俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句511「術後ひらいた掌が極月の顔撫でる」(中原徳子)

2020-12-28 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句511・触覚24・中原徳子01・2020-12-28(月)
○「術後ひらいた掌が極月の顔撫でる」(中原徳子01)
○季語(極月・暮)※【極月ごくげつ】(陰暦)十二月の呼び名。師走(しわす)。【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:作者なのか他者なのか、動作の主体は明らかではない。いずれにしても、ひらいた掌が顔を撫でたのである。生きていることを確かめるために。そのように暮れてゆく十二月もある。


中原徳子(なかはらのりこ)
○好きな一句「朱欒ざぼん人形の肉ふくらみ来」02
○季語(朱欒・晩秋)(「→週刊俳句 Haiku Weekly」より引用)

【Profile】:1958年香川県出身。東京都世田谷区在住。「からまつ」(→由利雪二主宰)同人。

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