪海軍の保護を求めているというSSの主張を中心に報道。シドニー・モーニング・ヘラルド紙は、東京発の記事で日本側の説明も掲載し中立的な扱いだが、大衆紙のデーリー・テレグラフは「戦争だ」とあおった。豪野党などからは、状況監視のため政府の船を派遣すべきだとの声も上がっている。
ラッド政権は、まずは事実関係の把握に努めるとの慎重な対応で、事態の沈静化に努めている。アディ・ギル号の船籍国であるニュージーランドの調査にも協力するが、監視船は現時点で派遣しない方針。ギラード副首相は、調査捕鯨反対の立場を改めて示しながらも、「この問題は海での暴力では解決されない」とし、自制を訴えている。
外交問題などに詳しいオーストラリア国立大学のドナルド・ロスウェル教授は「今回の出来事が(豪州の)反捕鯨世論を強めるのは間違いない」と指摘。捕鯨問題を外交的に解決できなければ国際法廷に提訴するとこれまで国民に説明してきたラッド政権は、そろそろ厳しい決断を迫られることになろうとの見方を示している。(2010/01/07-15:27)
記事の紹介(抄出)終わりです。